厳選ジャパン ・・・日本株に集中投資するアクティブファンド

厳選ジャパンは、「高い利益成長が期待できる日本株20銘柄程度に集中投資する」、日本株式アクティブファンドです。2017年9月29日より運用が始まりました。運用方針は、以下の通りとなっています。

・「今後高い利益成長が期待できる20銘柄程度に厳選し投資する
・「銘柄選定にあたっては、優れた経営者の質・ビジョン、新しいビジネスモデルや付加価値の高い商品等から企業価値の増大が期待できる企業に着目

厳選ジャパン


日本の小型株中心に集中投資するために値動き(リスク)は大きいですが、今のところ、設定来のリターンはTOPIX(配当込み)を上回っています。

ただ、アクティブファンドにも関わらず、指標となるべき肝心のベンチマークや参考指数もないのが残念なところです。


(2018年12月8日追加)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


厳選ジャパンの基本的情報

このファンドの基本的情報

購入単位SBI証券限定ファンドとして、100円より購入可能。
信託報酬年率1.54%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
決算:年2回(3月23日、9月23日)2018年3月、9月にそれぞれ500円の分配金を出しています。
償還日:無期限
運用:アセットマネジメントONE株式会社
為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)


このファンドのポートフォリオなど

2018年10月31日時点で、日本株計27銘柄に集中投資しています。以下のように、東証一部上場銘柄に41.3%、それ以外の(ジャスダック市場銘柄含む)新興市場銘柄に48.9%、現金7.9%と、中小型株を中心としたポートフォリオ構成です。

厳選ジャパン ポートフォリオ構成


組入上位10業種と10銘柄の構成比率はそれぞれ以下の通りです。

厳選ジャパン 組入上位10業種と10銘柄の構成比率


ファミリーファンド方式は取っておらず、本ファンドが直接銘柄を保有しています。



厳選ジャパン、管理人の感想と評価

TOPIX(配当込み)よりもリターンが高いアクティブファンド

厳選ジャパンは、日本中小型株運用で定評のあるアセットマネジメントOneの岩谷ファンドマネージャーが運用する、SBI証券限定の日本株式アクティブファンドです。

岩谷ファンドマネージャーは、本ファンドと同じように、ベンチマークや参考指数もありませんが、リターンの良いDIAM新興市場日本株ファンドを運用しています。「顔が見える投信」という形で、ファンドマネージャーの運用手腕に頼る、日本では珍しいファンドです。

実際、 厳選ジャパンは、設定来(2017年9月28日)以降の約1年1ヵ月のリターンは、以下のようにTOPIX(配当込)を大きく上回る優秀なアクティブファンドです。

厳選ジャパン 設定来の約1年1ヵ月のリターンとTOPIX(配当込み)の比較グラフ


アクティブファンドとしての肝心のリターンは、配当や利子込みのベンチマークを上回ることであり、その意味では日本株式ファンドとして最もよく使用されるTOPIX(配当込み)を上回るリターンであり、高く評価できます。

運用期間が1年少々とまだ短く、ベンチマークや参考指数が無いのは困るものの、今のところはリターンが良いアクティブファンドと言えます。

ただ、中小型株中心に集中投資をしているため、グラフを見てもわかるように上下の値動きはTOPIX(配当込み)よりも大きいです。リターンの高さだけでなく、下落時は市場より大きく下がる事がある点は、十分理解しておく必要があります。


実質コストが高いアクティブファンド

アクティブファンドは自分自身のコストの高さから自滅するケースが多く、「アクティブファンドの多くはインデックスファンドに勝てない」と言われます。

本ファンドも今のところリターンは良いのですが、信託報酬が年1.54%(税抜)と高いことは問題です。運用報告書に記載されている、以下の1万口当たりの費用明細(半年分)を見てみると、半年の実質コストが0.924%かかっていることから、年間では約1.85%(税込)もの実質コストかかっていることがわかります。

厳選ジャパン 運用報告書記載の1万口当たりの費用明細


今では、日本株式インデックスファンドとして、以下の信託報酬0.159%(税抜)の超低コストファンドが存在しています。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド


本ファンドがそれらインデックスファンドに一時的に勝てたとしても、10年単位の長期で見た場合には、継続的にかかる高いコストの影響で、勝つのは相当に難しいでしょう。

アセットアロケーションの日本株式部分には、上記のような低コストかつ分散されたインデックスファンドをメインにするのが基本です。

仮に厳選ジャパンのような高コスト投信に集中的に資産を振り向けるのであれば、長期で利用するというよりは、エントリーのタイミングだけでなく、どこで投資を手仕舞うのか、短期的な目線もかなり重要になってきます。

損切りの可能性も含めて、自分なりのシビアな投資ルールを持っているような、セミプロクラスの投資家に限定されると思います。



厳選ジャパンの購入先

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