フィデリティ・アジア株・ファンドは投資OKの好成績の投資信託

1998年12月1日に設定され、以来、好成績を残している新興国向け投資信託が、フィデリティ・アジア株・ファンドです。ベンチマークはMSCI AC アジア(除く日本)インデックス(税引前配当金込)で、これを上回る運用成績を目指すアクティブファンドです。

フィデリティ・アジア株・ファンド


かなりの高コストではありますが、ベンチマークを大幅に上回る運用成績であり、存在価値のあるお勧めのアクティブファンドと言えそうです。

(2017年12月26日)


 


フィデリティ・アジア株・ファンドの基本的情報

購入単位楽天証券SBI証券では最低100円より積立購入可能。
信託報酬年1.73%(税抜) 
信託財産留保額:なし
決算:年1回(11月30日)
資産配分比率:計82銘柄に投資。(2017年10月31日時点)

国別構成比率は以下の通りです。ケイマン諸島となっているのは、一部の中国企業がこの地を所在地として登録しているからです(中国本土での各種の規制を回避するため)。

フィデリティ・アジア株・ファンドのポートフォリオ


組入上位10銘柄は以下の通りです。中国の巨大企業、テンセントやアリババが、ケイマン諸島を所在地としていますが、実態は中国です。

フィデリティ・アジア株・ファンドの組み入れ上位10銘柄


償還日:無期限
運用:フィデリティ投信株式会社
為替ヘッジ:なし



フィデリティ・アジア株・ファンド、管理人の感想と評価

運用成績も分配金の出し方も、長期投資向けのファンド

フィデリティ・アジア株・ファンドはアクティブファンドですから、最重点チェックポイントは運用成績です。配当込みのベンチマークに対して、設定来で大幅に上回る好成績を残しており、高く評価できます

細かく見てみると、設定後の10年間はどちらかというとベンチマークに劣る成績であり、後半10年でそれを取り返しています。

優秀なアクティブファンドと言えども、良い時と悪い時が有るのが分かります。今後の10年がどうなるかは全く予測できないので、過度な期待は禁物です。

フィデリティ・アジア株・ファンドのベンチマークと基準価額の差異


もう1点、高く評価できるポイントとして、分配金を全く出していない事です。分配金を出すと、それに対して約2割の税金を差し引かれる事によって、資金効率が落ちます。

長期で資産を拡大させるためには分配金は避けたほうが良く、20年近く無分配というのは良い事ですね。(途中にどうしても資金が必要な場合は、その時だけ取り崩せば良いのです)

フィデリティ・アジア株・ファンドの分配履歴


以上より、ご自身のアセットアロケーションのうち、中国を中心としたアジア諸国への投資比率を高めたい場合に、資金の一部を振り向けるのは有効と言えます。


実質コストが年2%超の高コストファンドである点には注意

ただし、信託報酬0.19%のeMAXIS Slim 新興国株式インデックスや、アジアに投資するならば信託報酬0.6%のSMTアジア新興国株式インデックスのような新興国株式ファンドが存在する中、本ファンドの信託報酬1.73%は極めて高い水準です。

アクティファンドの場合、単純な信託報酬以外にもコストがかさんでいることが多く、特に新興国向け投資信託では、できれば実質コストも確認しておきたいところです。

以下が、運用報告書記載の費用明細です。年間の実質コストは約2.479%(税込)もかかっており、コスト面だけ見ると長期の資産運用に不向きだと言えます。

フィデリティ・アジア株・ファンドの実質コスト


この2.479%とは極めて高い数字であり、こんな運用を10年続けたら元本の25%近くがコストで失われる事になります。

この「失われる部分」をカバーして、さらにそこからベンチマークに勝利せねばならないのですから、アクティファンドはそもそも相当無理した戦いを強いられている訳です

従って個人的には、中国を中心としたアジア諸国への投資を増やしたい場合は、ベンチマークは異なりますが、各国への投資比率が本ファンドにかなり類似している、先述したSMTアジア新興国株式インデックスに資金を回すほうが無難だと感じます。

フィデリティ・アジア株・ファンドと類似するインデックスファンドとのリターン比較


上記、フィデリティ・アジア株・ファンドのほうが長期的には数字が上ですが、アクティファンドの運用成績がいつ落ちるか分からないという点を考慮すると、許容範囲内なのではないかと感じます。現に直近1年では、インデックスファンドにかなり劣る成績ですし。



フィデリティ・アジア株・ファンドの購入先

フィデリティ・アジア株・ファンドは、以下の証券会社でノーロードで購入できます。

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