eMAXIS 最適化バランス 5ファンドが新登場

eMAXISインデックスシリーズに、「eMAXIS 最適化バランス」5ファンドが新規に追加されました。2016年3月30日より運用が開始されています。

「eMAXIS 最適化バランス」5ファンドは、年間の目標リスク水準をそれぞれ6%、9%、12%、16%、20%に設定したバランスファンドです。


eMAXIS 最適化バランス 5ファンドのリスク・リターン特性イメージ


計5ファンドの「eMAXIS 最適化バランス」の信託報酬ベンチマーク、資産配分比率をまとめます。


 

(2016年5月6日更新)



eMAXIS 最適化バランス 5ファンドのラインナップ

eMAXIS 最適化バランス 5ファンドのラインナップ一覧です。


ファンド 信託報酬(税抜)
()は信託財産留保額
ベンチマーク 目標リスク水準(年率の標準偏差) 
eMAXIS 最適化バランス(マイゴールキーパー) 0.50%
(なし)
最適化バランス(6%)指数  約6%
eMAXIS 最適化バランス(マイディフェンダー) 0.50%
(0.05%)
最適化バランス(9%)指数  約9%
eMAXIS 最適化バランス(マイミッドフィルダー) 0.50%
(0.05%)
最適化バランス(12%)指数  約12%
eMAXIS 最適化バランス(マイフォワード) 0.50%
(0.1%)
最適化バランス(16%)指数  約16%
eMAXIS 最適化バランス(マイストライカー) 0.50%
(0.1%)
最適化バランス(20%)指数  約20%


各ファンドの資産配分比率は以下の通りです。(2016年1月時点)
資産配分比率は年1回見直されます。

eMAXIS 最適化バランス5ファンドの基本資産配分比率


eMAXIS 最適化バランス(マイゴールキーパー)のみ、新興国株式、債券を除く6資産バランスファンドであり、それ以外の4ファンドは、新興国株式、債券も含む8資産構成のバランスファンドです。


最適化バランス指数とは(ちょっと難しいですが、読んでみて下さい)

最適化バランス指数とは、各資産毎の過去の長期間のデータから得られる効率的フロンティア(フロンティア曲線・下の図の黄色い線)の上にて、リスク(=標準偏差)に応じたリターンが最大になるように決めた資産配分比率を示す、リスクコントロール指数の一つです。

具体的な算出方法を下のイメージ図にて示します。赤いeMAXIS TOPIXインデックスeMAXIS 先進国株式インデックス等、各資産のリスク・リターン特性です。

各資産の配分比率を変化させると、リスク・リターン特性は緑色の箇所に無数に存在します。その中で、リスクに対しリターンが最大になるのは、黄色の効率的フロンティア上のみになります。

(①よりも誰でも、①と同じリスクで期待リターンの高い②、または、①と同じ期待リターンでリスクの低い③を選びますね)

効率的フロンティアと最適化バランス指数の説明図


最適化バランス指数とは、ある目標リスク水準(図の黒い縦線)を定めた時、効率的フロンティア上にあるリターンが最大になるリスク・リターン特性を実現する資産配分比率です。

例えば、最適化バランス(9%)指数であれば、リスクを9%とした場合の、効率的フロンティア上にあるリスク・リターン特性を実現する資産配分比率になります。イボットソン・アソシエイツ・ジャパンが、eMAXISインデックスシリーズの各ファンドを参照して算出します。

もちろん、各資産のリスク・リターン特性はあくまで過去のデータから算出されるため、今後の値動きによって変化し、効率的フロンティア自体も変化します。そのため、年に一回資産配分比率も見直されます。


eMAXIS 最適化バランスは、アセットアロケーション構築には利用しにくい

eMAXIS 最適化バランスは、いずれも資産配分比率が変化していくため、各自のアセットアロケーションを実現するファンドとして利用しにくいのが問題です。

eMAXIS 最適化バランスのいずれか1ファンドだけで良いと考える方は、ほとんどいないと思われますので、他のファンドと組み合わせて利用しようと思っても難しいです。

eMAXIS 最適化バランス


また一定のリスク水準を決定し、そのリスク水準を実現する資産配分を目指すのは、バランスファンドのマネックス資産設計ファンド(信託報酬0.95%)と、同じコンセプトです。イボットソン・アソシエイツ・ジャパンが算出し、年一回の配分比率の見直しをする点も同様です。

マネックス資産設計ファンドは、リスク水準を以前は8%に、そして現在は「先進国債券程度のリスク」に設定しています。こういうファンドは、相場の後追いの資産配分になりやすく、車の運転に例えると、バックミラーを見て運転するような資産配分になりやすいのが欠点です。

eMAXIS 最適化バランス(マイディフェンダー)の方が信託報酬が0.50%(税抜)と、マネックス資産設計ファンドのほぼ半分になっている点は評価しますが、せっかく新たに追加されたバランスファンドではあるものの、投資家にはあまり嬉しくないのが正直なところです。


 


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