eMAXIS Slimインデックスシリーズ・評価とまとめ

eMAXIS Slimインデックスシリーズは、三菱UFJ国際投信が運用する既存のeMAXISインデックスシリーズに2017年2月27日に追加された、ノーロードのインデックスファンドシリーズです。

eMAXIS Slimインデックスシリーズ


eMAXIS Slimインデックスシリーズの特徴は、何といっても「他社類似ファンドの運用コストに注意を払い、業界最低水準の運用コストをめざして機動的に信託報酬を引き下げる」と宣言し、かつ実際に実践していることです。

eMAXIS Slimインデックスシリーズのラインナップと信託報酬、ベンチマークをまとめます。


(2018年2月4日更新)


 


eMAXIS Slimインデックスシリーズ 計7ファンドのラインナップ

eMAXIS Slimインデックスシリーズのラインナップと各ファンドのコスト一覧です。


ファンド 信託報酬(税抜)()は信託財産留保額 ベンチマーク  備考
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 0.159%(*)
(なし)
TOPIX eMAXIS TOPIXインデックス(信託報酬0.40%)と同じマザーファンドに投資。
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 0.159%(*)
(なし)
日経平均株価(日経225) eMAXIS 日経225インデックス(信託報酬0.40%)と同じマザーファンドに投資。
eMAXIS Slim 国内債券インデックス 0.139%(*)
(なし)
NOMURA-BPI総合 eMAXIS 国内債券インデックス(信託報酬0.40%)と同じマザーファンドに投資
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.1095%(*)
(なし)
MSCIコクサイ インデックス  eMAXIS 先進国株式インデックス(信託報酬0.60%)と同じマザーファンドに投資。
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 0.17%(*)
(なし)
シティ世界国債インデックス(除く日本) eMAXIS 先進国債券インデックス(信託報酬0.60%)と同じマザーファンドに投資
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 0.19%(*)
(なし)
MSCIエマージング・マーケット・インデックス eMAXIS 新興国株式インデックス(信託報酬0.60%)と同じマザーファンドに投資
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 0.21%(*)
(なし)
8資産の指数を均等比率で組み合わせた合成指数 eMAXIS バランス(8資産均等型)(信託報酬0.50%)と同じマザーファンドに投資
(*)純資産総額500億円以上1000億円未満部分は年0.05%、1000億円以上の部分は年0.10%分信託報酬が下がります。



eMAXIS Slimシリーズは、いずれもコスト最安レベルのインデックスファンド

eMAXIS Slimシリーズが、超低コストインデックスファンド競争に参戦

三菱UFJ国際投信は、eMAXISインデックスシリーズの信託報酬を下げず、後発のたわらノーロードシリーズニッセイインデックスシリーズiFreeインデックスシリーズ等が繰り広げる低コスト競争に参戦していませんでした。

ここにきて、信託報酬が最安だけでなく、「他社が信託報酬を下げたら後追いで同等の信託報酬に引き下げる」と強い姿勢を打ち出し、公約通り実践してきました。




コスト削減はその分確実にリターン向上につながりますので、インデックスファンドの超低コスト競争の激化は、投資家にとってうれしい限りです。eMAXIS Slimインデックスシリーズは、今後も信託報酬最安の他資産クラスのラインナップ強化にも期待しています。


信託報酬がライバルと同等かそれ以下であり続けるインデックスファンド

ラインナップは、当初は伝統的な資産クラスである日本、先進国の株式と債券の4ファンドのみのスタートでしたが、2017年5月9日よりeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)、7月31日よりeMAXIS Slim 新興国株式インデックスが追加されています。

さらに、2018年2月2日より、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)が追加されます。

今後、他社がより信託報酬の低いインデックスファンドを登場させると追随して信託報酬を引き下げるという、どこまでも強気の姿勢を打ち出しています。実際に、2017年10月2日に以下の2ファンドの信託報酬が引き下げられました。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX): 信託報酬0.18%から0.17%
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス: 信託報酬0.20%から0.19%


さらに、2017年11月10日もeMAXIS Slim 先進国債券インデックスを除く5ファンドが再度信託報酬を引き下げていますし、2018年1月30日よりeMAXIS Slim 先進国株式インデックスの信託報酬が、現在の0.189%から0.1095%に引き下げられました。

コストの事を考えると、今後はネット経由で投資信託を購入する場合は、eMAXIS Slimインデックスシリーズから購入するだけで十分だともいえます。どれがコスト最安値かなど、いちいち考えなくても済みます。


従来のeMAXISシリーズと同一マザーファンドに投資

本当は、従来のeMAXISインデックスファンドの信託報酬を引き下げるのが、既にファンドを保有している投資家にとってはベストと思います。

ただ、さすがに多くの地方銀行のインターネットでも取り扱っていることもあり、販売会社の取り分が大きく減る信託報酬引下げは見送り、eMAXIS Slimインデックスシリーズを新規に立ち上げてきました。

(地方銀行経由では相当程度売れていますので、ここを値下げすると、運用会社の三菱UFJ国際投信の利益も大きく減る事になるので、それを考えるとやむを得ないなという気にはなります。大人の事情ですね。)

既存のeMAXISインデックスシリーズの、国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、8資産均等のインデックスファンドと同じマザーファンドに投資するため、eMAXIS Slimインデックスシリーズに投資する方が、信託報酬の差の分だけリターン向上が期待できます。

しかもマザーファンドの規模が大きくなっていますから、運用が安定している点も、高い評価ですね。



eMAXIS Slimインデックスシリーズの販売会社

以下の証券会社にてノーロードで購入できます。

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