クローバーアセットマネジメントの管理人の感想と評価

クローバーアセットマネジメントは、旧独立系投信会社である、かいたく投信、難波おふくろ投信、らくちん投信の3社が合併して誕生した独立系・直販投信の会社です。

旧3社のファンドがいずれも不人気で、純資産残高も伸びず、存続すら怪しくなったタイミングで何とか合併して、今に至ります。




その後は相変わらずの3つのファンド以外に、コドモファンドなる不思議なファンドオブファンズ方式の投資信託を組成し、今ではそちらの方がやや売れてきた状況で今に至っています。(といっても純資産で45億円程度ですが)

頑張ってはおられるのでしょうが、運営している4つのファンドはいずれもかなりの高コストファンドであり、クローバーアセットマネジメントの言う「じぶん年金」作りには本来不向きなファンドばかりです。

なまじ使命感に燃えた会社であるがゆえに、当サイトも何と指摘申し上げたらよいか、ひたすら困惑するというのが正直な気持ちです。


 


特徴①:世界中の「良いファンド」だけを集めてきてひとかたまりにするのが得意

クローバーアセットマネジメントの4つのファンドのコンセプトを一言で表現すると、世界中の「良いファンド」だけを集めてきてひとかたまりにするという表現になるでしょうか。

クローバーアセットマネジメントの社長の言葉を借りると、「ファンドオブファンズはドリームチーム」だという事です。確かに、機関投資家にしか購入できないものをファンドの中に入れて、個人投資家でも買えるようにしているという点では特徴と言えば特徴でしょうか。




それ以外にも当サイトが、アクティブファンドならばこれならおススメしても良いと判断しているようなファンドを、複数組み込んでいます。

ひふみ投信とかSBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ、あるいは特にお勧めしていないものとしてはさわかみファンドザ・2020ビジョンなどが入っています。)

まさしくそういう意味では「ドリームチーム」と言えなくもありません。ただしひとまとめにするにはコストがかかり、その結果としてクローバーアセットマネジメントの運用するファンドは全て、猛烈に高い信託報酬になってしまっています。

ここまでコストが高いと、運用が長くなればなるほど元本が目減りしてゆく方向に力が働くので、それに打ち勝って好成績を残せるかがカギとなります。

しかしながら果たして本当に好成績なのかどうか、いずれのファンドもベンチマークや参考指数が設定されていないので、買う側は全く評価ができないのが大きな欠点と言えます。

そいう言ったコストや運用目標面での欠点を認めつつ、クローバーアセットマネジメントの運用理念が好きなんだという人は、まあお付き合いしても良い会社かもしれません。


特徴②:直販型ファンドである

一般に投資信託は、銀行や証券会社を通じて販売されます。となると、どうしても販売側の意向が強く反映されたファンドが多くなってしまいます。

売る側が利益を得られるファンドと言えば、当サイトが最も忌み嫌う、「ノーロードでなくて(つまり販売手数料を徴収する)、かつ信託報酬の高い」ファンドです。

その点、クローバーアセットマネジメントはどの金融機関の系列にも所属していないので、他の直販投信会社と同様、すべてノーロードで直接販売しています。しかし既に書いた通り、信託報酬が非常に高い点には注意が必要です。

証券会社などを通さない直接販売(つまり直販)なので、運用する人と顧客がダイレクトにつながる機会が多いのが特徴です。クローバーアセットマネジメントのセミナーに参加すれば、社長やファンドマネジャーなどと直接会話する機会に恵まれます。

投資についての不安を打ち明けることもできますし、解決策を提示してくれるかもしれません。大きな市場の変動があった時などは運用会社からのメッセージが早くに届いて、だいぶ心を落ち着かせて投資を続けることができるかもしれません。

このあたりはセゾン投信など、直販型投信会社の大きな特徴と言えそうです。


特徴③:4つの投資信託を運用・販売している

上記までの説明を踏まえたうえで、以下の4つの直販型ファンドの詳細について、確認してみて下さい。グラフの上段が資産配分比率で、下段が組み込んでいるファンドとその比率です。

個人的な感想で書かせてもらうと、なかなかこのアセットアロケーションで投資をしたいと感じる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。具体的な点については、各ファンドのページの管理人の感想欄をお読みください。

ファンド名(カッコ内は税抜きの信託報酬)赤字は各ファンドのキャッチコピー
コドモファンド(1.70%±0.25%)変幻自在ずーっとおまかせ
かいたくファンド(1.60%±0.2%)たっぷりと海外投資
らくちんファンド(1.60%±0.3%)国内外にベストバランス
浪花おふくろファンド(1.65%±0.25%)しっかりどっしり長期運用


上記の4つのファンドから、自分に合ったものをいったいどうやって選べば良いのかまる1日考えてみましたが、全く何も、良い方法は思いつきませんでした。

おそらく投資信託に詳しくない人ならば、「今まではどれが一番成績が良かったのですか?」と素朴な疑問を持って、その結果に従ってファンド選びをしそうなので、過去3年の運用成績を比較してみました。

もちろん、資産配分が異なるファンド同士で比較しても全く無意味であり、その無意味さをむなしいと思いつつも、強引に比較しています。

(それらのファンドと同じように、ドリームチーム的なコンセプトのセゾン資産形成の達人ファンド(信託報酬1.35%±0.2%)も、あわせて表示しています)




結果は、日本株の比率が高いとリターンが大きいとか小さいとか、何か傾向のようなものが見えるかと思ったのとは逆で、以外にもどのファンドも同じような基準価額の推移でした。

だとしたら、「適当でいいから好きなの選んじゃえばいいじゃん??」という選び方で良いかもしれません・笑。過去3年のシャープレシオとか標準偏差とか、ほとんど変わらないんですよね。私としては、余計に困惑しました・笑。

運用成績などに違いが見られないならば、よりコストが安いセゾン資産形成の達人ファンドで良いと思いますし、あっと、そんなこと言ったらクローバーアセットマネジメントが困ってしまうので、コドモファンドあたりでいいんじゃないでしょうかね?(もう適当)

いやでも、日本株に7割以上も投資しているとなると実質的には日本株だけに投資しているのと変わりがない成績になると思いますし、だったら普通にひふみ投信1本で良いのではないでしょうか。ほれ、過去のリターンを見てみると、ぶっちぎりでコドモファンドより良いですし。




まあ念のために、ドリームチームでありプライベートバンクなコドモファンドが、ハイクオリティであることを証明するために、大した運用などやっていない日本株インデックスファンド、ニッセイ日経225インデックスファンドと比べておきましょう・・・。

と、・・・・え??ま、マジですか???過去3年間、ほとんどの期間において、信託報酬がわずか0.25%しか取られない日本株インデックスファンドのほうが、コドモファンドよりも優秀な成績を収めているなんて!!

うーむ・・・・。これはどう説明したらよいのでしょうかね。。。投資においては、ドリームなどよりもベンチマークが必要なのだという事だと私は思います。

そしてコスト。コドモファンドは過去3年で、コストだけで5%ものリターンを押し下げています。片や日本株インデックスファンドは0.75%の下落圧力がかかるだけです。

そいういった点を総合的に考えると、(実はセゾンのファンドも含めて)、クローバーアセットマネジメントの取り扱いファンドは魅力に大いにかけると言わざるを得ません。

もちろん、四つ葉のクローバーが好きとか、合理性以外の部分でクローバーアセットマネジメントがお好きなのであれば、4つのファンドからどれかお好みのものをセレクトすれば良いでしょう。


クローバーアセットマネジメントの公式ホームページ


 


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