eMAXIS バランス(波乗り型)・・・アピールポイントが裏目に出ている

eMAXIS バランス(波乗り型)は、8資産(国内外の株式、債券、REIT)に投資するバランス型インデックスファンドです。資産配分比率が一定のeMAXIS バランス(8資産均等型)と共に2011年11月より運用が開始された、eMAXISインデックスシリーズのファンドです。

参考指数は、8資産(国内外の株式、債券、REIT)に12.5%ずつ均等に投資した場合の合成指数になります。

eMAXIS バランス(波乗り型)


直近に良好な運用成績を記録した資産は、一定期間好調なパフォーマンスが継続する」という仮定を基に、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券について過去の運用成績が良い資産の投資比率を上げていく、トレンドフォロー戦略を採用していることが特徴です。

しかしながら、「波乗り型」という名称を付けたことが恥ずかしくなるようなリターンであり、このようなアクティブファンドもどきのインデックスファンドを買う必要はありません。


(2018年8月16日更新)・・・以降、気が付いたら本ページを更新しますが、最新情報を確認したいという人がおられたら、管理人までお知らせください。更新作業を致します。


 


eMAXIS バランス(波乗り型)の基本的な情報

このファンドの基本情報

購入単位楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率0.50%(税抜)(純資産が500億円未満時)
 純資産が500億円以上1000億円未満部分は0.48%、1000億円以上の部分は0.46%です。
信託財産留保額:0.15%
決算:年1回(1月26日)
償還日:無期限
運用:三菱UFJ投信株式会社
為替ヘッジ:なし


このファンドの資産配分比率など

8資産を下記の基本投資割合で分散投資し、うち30%をトレンドフォロー戦略として、「国内株式、先進国株式、新興国株式および国内債券」について過去25日間で成績が良いものを重点的に組入れています。

eMAXIS バランス(波乗り型)の基本投資割合


以下は、各資産クラスの組み入れ比率です。トレンドフォロー戦略の対象の主要4資産については、前回2014年に本ファンドのチェックをした時と比べて、大幅に比率が異なっています。

eMAXIS バランス(波乗り型)の組入資産と構成比率(2018年7月31日時点)
組入資産(マザーファンド) マザーファンドのベンチマーク  トレンドフォロー戦略対象  組入比率
2014年 2018年
 国内株式 TOPIX 対象   29.46% 4.3%
 国内債券 NOMURA-BPI総合 対象   2.5% 10.95%
 先進国株式 MSCI コクサイ・インデックス 対象   4.29% 25.75%
 新興国株式 MSCI エマージング・マーケット・インデックス 対象   9.09% 4.35%
 先進国債券 FTSE世界国債インデックス(除く日本)  12.46% 12.45%
 新興国債券 JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファ イド  12.46% 12.57%
 日本リート 東証REIT指数(配当込み)  12.62% 12.57%
 海外リート S&P先進国REITインデックス(除く日本)(配当込み)  12.54% 12.45%
短期金融資産  -  4.59% 4.6%



eMAXIS バランス(波乗り型)、管理人の感想と評価

逆張りではなくて順張り的な手法を取り入れたファンド

基本配分が完全に固定ではなく、内30%については国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券のうち、直近の成績が良かった資産クラスを多めに保有する、機動的な配分戦略を取る珍しいファンドです

「直近に良好な運用成績を記録した資産は、一定期間好調なパフォーマンスが継続する」という仮定のもとで行う、トレンドフォロー戦略に共感できる人に向いているファンドです。

トレンドフォロー戦略による国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券4資産クラスの直近1年の組入比率推移は以下の通りです。

eMAXIS バランス(波乗り型)のトレンドフォロー戦略4資産の組入比率推移(直近1年)


現在は先進国株式を大きく上げており、逆に国内株式と新興国株式比率をかなり引き下げていますが、2017年の後半などはその逆で、国内株の比率が非常に高い時期もありました。

eMAXIS バランス(8資産均等型) のような資産配分比率が固定のファンドは、自動的に、下落している資産を多めに購入する逆張りスタンスになりますが、本ファンドの場合、トレンドフォロー戦略対象の4資産クラスについては「順張り」のスタンスになります。

私は、配分比率は固定の方が、割安な資産クラスをたくさん購入できることが出来て、長期投資においては理にかなっていると思っているため、 eMAXIS バランス(8資産均等型)の方が好みですね。

(トレンドを追いかける順張りの投資手法は、どちらかというと短期売買に向いているのではないかと思います。長期投資の場合は割安時にたくさん買うので逆張りですね。)


その順張りが機能しているとは思えない運用成績

それでは、そのトレンドフォローがきちんと機能して、より高いリターンを上げる事が出来ているのかどうか、過去の運用成績を確認してみましょう。

eMAXIS バランス(波乗り型)と、通常の8資産均等型のリターン比較


ご覧の通り、ほぼ一貫してeMAXIS バランス(波乗り型)のほうが、運用成績が悪いです。波乗り型と称していますが、むしろ波に乗れていないとしか思えません。

こんな事をやっていては、せっかくのインデックスファンドがアクティブファンドになってしまうという事であり、「アクティブファンドの大半はインデックスファンドに勝てない」という原理原則が見事に適用になって、自らリターンを落としているようなものです。

なお、もしもあなたが8資産均等タイプのバランスファンドを利用したいという事であれば、今ならば更に低コストのeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)(信託報酬0.159%)が存在しますので、これに投資するスタンスでよろしいでしょう。



eMAXIS バランス(波乗り型)の購入先

eMAXIS バランス(波乗り型)をノーロードで購入できる銀行や証券会社は下記の通りです。

SBI証券楽天証券マネックス証券カブドットコム証券岡三オンライン証券野村ネット&コール、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ信託銀行、三菱東京UFJ銀行、ジャパンネット銀行


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