DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)・・・成績イマイチ

DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)は、名称にDCと付く通り、確定拠出年金を利用している人が買い付ける事ができる投資信託です。大和証券のiDeCoりそな銀行のiDeCoなどで買い付けできます。

日本を含む先進国の株式(一部、新興国株も含まれる)、及び債券に分散して投資するバランス型のアクティブファンドとなります。資産配分比率の違いにより、以下の3つがあります。

・DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽/安定コース)
・DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽/6分散コース)
・DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽/成長コース)


DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)


投資対象の8つのマザーファンドは、日本債券と先進国債券のみインデックスファンドで、その他の資産クラスは全てアクティブファンドです。信託報酬も高く、確定拠出年金のような超長期で利用するような口座で買い求める性質のものとは言えません。


(2018年11月8日追加)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)の基本的情報

このファンドの基本情報

購入単位:1円以上1円単位。
信託報酬と純資産総額

ファンドの種類 税抜き信託報酬 純資産総額
DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽/安定コース) 0.9% 36億円
DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽/6分散コース) 1.05% 44億円
DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽/成長コース) 1.2% 45億円

信託財産留保額:なし
決算:年1回(1月10日)
償還日:無期限(2006年1月12日設定)
運用:大和証券投資信託委託株式会社
為替ヘッジ:なし


このファンドのポートフォリオ

資産配分比率:マザーファンドとベンチマークは以下の通り。資産配分比率は次の項参照。

組入資産(マザーファンド) ベンチマークあるいは参考指数 種別
ダイワ好配当日本株マザーファンド TOPIX アクティブ
ダイワ北米好配当株マザーファンド MSCIノースアメリカ指数(配当込み) アクティブ
ダイワ欧州好配当株マザーファンド MSCIヨーロッパ指数(配当込み) アクティブ
ダイワ・アジア・オセアニア好配当株マザーファンド MSCIパシフィック指数(除く日本、配当込み) アクティブ
ダイワJ-REITアクティブ・ マザーファンド
東証REIT指数(配当込み)
アクティブ
ダイワ・グローバルREIT・マザーファンド
S&P先進国REIT指数(除く日本)
アクティブ
ダイワ日本債券インデックスマザーファンド(BPI) NOMURA-BPI総合 インデックス
外国債券インデックスマザーファンド FTSE世界国債インデックス(除く日本) インデックス



DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)、管理人の感想と評価

3つのファンドのポートフォリオについて

DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)のポートフォリオは、以下の通りとなります。3種類あり、リスク許容度の低い人向けの「安定コース」、中程度の「6分散コース」、そしてリスク許容度の高い人向けの「成長コース」があります。

ご自身のリスク許容度がどの程度なのかは、出来ればアセットアロケーションの決め方のページを見て頂いて、割合キッチリと考えて頂きたいのですが、「とてもそんな面倒な事はできん」という人は、10代の若き女性からのリスク許容度の質問のページをご覧いただいて、簡易的でも良いので、必ず投資の前にチェックするようにして下さい

とはいえ、そんなチェックをしたとしても、本ファンドは長期投資に耐えうるものではないので、買う必要がありません。それについては、次の項に記します。まず、本ファンド群のポートフォリオから。以下をご確認ください。


●安定コースのポートフォリオ

安定コースは、リスク許容度が低い人向けです。安全資産である債券の割合が全体の半分を占め、3つの中では最も値動きがマイルドです。ただし、値動きの大きなリートや株式が半分ありますし、為替変動を受ける海外への投資比率も半分ありますので、非常に安定的という訳ではありません。思ったよりも変動が大きいという感想を抱くかもしれません。

DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)安定コース


●6分散コースのポートフォリオ

上記よりも債券の比率を落としてやり、各資産クラスを均等に割り振っているのが特徴です。海外と国内の比率は、安定コース、成長コース共に50:50なのですね。

DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)では中間的な位置付けとはなりますが、リートや株への投資割合が7割近くに達しますので、決して「中間的」とは言えないと思います。むしろ、やや積極的にリスクを取りに行っている印象です。

DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)6分散コース


●成長コースのポートフォリオ

ハイリターンを狙うポートフォリオなので、成長型を銘打っています。リスク資産の割合が9割ですから、まさに成長型ですね。株価の大きな変動にさらされてもへっちゃらだというような人だけが、このタイプを選択してもOKです。

DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)成長コース


以上の3つのコースのリスクとリターンの関係を分かりやすく示すために、以下の通り、それぞれの運用成績を重ねてみました。

DCダイワ・ワールドアセットの安定コース、成長コース、6分散コースのリターン比較


安定コースは相対的にローリスクローリターン、成長コースは相対的にハイリスクハイリターンとなっている事が分かります。(あくまでも3つ並べて相対的と言っているだけであり、安定コースがローリスクローリターンとは言い難いと思います。)

ただし、リターンに目がくらんで、それでファンド選びをしてはいけません。投資家が相場から退場する時は、100%リスクの取りすぎで相場に敗北するのが理由だからです。

従って、どの程度の価格の変動を許容できるのか、よく考えてください。市場が暴落してそこから逃げ出すような過剰なリスクを、無謀に取る事は絶対に避けましょう。



アクティブファンドなのに、リターンは運用目標を下回る

上記のようなポートフォリオを持って、中長期的にベンチマークや参考指数を上回る成果を出すのが、アクティブファンドの使命です。そうでなければ、約1%前後にもなる高い信託報酬を支払う意味がありません。

では、DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)は、参考指数に対して勝利しているのか敗北しているのか、一体どちらなのでしょうか。

実は、このファンドはケシカラン事に、設定来での参考指数とのリターンの比較を掲載していません。以下のように、わずかに直近5年間だけしか提示していません。

DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)の参考指数とリターンの比較
(6資産コースのみ掲載しますが、残りの2コースも同様の成績です。)


これでは一体、ファンドの運用の腕が良いのかどうか、全く判断できません。非常に成績が良い場合は、言われなくても自慢げに設定来の成績を誇るものですが、そういう表示が無いという事は、長期でリターンが優れないという証なのではないかと思います。

5年間でのリターンの比較を見てみると、参考指数に負けているのは明らかですから、アクティブファンドとしては明確に悪いファンドであると言えます。恐らく、設定来でも同じような成績しか残せていないのでしょう。


DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)の代替え対象は?

DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)のがダメファンドなのは理解できたけれども、では何を選べば良いのか、困惑してしまう人もいらっしゃるでしょう。

大和証券のiDeCoを利用している人は、残念ながら口座内にバランスファンドは他に無いので、個別のファンドをご自身のリスク許容度に応じて、複数を買い付けるしかありません。

一方で、りそな銀行のiDeCoでは、同じ運用会社がバランス型のインデックスファンドを用意してくれています。ダイワ・ライフ・バランスというファンドで、リスク許容度別に3つのコースを用意してくれています。それらを選べばOKでしょう。

コスト的にもおおよそ0.2%に過ぎず、DCダイワ・ワールドアセット(愛称:六つの羽)に対して、実に8割引きのバーゲンセール状態です。

超長期での投資の場合、例えば信託報酬の差が0.8%も有ったとしたら、仮に30年間の投資の累積で、投資元本の24%もの多大な金額が、金融機関にコストとして抜き取られます。

抜き取った上で、本ファンドのように目標に達しない成績しか残せない可能性が強いのがアクティブファンドですから、だったら最初から超低コストのインデックスファンドを選んでおけば間違いなしという事になります。

ただし、何度も言うようですが、ご自身のリスク許容度を超えた投資は慎んでください。途中で相場から退場したら、インデックスファンドもアクティブファンドも、そんなものは関係なくなるほど大きく損失が発生しますので。



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個人型のiDeCo口座は様々な金融機関で開くことができますが、ファンドラインナップや口座管理手数料を考えると、次の5社がベストです。

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