eMAXIS 米国リートインデックスの評価
eMAXIS 米国リートインデックスは、S&P米国リートインデックス(配当込み)をベンチマークとする、米国リートインデックスファンドです。
eMAXISインデックスシリーズに、eMAXIS欧州リートインデックスや、eMAXIS豪州リートインデックスと共に追加された新しいファンドで、2016年1月29日より運用が開始されました。
全く同一のベンチマークである米国リートインデックスファンドには、既により信託報酬の低いSMT 米国REITインデックス・オープンがあり、インパクトの薄いファンドです。
(2016年5月6日更新)
eMAXIS 米国リートインデックスの基本的情報
・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より積立購入可能。
・信託報酬:年率0.60%(税抜)
・信託財産留保額:なし
・決算:1月26日
・資産配分比率:米国REIT156銘柄に投資(2016年3月31日時点)
業種別構成比率は以下の通りです。
上位15銘柄の構成比率は以下の通りです。
・償還日:無期限
・運用:三菱UFJ国際投信株式会社
・為替ヘッジ:なし
eMAXIS 米国リートインデックス・管理人の感想
信託報酬が年0.60%(税抜)の米国リートインデックスファンドですが、既に全く同一ベンチマークのSMT 米国REITインデックス・オープン(信託報酬0.55%)があり、後発にも関わらず信託報酬が高いのが残念です。また他の米国リートインデックスファンドとしては、同じS&P米国リートインデックスをベンチマークとするインデックスファンドUSリート(毎月分配型)が既にありますが、信託報酬が0.7%(税抜)と高く、課税の分不利な毎月分配型ファンドでした。
実際に、配当抜きの指数であるS&P米国リートインデックスにすらリターンが劣るダメファンドです。
ただ、eMAXIS 先進国リートインデックスや、SMT 米国REITインデックス・オープン等の海外リート指数の最も一般的なベンチマークである、S&P先進国リート指数(日本除く)に占める米国比率は約70%もあります。特にこれ以上、米国リートに偏重して投資するべき合理的理由は見当たりません。
米国リートだけに投資するのではなく、アセットアロケーションの海外リート部分には、米国以外にも低コストで分散投資できる下記のようなファンドを選択すべきです。(カッコ内は税抜き信託報酬です)
・先進国リート全体に投資:たわらノーロード 先進国リート(0.35%)
・先進国+新興国リートに投資:<購入・換金手数料なし>ニッセイ グローバルリートインデックスファンド(0.45%)
eMAXIS 米国リートインデックスの購入先
eMAXIS 米国リートインデックスをノーロードで購入できる銀行・証券会社は以下の通りです。
フィデリティ証券 、SBI証券、楽天証券、マネックス証券 、カブドットコム証券 、三菱東京UFJ銀行
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管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券か楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)
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