eMAXIS Slim 先進国株式インデックス・・・驚きの超低コストと言える

eMAXIS Slim(イーマクシススリム) 先進国株式インデックスは、MSCIコクサイ インデックスベンチマークとする、先進国株式に投資できるインデックスファンドです。2017年2月27日より運用が始まりました。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス


eMAXIS Slimインデックスシリーズの大きな特徴は、信託報酬を機動的に引き下げることにあります。実際に、他社のインデックスファンドの信託報酬引下げに対抗し、本ファンドも以下のように4度も信託報酬を引き下げています。

・2017年10月2日に信託報酬を設定当初の0.20%(税抜)から0.19%に引下げ。
・2017年11月10日に信託報酬を0.189%に引下げ。
・2018年1月30日に信託報酬を0.1095%に引下げ。
・2018年7月25日に信託報酬を0.109%に引下げ。


さらに2019年6月25日に信託報酬を0.0999%に引下げると発表しており、信託報酬が最安の先進国株式ファンドの座をキープし続けています。


(2019年6月9日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの基本的情報

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券カブドットコム証券では100円より購入可能。
信託報酬 年率0.109%(税抜)(2019年6月27日より年率0.0999%(税抜)に引下げ)
純資産が500億円未満時)・・・受益者還元型信託報酬として、純資産が500億円以上1000億円未満部分は0.104%、1000億円以上の部分は0.099%です。
信託財産留保額 なし
運用期間 無期限
決算 年1回(4月25日)。過去2回の決算での分配金は出しておらず、効率的に運用されています。
運用会社 三菱UFJ国際投信株式会社
為替ヘッジ なし

外国株式インデックスマザーファンドに、ファミリーファンド方式で投資しています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス ファミリーファンド方式


このファンドのポートフォリオなど

外国株式計1314銘柄に投資(2019年4月26日時点)。組入上位10銘柄の構成比率、業種別構成比率はそれぞれ以下の通りです。約65%を米国銘柄が占めており、米国の富の多さがよくわかります。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10銘柄の構成比率、業種別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。全10銘柄ともアップルやマイクロソフト、アマゾン、フェイスブックを先頭とした米国株となっています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10銘柄の構成比率



eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、管理人の感想と評価

信託報酬を最安水準にキープし続ける先進国株式インデックスファンド

信託報酬が最安の先進国株式インデックスファンドとして高く評価できます。

元々、運用元の三菱UFJ国際投信は既存のeMAXISインデックスシリーズを運用しており、2015年秋からのインデックスファンドの超低コスト競争激化にも関わらず、そのeMAXISインデックスシリーズは一昔前の高い信託報酬のままとなっていました。

しかしその後、超低コストのeMAXIS Slimインデックスシリーズを設定し「他社類似ファンドの運用コストに注意を払い、業界最低水準の運用コストをめざして機動的に信託報酬を引き下げる」と宣言、他社の信託報酬引下げをも牽制するような思い切った戦略に出てきました。

さすがに既存のeMAXIS 先進国株式インデックス(信託報酬0.60%)の信託報酬引下げはできなかったようで、本ファンドもeMAXIS 先進国株式インデックスが投資するマザーファンドに投資する形の、新規のファンドとして設定されました。

ただし、eMAXISインデックスシリーズ内に、信託報酬が違うだけで同一のマザーファンドに投資する先進国株式インデックスファンドが2つできる事になり、信託報酬0.60%のeMAXIS 先進国株式インデックスは利用価値が低くなりましたね。

もちろん「eMAXIS Slim」はネット証券でしか買えないので、地方銀行などでは従来同様、eMAXISインデックスシリーズを買うしかありません。しかし、それは同一品質のものを高値で買う事を意味するので、検討し直したほうが良いと思います。

投信ブロガーがあくまで投資家目線で選ぶ、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」でもeMAXIS Slim 先進国株式インデックスが見事1位に選ばれています。

従来のeMAXIS 先進国株式インデックスに投資している人がおられたら、証券会社を変更してでも、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスに投資先を変更することが望ましいです。

と言っても、既に保有している分まで売却して乗り換えてしまうと、売却益に20%強の税金がかかりますので、新規に買い付ける場合に限定となります。

特定口座で、従来のeMAXIS 先進国株式インデックスを買っていて、それがマイナス損益であれば一括で売却して変更しても税金は取られませんので、その時は唯一の乗り換えタイミングとなります。

eMAXIS Slimインデックスシリーズは、「業界最低水準の運用コストをめざす」のがコンセプトのため、他社と同じ資産クラスの、「最も信託報酬の低いインデックスファンドと同一の信託報酬」をめざしています。

(資産クラスとは、先進国株とか日本株とか、あるいは先進国債券とか日本債券とかの、そういった同じ資産どうしのカテゴリーの事を言います。)

更に、他社が新規設定または既存ファンドの信託報酬引下げにより、将来、より信託報酬の低いファンドが登場しても、「業界最低水準の運用コストをめざして機動的に信託報酬を引き下げる」と謡い、信託報酬最安の座をキープする方針ですから、どのインデックスファンドを選ぶか迷った場合は、eMAXIS Slimインデックスシリーズにしておけば間違いは無いでしょう。


宣言通りに信託報酬を5度引下げて信託報酬最安の座を死守へ

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスも、設定時には先進国株式クラスの中で信託報酬が最安だった、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドと同じ信託報酬、年0.20%で運用が始まりました。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの低コスト化


