フィデリティ・日本小型株・ファンド・・・圧倒的に悪い成績でダメ

株式投資で運用成績の向上を目指す時に、大型株よりも小型株への投資比率を高めてやると、結果的にリターンが出ることが多いといわれています。いわゆる小型株効果です。

小型株は株価の暴騰や暴落が多いので、タイミングさえ間違わなければ、大きな利益を手にすることも夢ではありません。

フィデリティ・日本小型株・ファンド


しかし、小型株への投資を投資信託で実行しようとすると、とたんに高コストでダメダメな投資信託のオンパレードになります。ここではフィデリティ・日本小型株・ファンドを取り上げて、そのダメさ加減を見て見たいと思います。


(2018年1月18日追加)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


フィデリティ・日本小型株・ファンドの基本的情報

このファンドの基本情報

購入単位:証券会社により異なるがSBI証券楽天証券では最低100円より購入可能。
信託報酬年率1.63%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(11月30日)。設定来、一度も分配金を出さず効率的に運用されています。
償還日:無期限
運用:フィデリティ投信
為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)


フィデリティ・日本小型株・マザーファンドに、ファミリーファンド方式で投資しています。

フィデリティ・日本小型株・ファンドのファンド運用方式


このファンドのポートフォリオ

2018年11月末現在、東証1部の中小型株を中心に97銘柄で運用されています。組み入れ上位の代表的な業種についても以下の通りです。

フィデリティ・日本小型株・ファンドのポートフォリオ



フィデリティ・日本小型株・ファンド、管理人の感想と評価

余りにも運用成績が悪いファンドで驚き

フィデリティ・日本小型株・ファンドの投資対象は、知名度の高い大型株ではなくて、当然に国内の小型株です。「積極的に企業分析を行い、規模が小さく高成長を期待できる企業を選別する」事で、ベンチマークを上回る成績を目指すアクティブファンドです。

高額なコストを支払って市場を出し抜こうとする訳ですから、ベンチマークであるRussell/Nomura Mid-Small Cap インデックス(配当込み)を上回る成績になっていないと、アクティブファンドに投資する意味が有りません。

しかし、月次レポートを見ると、ベンチマークに対してマイナス91%と驚くような惨状です。以下のグラフでは、設定当初はベンチマークに大きく勝てた頃もあったものの、リーマンショック前後からは猛烈に成績が悪くなっています。

フィデリティ・日本小型株・ファンドのベンチマークとのリターン比較


運用成績が悪くなった理由は全く分からず、もしかしたら能力の低いファンドマネージャーに変更になったのかもしれませんが、アクティブファンドを長期的に運用するとインデックスには敵わないという典型的な事例になりますね


代替品の検討をしてみる

本ファンドに興味が有るという人は、小型株を利用して効率よく値上がり益を確保したいという気持ちの人が多いと思います。

この場合、本ファンドが過去に採用していたベンチマークであるRussel/Nomura Small Cap Core インデックスに連動するETFが、まず候補です。銘柄は小型コア・インデックス連動型上場投資信託となります。

本ファンド同様にアクティブファンドと言う事であれば、ノーロードで購入できて、モーニングスターでは同じ中型グロース株に分類されるひふみプラス(あるいはひふみ投信)が候補になりますね。

フィデリティ・日本小型株・ファンドの代替えとなる投資信託


ひふみプラス(あるいはひふみ投信)は、モーニングスターの中型グロース株の分類においては3年リターンでの比較においてはナンバーワンの成績ですから、ひふみ投信に代替えするというのが現実的かもしれませんね。

小型コア・インデックス連動型上場投資信託は信託報酬が0.5%と比較的低コストではありますが、純資産総額が少なすぎて(20億円)、安定的な運用ができるのかどうかの懸念が有りますので、ひふみのほうが良いでしょう。

ただし、そのひふみでさえも、直近の1年間は参考指数のTOPIXに対して大きく劣る成績に甘んじています。ここでも、アクティブファンドは長期的にインデックスファンドに勝てないという事例になる予感がします。


資産形成にはTOPIXインデックスファンドをメインに

フィデリティ・日本小型株・ファンドは、信託報酬は年に1.63%(税抜)もかかる点でも、長期的にはリターンを大きく下げる要因になる事から、不利と言えます。実質コストを見てみると2%近くもかかっており、長期投資向けとは言い難いですね。

フィデリティ・日本小型株・ファンドの実質コスト


短期や中期的にコストの高いアクティブファンドを利用して、大幅な値上がり益を狙う投資方法が有っても良いとは思います。しかし、一般的にはそれはなかなか難しいので、基本的にはコストを極限まで削減した<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド(信託報酬0.18%)のようなインデックスファンドを定期的に買うのがベターでしょう。

フィデリティ投信が運用する日本株アクティブファンドとしては、長期的に成績が非常に良いフィデリティ・日本成長株・ファンドのような投資信託もあります。

しかし、過度にアクティブファンドに期待するのではなく、インデックスファンドを利用してコツコツと少しずつでも良いので、無理なく資産を積み上げてゆくやり方も、もっと注目を浴びても良いでしょう。



フィデリティ・日本小型株・ファンドの購入先

フィデリティ・日本小型株・ファンドをノーロードで購入できる証券会社・銀行は下記の通りです。

フィデリティ証券SBI証券楽天証券


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管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


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