eMAXIS Neo ナノテクノロジー・・・ニッチな分野に集中投資で魅力薄

eMAXIS Neo ナノテクノロジーは、S&P Kensho Nanotechnology Index(配当込み)をベンチマークとする、米国を中心とした世界のナノテクノロジー関連企業の株式に投資するインデックスファンドです。

eMAXISインデックスシリーズの中のeMAXIS Neoシリーズの1ファンドとして2018年12月3日に追加されています。

eMAXIS Neo ナノテクノロジー


米国の金融商品取引所に上場している、日本を含む世界の株式(DR(預託証書)含む)の中から、AI(人工知能)が有価証券報告書などの企業の開示している大量の資料を読み込み、「ナノテクノロジー」に関連する言葉の出現頻度や出現場所などを基に、投資対象銘柄が選ばれます。


(2019年1月1日追加)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


eMAXIS Neo ナノテクノロジーの基本的情報

このファンドの基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率0.72%(税抜)(純資産500億円以上の部分は年0.71%)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(8月17日)
償還日:無期限
運用:三菱UFJ国際投信株式会社
為替ヘッジ:なし


このファンドのポートフォリオなど

月報発行後に追記します。「ナノテクノロジー関連株式インデックスマザーファンド」に、ファミリーファンド方式で投資しています。

eMAXIS Neo ナノテクノロジー  ファミリーファンド方式構造



eMAXIS Neo ナノテクノロジー、管理人の感想と評価

米国上場のナノテクノロジー関連株式に集中投資するファンド

三菱UFJ国際投信が、「革新的なテーマを対象とする様々な特徴ある指数に連動することをめざす、新時代のノーロード・インデックスファンド・シリーズ」 とするeMAXIS Neoシリーズの1つとして、ナノテクノロジー関連企業の株式に集中投資するeMAXIS Neo ナノテクノロジーが設定されました。

ナノテクノロジーとは、原子や分子サイズの超微細な物質を制御する技術です。近年は、半導体などのエレクトロニクス産業だけでなく、人間の体内で高度なタスクをこなす先進的な薬のようなバイオテクノロジー製品にも発展をもたらすことが期待されています。

本ファンドのベンチマークであるS&P Kensho Nanotechnology Index(配当込み)は、米国株式市場に上場している、日本を含む世界各国のナノテクノロジー関連銘柄を投資対象としており、それらの中から人工知能(AI)が銘柄を選別し、各銘柄毎の投資比率を決めるという配当込み指数です。

各銘柄の投資比率もその人工知能が決めるため、TOPIXMSCI コクサイ・インデックスのような浮動株調整時価総額でも、日経平均NYダウのような株価平均型の指数でもない、独自のウェイト比率の指数となります。

とはいえ、人工知能だからといって何か凄いことができるわけではなく、人が書いたアルゴリズム通りに動くただのプログラムです。

人工知能が運用するから万能だとか、人間のファンドマネージャができないような高いリターンを出すことができるとか、そんな夢のようなことが実現できる訳ではありません。そんな事が出来たら、この世の中は簡単すぎます。

銘柄選択方法としては、「大量の企業の開示資料を読み込み、「ナノテクノロジー」に関連する言葉の出現頻度、出現場所などを基に投資対象銘柄が選ばれる」とのこと。

しかし、「ナノテクノロジー」に関連する言葉が出現した資料を見つけても、或いはその資料を発行している企業がナノテクノロジー関連の事業を行っている事が分かったとしても、投資対象銘柄がその時点で割安なのかの判断は全くできないはずです。

そのため、eMAXIS Neo ナノテクノロジーは一応インデックスファンドに分類されてはいますが、実際は「ナノテクノロジー」というテーマ型アクティブファンドに近い性質を持っている考えてよいでしょう

ただし、ナノテクノロジー関連企業の株式に特化して投資するファンドはなく、その点は珍しい存在と言えます。


信託報酬も割高のインデックスファンド

リターンに確実にマイナスの影響を与えるコストという観点でも、米国株式を中心とするインデックスファンドとしては、信託報酬が年0.72%と高いことが気になります。

今では、信託報酬0.16%(税抜)のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)があり、これを購入すれば米国の大型株式500銘柄に低コストで投資できます。敢えて本ファンドのような信託報酬が0.72%(税抜)のコストを負担してまでナノテクノロジー関連銘柄に集中投資する意味がわかりません。

本ファンドの今後の運用において、このコスト水準で良好なリターンを出せるのかどうかは、疑問です。特にテーマ型ファンドの場合、いわゆる「旬」が過ぎると、急激にリターンも下がり、純資産総額も急速に減少するような事も多いですから、注意してください。

個々のアセットアロケーションを決定した後の、先進国株式部分に組み入れるファンドとしては、資産形成という観点では、特定の分野にこだわることは捨て、お勧めの先進国株式インデックスファンドにあるような、本ファンドよりはるかに低コストかつ各国に幅広く分散された株式に投資するファンドをメインとすべきです。

本ファンドのようなアクティブファンドに近い性質のインデックスファンドには、どうしてもナノテクノロジー関連の株式に重点的に投資したいと言った特殊な興味がない限り、特に購入する必要はないと言えます。



eMAXIS Neo ナノテクノロジーの購入先

eMAXIS Neo ナノテクノロジーは、購入先に関係なくノーロードです。購入できる証券会社・銀行は下記の通りです。

SBI証券楽天証券マネックス証券カブドットコム証券、丸三証券、ジャパンネット銀行


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