eMAXIS Slimインデックスシリーズ・評価とまとめ

eMAXIS Slimインデックスシリーズは、三菱UFJ国際投信が運用する既存のeMAXISインデックスシリーズに2017年2月27日に追加された、ノーロードのインデックスファンドシリーズです。

eMAXIS Slimインデックスシリーズ


eMAXIS Slimインデックスシリーズの特徴は、何といっても「他社類似ファンドの運用コストに注意を払い、業界最低水準の運用コストをめざして機動的に信託報酬を引き下げる」と宣言し、かつ実際に実践していることです。

eMAXIS Slimインデックスシリーズのラインナップと信託報酬、ベンチマークをまとめます。


(2019年9月10日更新)


 


eMAXIS Slimインデックスシリーズ 計11ファンドのラインナップ

eMAXIS Slimインデックスシリーズのラインナップと各ファンドのコスト一覧です。


ファンド 信託報酬(税抜)()は信託財産留保額 ベンチマーク  備考
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 0.14%(*)
(なし)
TOPIX(配当込み) eMAXIS TOPIXインデックス(信託報酬0.40%)と同じマザーファンドに投資。
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 0.14%(*)
(なし)
日経平均株価(日経225)(配当込み) eMAXIS 日経225インデックス(信託報酬0.40%)と同じマザーファンドに投資。
eMAXIS Slim 国内債券インデックス 0.12%(*)
(なし)
NOMURA-BPI総合 eMAXIS 国内債券インデックス(信託報酬0.40%)と同じマザーファンドに投資
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.0999%(*)
(なし)
MSCIコクサイ インデックス(配当込み)  eMAXIS 先進国株式インデックス(信託報酬0.60%)と同じマザーファンドに投資。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.15%(*)
(なし)
S&P500(配当込み) 信託報酬最安の米国株式インデックスファンド
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 0.14%(*)
(なし)
FTSE世界国債インデックス(除く日本) eMAXIS 先進国債券インデックス(信託報酬0.60%)と同じマザーファンドに投資
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 0.189%(*)
(なし)
MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み) eMAXIS 新興国株式インデックス(信託報酬0.60%)と同じマザーファンドに投資
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 0.12%(*)
(なし)
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み) eMAXIS 全世界株式インデックス(信託報酬0.60%)と同じマザーファンドに投資
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.12%(*)
(なし)
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み) 信託報酬最安の日本含む全世界株式インデックスファンド
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 0.14%(*)
(なし)
8資産の指数を均等比率で組み合わせた合成指数 eMAXIS バランス(8資産均等型)(信託報酬0.50%)と同じマザーファンドに投資
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) 0.12%(*)
(なし)
3資産の指数を均等比率で組み合わせた合成指数 信託報酬最安のバランスファンド
(*)純資産総額500億円以上1000億円未満部分は年0.005%、1000億円以上の部分は年0.01%分信託報酬が下がります。



eMAXIS Slimシリーズは、いずれもコスト最安レベルのインデックスファンド

eMAXIS Slimシリーズが、超低コストインデックスファンド競争に参戦

三菱UFJ国際投信は、eMAXISインデックスシリーズの信託報酬を下げず、後発のたわらノーロードシリーズニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズiFreeインデックスシリーズ等が繰り広げる低コスト競争に参戦していませんでした。

ここにきて、信託報酬が最安だけでなく、「他社が信託報酬を下げたら後追いで同等の信託報酬に引き下げる」と強い姿勢を打ち出し、公約通り実践してきました。




コスト削減はその分確実にリターン向上につながりますので、インデックスファンドの超低コスト競争の激化は、投資家にとってうれしい限りです。eMAXIS Slimインデックスシリーズは、今後も信託報酬最安の他資産クラスのラインナップ強化にも期待しています。


信託報酬がライバルと同等かそれ以下であり続けるインデックスファンド

ラインナップは、当初は伝統的な資産クラスである日本、先進国の株式と債券の4ファンドのみのスタートでしたが、2017年5月9日よりeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)、7月31日よりeMAXIS Slim 新興国株式インデックスが追加されています。

さらに、2018年2月2日より、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)が追加されました。また、2018年7月3日よりeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が、2018年10月31日よりeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が新規に追加されました。どちらも既存のeMAXISインデックスシリーズにはなかった資産クラスのインデックスファンドです。

今後、他社がより信託報酬の低いインデックスファンドを登場させると追随して信託報酬を引き下げるという、どこまでも強気の姿勢を打ち出しています。実際に、複数回の信託報酬引下げを繰り返し、2019年8月時点で設定当初からの信託報酬が以下のように引下げられています。

・eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX):信託報酬0.18%から0.14%に引下げ
・eMAXIS Slim 国内株式(日経平均):信託報酬0.159%から0.14%に引下げ
・eMAXIS Slim 国内債券インデックス:信託報酬0.14%から0.12%に引下げ
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス:信託報酬0.20%から0.0999%に引下げ
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):信託報酬0.16%から0.15%に引下げ
・eMAXIS Slim 先進国債券インデックス:信託報酬0.17%から0.14%に引下げ
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス:信託報酬0.34%から0.189%に引下げ
・eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本):信託報酬0.142%から0.12%に引下げ
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):信託報酬0.142%から0.12%に引下げ
・eMAXIS Slimバランス(8資産均等型):信託報酬0.22%から0.14%に引下げ
・eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型):信託報酬0.142%から0.12%に引下げ



コストの事を考えると、今後はネット経由で投資信託を購入する場合は、eMAXIS Slimインデックスシリーズから購入するだけで十分だともいえます。どれがコスト最安値かなど、いちいち考えなくても済みます。


従来のeMAXISシリーズと同一マザーファンドに投資

本当は、従来のeMAXISインデックスファンドの信託報酬を引き下げるのが、既にファンドを保有している投資家にとってはベストと思います。

ただ、さすがに多くの地方銀行のインターネットでも取り扱っていることもあり、販売会社の取り分が大きく減る信託報酬引下げは見送り、eMAXIS Slimインデックスシリーズを新規に立ち上げてきました。

(地方銀行経由では相当程度売れていますので、ここを値下げすると、運用会社の三菱UFJ国際投信の利益も大きく減る事になるので、それを考えるとやむを得ないなという気にはなります。大人の事情ですね。)

既存のeMAXISインデックスシリーズの、国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、8資産均等のインデックスファンドと同じマザーファンドに投資するため、eMAXIS Slimインデックスシリーズに投資する方が、信託報酬の差の分だけリターン向上が期待できます。

しかもマザーファンドの規模が大きくなっていますから、運用が安定している点も、高い評価ですね。今後のラインナップのさらなる追加にも期待しています。



eMAXIS Slimインデックスシリーズの販売会社

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