実際に、iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)が2017年10月2日に信託報酬を年0.19%に引き下げると、同じ10月2日に本ファンドも信託報酬を年0.19%に引下げました。

その後、ニッセイ外国株式インデックスファンドが2017年11月21日に信託報酬を0.189%に引き下げるというプレスリリースの後の2017年11月10日に、同一の信託報酬0.189%に引き下げてきました。

また、EXE-iつみたて先進国株式ファンド(信託報酬0.1095%)が登場する事が分かった途端に、2018年1月30日より信託報酬を驚異の0.1095%(税抜)と大きく引き下げてきました。

更に、ニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬が2018年8月21日に年0.109%に引き下げられることが分かった途端に、本ファンドはそれより早い2018年7月25日に信託報酬を同じ年0.109%と引き下げることを発表し、実際に引下げました。


2019年6月25日に信託報酬を0.0999%(税抜)に引下げへ

さらに、ニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬が2019年6月27日に年0.0999%に引き下げられることが発表されると、本ファンドもすかさず、それより2日早い2019年6月25日に年0.0999%に引き下げることを発表しています。

設定以来、宣言通りに信託報酬を5回も引き下げてでも信託報酬最安の先進国株式インデックスファンドの座を死守する動きは、素晴らしいの一言です。

しかも純資産が500億円以上の部分は信託報酬0.0995%、1000億円超部分は信託報酬0.099%に低減されますから、純資産が増えたら、事実上本ファンドが最も信託報酬が安くなります。


ライバルよりトラッキングエラーの小さい優秀なインデックスファンド

本ファンドと同じ信託報酬0.109%のライバルの<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドとの過去約2年間のリターンを比較したものが以下です。

・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス:+14.02%(グラフオレンジ線
・ニッセイ外国株式インデックスファンド:+13.90%(グラフ赤線
・MSCIコクサイ インデックス(配当込み)を緑線で表しています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスと<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドとの過去2年のリターン比較


結果、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスはニッセイ外国株式インデックスファンドよりも、MSCIコクサイ インデックス(配当込み)とのリターン差(トラッキングエラー)が小さい事が分かります。

ごく一般の人は、上記のような事は特段気にする事でもありませんが、投資信託を使っての投資が異様に好きだというような奇特な人については、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスを買い付ける事がこの点においても正解だと言えます。


実質コストも低い良質の先進国株式インデックスファンド

運用報告書記載の「1万口当たりの費用明細」を見ると、運用13ヵ月(2017年2月27日~2018年4月25日)の実質コストは年0.276%(税込)となっています。 これにより、年間の実質コストは、0.276%×12/13 =約0.255%(税込)と低い事が分かります。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 運用報告書記載の「1万口当たりの費用明細」


ただ、実質コスト計算期間は信託報酬を0.109%に引下げる2018年7月25日以前であり、信託報酬が当初の0.20%だった頃も含まれるため、あくまで参考とする程度です。今後の実質コストは、実際にはもっと低くなりそうですね。

実質コストも低コストである事から、アセットアロケーションを決定した後の先進国株式部分に組み入れるファンドとしては圧倒的に最有力候補であり、先進国株式インデックスファンドの大本命と言っていいでしょう。当然、お勧めの先進国株式インデックスファンドです。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスのチャートと純資産総額


チャートを見ると、純資産総額の推移も素晴らしいとしか言えないほどの綺麗な右肩上がりです。多くの人から高い評価を獲得しており、解約する人もほとんどいない状況だと考えられます。買うならば、こういった投資信託にすると良いですね。


分配金は出ないが、欲しい人向けの対応は可能

ところで、投資信託を検討する人の一定の人(いや、多くの人かもしれません)は、分配金を目当てにしている事と思います。eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは無分配で再投資される投資信託であり、複利の力を最大限に生かすタイプです。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの分配金


もしもどうしても、このような良質の投資信託を利用して分配金のような形で毎月一定の金額を受け取りたいというニーズがある場合は、証券会社をSBI証券にすると良いでしょう。

SBI証券の「投資信託定期売却サービス」を利用すれば、毎月、ご自身の希望する一定金額だけを解約して、分配金と同じように受け取る事が出来ます。

SBI証券の投資信託定期売却サービス
(5万円と書いてあるのは、単なる例です。資金量とファンドの配当利回りなどを考えながら、ご自身で最適と思われる金額に設定してくださいね。)


ファンドの投資先の配当利回りが運用報告書等に書かれていないので、どの程度の解約金額にするのかはちょっと分かりにくいですが、直近1年間の騰落率の4%を上回らないような金額に設定すれば、タコ足分配になる恐れも低いのではないかと思います。

毎年4月25日がファンドの決算ですので、その後に発行される運用報告書を読んだり、あるいは月報を確認したりしながら、定期売却の金額を調整して、過度に分配金を受け取るような事をせず、長期間、継続して安定的に受け取れるようにするのがコツです。



eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの購入先

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは販売先に無関係にノーロードです。購入できる証券会社、銀行は下記の通りです。

フィデリティ証券SBI証券楽天証券マネックス証券カブドットコム証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)、GMOクリック証券、松井証券岡三オンライン証券岩井コスモ証券(インターネット専用)ジャパンネット銀行三菱UFJ銀行


あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


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