フィデリティ・ジャパン・オープンは分配さえなければ最高のファンド

フィデリティ・ジャパン・オープンは、TOPIX(配当込み)を参考指数とする、日本の株式に投資できるアクティブファンドです。1995年12月22日から運用されている、息の長いファンドです。

一般の証券口座で購入できるものと、企業型確定拠出年金で購入できるものの2つのタイプが有り、信託報酬も微妙に異なりますが、中身は全く同一です。

一般の証券口座フィデリティ・ジャパン・オープン
確定拠出年金フィデリティ・ジャパン・オープン(確定拠出型年金向け)

フィデリティ・ジャパン・オープン


この他に、野村證券のラップ口座用のフィデリティ・ジャパン・オープンも存在しますが、ラップ口座などは証券会社の金もうけでしかないので、一切近づかないようにして下さい。

本ファンドは設定来、ベンチマークをはるかに上回る非常に良好な運用成績を示すものの、それを帳消しにするほどの多大な分配金が支払われており、それがとても無駄になっています。それさえなければ、おすすめできる投資信託なのですが・・・勿体ないですね。

(2017年12月12日追加)



 


フィデリティ・ジャパン・オープンの基本的な情報

購入単位楽天証券SBI証券では最低100円より積立購入可能。確定拠出型年金口座では1円以上1円単位。
信託報酬年率1.53%(税抜)、確定拠出型年金では1.38%
信託財産留保額:なし
決算:年2回決算(3月、9月の21日)
資産配分比率:資産配分比率は以下の通りです(2017年10月31日時点)。国内株の176銘柄に投資しており、市場別及び組み入れ上位業種は以下の通りになります。

フィデリティ・ジャパン・オープンのポートフォリオ


償還日:無期限
運用:フィデリティ投信株式会社
為替ヘッジ:日本株に投資しますので、為替リスクはありません。



フィデリティ・ジャパン・オープン、管理人の感想と評価

本来の運用成績は極めて優秀

さて、まずは注目の運用成績です。既に15年以上も運用実績のあるファンドで、以下の通り、配当込みのTOPIXに対して長期でそれをはるかに上回る運用成績を上げています。素晴らしい成績ですね。アクティブファンドの本領発揮というところです。

このファンド、確定拠出型年金口座で買った場合は分配金が出ませんから、下記の赤枠で囲んだ部分よりも更に上、設定来で238%のリターンを上げています

配当込みのTOPIXが設定来で年率換算で3.6%の上昇だったのに対して、本ファンドに投資していたら15%もの凄い伸びでした。フィデリティ・ジャパン・オープンに(たまたま)投資できた人、おめでとうございます。

フィデリティ・ジャパン・オープンとベンチマークとのリターン比較


ただし、一般の口座でこれを買った人は、上記赤枠の通り、年率10%の伸びに抑えられる結果となります。これは、頻繁に分配金を支払っているからであり、長期で資産形成をしようと考える人にとっては、実に余計な事でした。

フィデリティ・ジャパン・オープンの分配金


設定来の累計で1万口当たり5750円もの多額の分配金を出していて、これは全て普通分配金でしょうからその都度税金を引かれる事になり、複利効果を阻害します。この多額の分配金さえなければ、存在価値のあるおすすめのアクティブファンドに認定したいところです。


直近3年間で見ても、以前優秀な成績

アクティブファンドの場合、過去に優秀な成績であったとしても、最近は鳴かず飛ばずという事も考えられます。念のために直近3年間のリターンも確認したところ、相変わらず素晴らしい運用成績を上げていました。

ここでは、どの程度の「素晴らしさ」なのかを直感的に理解できるように、やはり運用歴10年以上のインデックスファンド、ニッセイTOPIXオープンとも比べています。また、日本株アクティブファンドとして有名な、さわかみファンドとも比較しています。

フィデリティ・ジャパン・オープンなどのリターンの比較


結果を見ると、フィデリティ・ジャパン・オープンは直近1年でさらに運用成績の良さに加速がかかっているような印象です。

下記、フィデリティ・ジャパン・オープン(上)と、さわかみファンド(下)の上位保有銘柄です。アクティブファンドらしく、中身が大きく異なります。この見立てが、運用成績の違いに直結します。

フィデリティ・ジャパン・オープンとさわかみファンドの組み入れ上位10銘柄


今後の運用成績を予測する事はできませんが、今の状態が続いてくれることを強く期待する投資家ならば、資産の一部を振り向けても良さそうなファンドです。



フィデリティ・ジャパン・オープンの購入先

フィデリティ・ジャパン・オープンをノーロードで購入できる証券会社・銀行は、以下の通りです。

SBI証券楽天証券フィデリティ証券、スルガ銀行

あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)



管理人おススメの確定拠出年金口座(個人型のiDeCo口座)

個人型のiDeCo口座は様々な金融機関で開くことができますが、ファンドラインナップや口座管理手数料を考えると、次の4社がベストです。

なお、本ファンドは野村證券の企業型確定拠出年金口座にて購入可能です。確定拠出年金を野村證券が担当している会社であれば、本ファンドを検討しても良いでしょう。

SBI証券楽天証券マネックス証券イオン銀行


 


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