フィデリティ・バランス・ファンドは、完全に時代に取り残された感

フィデリティ・バランス・ファンドは、主として日本株式、先進国株式、日本債券、先進国債券の、基本4資産を中心に、実質的にほぼ均等投資している、バランス型アクティブファンドです。

最近のファンドは手抜きしてベンチマークを設定しない事が多いですが、本ファンドは「昔ながらの」ファンドで(1997年12月1日設定)、しっかりと合成ベンチマークを設定している点は、お褒めしたいです。

ただし昔のファンドは高コストのまま放置されているものも多く、本ファンドもご多分に漏れず、信託報酬が高すぎて、長期投資には向いていません

フィデリティ・バランス・ファンド


基本4資産に投資するバランスファンドは、今でははるかに低コストのものが登場しているので、新規に投資する人はもちろんの事、古くから本ファンドに投資している人も、乗り換えをされる事をおススメします。


(2018年8月14日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。


 


フィデリティ・バランス・ファンドの基本的情報

このファンドの基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率1.53%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(11月30日)。設定来、分配金は一度も出していません。
償還日:無期限
運用会社:フィデリティ投信
為替ヘッジ:なし


このファンドのポートフォリオなど

基本組入比率と現在の資産構成比率は、下記のようになっています。金融情勢の変化に伴って、債券クラス部分の投資方針が若干変化しているようです。 (2018年6月29日時点)

本ファンドのベンチマークは、以下の6資産の基本組入比率の合成指数です。

ベンチマーク 資産クラス 基本組入比率 現在の構成比率
TOPIX(配当込) 国内株式 25% 25.2%
MSCI ワールド・インデックス(除く日本/配当込)※ 先進国株式 25% 25.7%
FTSE日本国債インデックス 国内債券 15% 16.2%
FTSE世界国債インデックス(除く日本) 先進国債券 10% 11.7%
FTSE米短期国債インデックス1ヶ月米国債インデックス 先進国債券 10% 10.0%
FTSE世界マネーマーケット・インデックス1ヶ月ユーロ預金インデックス(円セクター) 短期金融資産 15% 7.6%
円建て短期金融資産・現金等 短期金融資産 0% 8.6%
※「MSCI ワールド・インデックス(除く日本)」とはMSCI コクサイ インデックスの事になりますが、ここでは目論見書記載に合わせ記載しています。



フィデリティ・バランス・ファンド、管理人の感想や評価

コストが高すぎて、長期投資には不向きなファンド

上記、資産配分比率を見て頂くと分かる通り、基本4資産へほぼ均等投資するファンドと言えます。それだけのシンプルなファンドにしては今どき信託報酬1.53%は高すぎ、とても長期投資には耐えられないコスト水準となっています

基本的な4つの資産に投資できるバランスファンドとしては、今では本ファンドとは比較にならないほどの超低コストの<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)(信託報酬0.159%((2018年8月21日より信託報酬0.209%から引下げ)があります。

フィデリティ・バランス・ファンドと、ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)のリターン比較


両ファンドのベンチマークは異なるのであくまで参考までとなりますが、上記2つのファンドのリターンを比較してみると、フィデリティ・バランス・ファンドの方がはるかに分が悪いですね。

フィデリティ・バランス・ファンドはきっちり4資産への投資をしている訳ではありませんので、あくまでも参考程度ですが、下落相場でも上昇相場でも同じ程度に低コストのバランスファンドに巻けるという事は、高コストの影響もあると考えられます。


そもそも、ベンチマークに大負けしているダメアクティブファンド

リターンが良くないと書いた件は、本ファンドのベンチマークと実際の運用成績の対比図を見れば、一発で分かります。下記の通り、ベンチマークに対して設定来、3年、1年、6ヵ月、3ヵ月、直近1カ月の全てで大敗していることが分かります

フィデリティ・バランス・ファンドとベンチマークとの設定来のリターン比較

アクティブファンドの存在価値は、ベンチマークより良いリターンを出すことですから、高いコストを支払って低いリターンしか出せない本ファンドのようなアクティブファンドに投資する意味は、全くありません。

このように、継続してベンチマークにリターンが劣っているにも関わらず、その理由も改善方法も月報や運用報告書には出ておらず、フィデリティ投信のやる気のなさがよく分かります。それでも、今も90億円以上もの純資産残高があるというのが不思議でなりません。

どう考えても<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)に投資するほうが、長期的なリターンは高くなる可能性の方が極めて大ですから、本ファンドの保有者は、ファンドの乗り換えを検討すると良いでしょう。

なお、4資産均等型ファンドが、あなたの理想のアセットアロケーションであるとは限りません。今は様々な低コストのバランスファンドが登場していますので、ご自信のアセットアロケーションや投資方針に合ったファンドを選ぶことが大切です。



フィデリティ・バランス・ファンドの購入先

フィデリティ・バランス・ファンドは、以下証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券フィデリティ証券楽天証券スルガ銀行

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


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