DIAM新興市場日本株ファンド・・・アベノミクス以降の成績が良好

DIAM新興市場日本株ファンドは、新興市場ジャスダックや東証マザーズに上場されている中小型株に対して投資を行うアクティブファンドです。

2007年11月29日より運用されており、当初は小型株など鳴かず飛ばずだったのですが、アベノミクス以降は小型株がぶっ飛んで上昇しており、その恩恵を最大限に受け取ったファンドと言えましょう。

DIAM新興市場日本株ファンド


信託報酬が年1.52%(税抜)と高コストで、ベンチマークも無いのですが、過去5年で見てみると明らかにジャスダック指数や東証マザーズ指数を上回る運用成績となっており、最近は非常に人気の高いファンドとなっています。

(2016年6月30日)


 


DIAM新興市場日本株ファンドの特徴や基本情報

・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券にて最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率1.52%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算:年1回(4月17日)
・資産配分比率:市場別構成比率は以下の通りです。半数をジャスダックや東証マザーズに、残りを東証二部などに投資しています。一部、株式先物にも投資しています。

DIAM新興市場日本株ファンドのポートフォリオ構成


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

DIAM新興市場日本株ファンドの組み入れ上位10銘柄

・償還日:無期限
・運用会社:アセットマネジメントONE
・為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)



DIAM新興市場日本株ファンド、管理人の感想や評価

ジャスダックや東証マザーズを大きく上回る運用成績

DIAM新興市場日本株ファンドは中小型株全体に、市場を横断する形で投資するため、適切なベンチマークや参考指数がありません。そのため、ファンドの性格を考えて、ジャスダックや東証マザーズに対して運用成績がどのように推移しているのかをチェックしてみました。

まず、下記は5年間のリターンです。青色の線がDIAM新興市場日本株ファンドで、オレンジがジャスダック、参考までに緑色にTOPIX、赤線ひふみ投信を比較しています。DIAM新興市場日本株ファンドは全てに対して大幅に超過するリターンを上げています。

DIAM新興市場日本株ファンドとジャスダック指数との比較


東証マザーズに対してはどうでしょうか。下記は過去5年のマザーズとジャスダックの指数の比較です。青色がマザーズ指数ですが、おおむねジャスダックと同じ値動きとなっているのが分かります。

DIAM新興市場日本株ファンドとマザーズ指数との比較の参考


となると、DIAM新興市場日本株ファンドはジャスダックや東証マザーズよりも非常に優れたリターンをたたき出しており、日本株ファンドとしてはひふみ投信をも上回る、かなりの腕前なのではないかと推測できます。

以上を見ると、ベンチマーク無しなのは困るものの、成績優秀で存在価値のあるおすすめのアクティブファンドに認定してもよさそうです。

なお、新興市場株、あるいは中小型株メインで投資をする存在価値価値のあるアクティブファンド同士、過去3年のリターンを比べてみましょう。(カッコ内は税抜き信託報酬)

ひふみ投信(0.98%)
SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)(1.70%)
スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド(愛称:ライジング・サン)(同)

存在価値のある他のアクティブファンドとDIAM新興市場日本株ファンドのリターンを比較


極めて良好な運用成績であったことが分かりますね。ただし、価格の変動が極めて大きいことも見て取れます。2015年夏、2016年冒頭の急落相場の時の価格の下げは、どのファンドよりもきついです。

イギリスのEU離脱ショックの際の値動きも、他のファンドよりも1.5倍くらい下げていますから、この大きな価格変動に耐えられる人向けのファンドともいえそうです。

なお、今までジャスダックや東証マザーズに大して大きく勝っているからと言って、今後も同様に優秀な成績を収められるかは分かりません。ファンドマネージャーの腕前次第で、それは個人投資家がコントロールできるものではありませんから、過度な期待は禁物です。


実質コストが年2.119%(税込)と高コスト

リターンはともかくとして、信託報酬が年1.52%(税抜)と高いことは問題です。運用報告書に記載されている、1万口当たりの費用明細を見てみると、実質コストが年2.119%(税込)もかかっています。

DIAM新興市場日本株ファンドの実質コスト


例えば、投資の中心に据えるべきインデックスファンド、<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド(信託報酬0.29%(税抜))のような超低コスト投信がある中、毎年1%以上のコスト差を跳ね除けて今後も優秀なリターンを上げ続けるのは大変な事です。

今のところは高いコストを支払っても、圧倒的にTOPIXインデックスファンドよりも良好な成績ではありますが、相場が逆回転したら新興市場株などは仰天するほど暴落しますので、DIAM新興市場日本株ファンドに集中投資するような真似は止めましょう。

アセットアロケーションの日本株式部分には、日本株式市場に幅広く投資できるTOPIXインデックスファンドをメインとし、本ファンドのようなアクティブファンドはアクセントとして、資金のほんの一部にしておくのが良いでしょう。

⇒参考:おすすめのインデックスファンドの一覧ページ


インデックス投資以外で当ファンドを買っている人は・・・

ところで現在、DIAM新興市場日本株ファンドの人気がかなり高いようです。ネット証券でも注目されているファンドです。

しかしインデックス投資、あるいは分かり安い表現でいうと国際分散投資の一環として当ファンドを購入している人以外は、DIAM新興市場日本株ファンドを安いところで購入して高値で売り抜けようと目論んでいるのだと思います。

この場合、極めて重要なのが、売買タイミングです。いったいこのファンドをいつ購入して、どうなったら売却するのか、大変難しい判断が迫られます。

新興市場の株式投資はギャンブル


過去のリターンが良いからと言ってそれだけで買ってしまうと、もしかしたら高値掴みしかねません。暴落を待って買うと言っても、新興市場が本当に暴落したら想像以上の損失が広がるはずです。

基本的に株式投資の世界では、新興市場の小型株に投資をするのは、かなり洗練されたテクニックを持つ投資の上級者に限られます。

まるでギャンブルのような趣もありますので、当ファンドの購入を検討される場合も、くれぐれも数十万、数百万単位のお金を突っ込まないようにするのが良いでしょう。それがこのページをご覧になっている、あなたの身のためです。


DIAM新興市場日本株ファンドの購入先

DIAM新興市場日本株ファンドは、以下の証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券マネックス証券


証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
徹底的にコストにこだわるなら、断然、 SBI証券を選ぶと良いでしょう。


 

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