eMAXIS 新興国リートインデックス・・・新興国REITはこれで決まり

eMAXIS 新興国リートインデックスは、S&P新興国リートインデックス(配当込み)をベンチマークとする新興国REITに投資できるインデックスファンドです。

新興国のREIT(不動産投資信託)に分散投資できる日本初のインデックスファンドとして、eMAXISインデックスシリーズに2013年11月18日より追加され、運用されています。

eMAXIS 新興国リートインデックス


新興国の不動産に投資したい場合は、現時点においては、ほぼこの投資信託を選ぶ事で決まりだと感じます。ただし、本ページに記載した理由から、敢えて大きく投資するような対象でもないとも言えます。資産を突っ込み過ぎないように、注意しましょう。


(2019年3月30日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


eMAXIS 新興国リートインデックスの基本的情報

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券等主要ネット証券では100円より購入可能。
信託報酬 年率0.60%(税抜)(純資産が500億円未満時)・・・受益者還元型報酬として、純資産が500億円以上1000億円未満部分は0.58%、1000億円以上の部分は0.56%
信託財産留保額 0.3%
運用期間 無期限
決算 年1回(1月26日)。設定来一度も分配金を出さず、効率的に運用できています。
運用会社 三菱UFJ国際投信株式会社
為替ヘッジ なし

「新興国リートインデックスマザーファンド」にファミリーファンド方式で投資しています。

eMAXIS 新興国リートインデックス ファミリーファンド方式構造


このファンドのポートフォリオなど

南アフリカ、メキシコ、タイ、マレーシア、トルコ、ギリシャの6ヶ国のREIT計37銘柄に投資(2019年2月28日時点)。国別構成比率は以下の通りです。

eMAXIS 新興国リートインデックス 国別組入比率
投資国 比率
 南アフリカ  54.6%
 メキシコ  23.3%
 タイ  10.4%
 マレーシア  7.1%
 トルコ  1.9%
 ギリシャ  1.5%


業種別構成比率は以下の通りです。

eMAXIS 新興国リートインデックス 業種別構成比率
投資国 比率
 各種・分散投資型  62.5%
 店舗用  19.54%
 工業用  10.4%
 専門・その他投資型  3.3%
 ホテル・リゾート  1.1%
 オフィス  0.3%


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

eMAXIS 新興国リートインデックス 組入上位15銘柄の構成比率



eMAXIS 新興国リートインデックス・管理人の感想と評価

初の新興国リートインデックスファンド

国内で最初に設定された、新興国リートインデックスファンドです。eMAXIS 新興国リートインデックスは、新興国リート市場全体にこれ1本で分散投資できます

国内、先進国、新興国のそれぞれの地域に投資できる株式や債券のインデックスファンドは既にあるにも関わらず、リート(不動産投資信託)については国内リートや先進国リートファンドしかなく、新興国リートには投資できませんでした。

2014年11月28日に運用が開始された、本ファンドとベンチマークや信託報酬とも同一のSMT 新興国REITインデックス・オープンと共に、数少ない新興国リートインデックスファンドです。


新興国リートインデックスファンドどうしのリターン比較

eMAXIS 新興国リートインデックスと、SMT 新興国REITインデックス・オープンの過去3年のリターン比較は以下の通りです。

・eMAXIS 新興国リートインデックス: -6.87%(グラフオレンジ線
・SMT 新興国REITインデックス・オープン:-7.34%(グラフ赤線

eMAXIS 新興国リートインデックスとSMT 新興国REITインデックス・オープンの過去3年のリターン比較グラフ


2つのファンドのベンチマークも信託報酬も同一ながら、過去3年の両ファンドのリターンは、eMAXIS 新興国リートインデックスの方が、SMT 新興国REITインデックス・オープンより0.47%も高いです。

ついでに言うと、SMTは純資産総額が2億円しかありません。18億円(これでも少ないが)となっているeMAXISに比べると、繰上償還のリスクさえ感じるほどです。

そのため、新興国リートインデックスファンドであれば、SMT 新興国REITインデックス・オープンより本ファンドを選ぶべきでしょう。


投資対象が偏っていることには注意

本ファンドのベンチマークであるS&P新興国リートインデックスは、南アフリカに約55%、メキシコに約23%と、この2ヶ国で78%を占めるという、大変偏った国別配分になっています。

そのため、特にこの2ヶ国の為替レートや政治、地政学リスクの影響を受けることには注意が必要です。新興国のリートの市場規模も、世界全体のリート市場の約4%程度しかなく、流動性も低いです。同指数が対象とするREITも計37銘柄とまだまだ少なく、分散が不十分であることには注意です。


実質コストは年0.924%(税込)と高め

2019年1月決算時の当ファンドの運用報告書記載の費用明細は、以下の通りです。実質コストは、0.924%(税込)と、やはり新興国リートは高めに諸経費がかかる事が分かります。

eMAXIS 新興国リートインデックス 1万口あたりの費用明細


このように新興国リートファンドはまだまだコストが高めですが、例えば内藤忍氏がワインファンドと共にビジネスとして勧めているインドネシアやマレーシアの、いわゆる「海外不動産投資」ツアーに出かけて行って、ろくに現物も見ずに実物不動産を買い付けるよりはよほど低コストかつリスクも小さいです。

 内藤忍と行くフィリピン不動産視察ツアーの画像
 (画像は旅行会社HISより拝借しています)


しかもファンドなのでいつでも購入、売却でき、流動性も抜群です。アジアの現物不動産投資を素人が無理に行う必要性は、このファンドの登場で無くなったとさえ言えるでしょう。

さらに言えば、eMAXIS 新興国リートインデックスはノーロード投資信託です。怪しげな不動産投資物件に高額な手数料を支払って買い付ける愚を犯すことなく、販売手数料無料でいつでもアジア不動産を好きな時に好きなように売買できるというのは、本当に素晴らしい事です。

ファンドとして保有した場合、値動き自体は新興国株式クラスよりも激しい(リスクが高い)ことが予想されます。アセットアロケーションに組み込む場合も、ほんの一部にとどめておく方が良いでしょう。

また、<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンドであれば、先進国リートはもちろん、eMAXIS 新興国リートインデックスが投資対象とする新興国のリートも幅広く投資対象としています。

従って、先進国と新興国リートには、信託報酬も年0.27%(税抜)と低い<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド1本でまとめて投資するのも良いですね。



eMAXIS 新興国リートインデックスの購入先

eMAXIS 新興国リートインデックスは、販売先に無関係にノーロードです。以下の証券会社、銀行で購入できます。

フィデリティ証券SBI証券カブドットコム証券マネックス証券楽天証券松井証券岡三オンライン証券野村證券SMBC日興証券(ダイレクトコース)立花証券ストックハウス、東洋証券、エース証券、ひろぎんウツミ屋証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券ソニー銀行、親和銀行、横浜銀行、武蔵野銀行、北海道銀行、熊本銀行、福岡銀行


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