ハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型)・・・リターンの低い残念なアクティブファンド

ハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型)は、MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス(除く日本)を参考指数とする、(日本を除く)全世界株式アクティブファンドです。2015年12月16日から運用されています。

バリュー株投資で評価の高い米ハリス・アソシエイツ社に運用を委託し、日本を除く世界の株式の中から、投資対象を30~50銘柄に厳選する手法をとっているとの事で、運用方針は以下の通りです。

「日本を除く世界各国の株式にグローバルな視点で投資し、キャピタルゲインの獲得および配当等収益の確保を目指して運用を行う。」
「エマージング(新興国)株式も投資対象としますが、投資割合はポートフォリオの30%以内。」




しかし、本ファンドは設定来のリターンが参考指数に大きく負けており、アクティブファンドとしての投資価値はまったくありません。


(2018年11月23日追加)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


ハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型)の基本的情報

このファンドの基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率1.80%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
決算: 年4回(3月、6月、9月、12月の16日)。2017年9月は775円もの分配金を吐き出すなど税金分無駄なことをするのが欠点です。
償還日:なし
運用:朝日ライフアセットマネジメント
為替ヘッジ:なし


このファンドのポートフォリオなど

日本を除く世界の株式計40銘柄に投資(2018年11月9日時点)。国別投資比率は以下の通りです。先進国6ヶ国と、新興国2ヶ国の計8ヶ国の株式に投資しています。
    
区分 投資国 通貨 比率
先進国 アメリカ 米ドル  55.7%
ドイツ  ユーロ  13.7%
スイス スイスフラン  10.1%
イギリス ポンド  9.0%
イタリア  ユーロ  3.6%
オーストラリア  オーストラリアドル  2.5%
新興国 南アフリカ  南アフリカランド  4.3%
インド  インドルピー  1.1%


業種別の構成比率は以下の通りです。

ハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型) 業種別構成比率


組入上位20銘柄の構成比率は以下の通りです。

ハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型) 組入上位20銘柄の構成比率



「朝日Nvest グローバル バリュー型外国株・マザーファンド」に、ファミリーファンド方式で投資しています。

ハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型)ファミリーファンド方式構造



ハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型)、管理人の感想と評価

設定来のリターンが参考指数を下回るダメアクティブファンド

ハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型)は、2000年3月24日から運用されている、年1回決算の朝日Nvest グローバル バリュー株オープン(愛称:Avest-E)と投資対象マザーファンドや信託報酬も同一であり、決算回数の違いと設定日だけが異なります。

朝日Nvest グローバル バリュー株オープンは、かつては参考指数であるMSCIオールカントリー・ワールド・インデックス(除く日本)に対してリターンが大きく上回る、有名な外国株式アクティブファンドの1つでした。

しかし、ここ数年はインデックスファンドにも大きく劣ったリターンしか出せていない、残念なアクティブファンドに転落しています。

本ファンドは不運なことに、「ここ数年」に入る2015年12月16日より運用されているため、設定来のリターンは参考指数を下回る残念なアクティブファンドです。

ハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型)の設定来の参考指数との騰落率比較


上記は、本ファンドの設定来の基準価額(税引前分配金再投資)(グラフ青線)と参考指数(MSCI オールカントリー・ワールドインデックス(除く日本))(グラフ赤線)の騰落率を比較したグラフです。

ファンドの基準価額は投資対象銘柄が出す配当も含んでいる一方で、参考指数は配当抜き指数です。配当分が含まれていない参考指数にすら、本ファンドのリターンは劣っていることがわかります。


過去3年のリターンはインデックスファンドより13%以上悪いダメファンド

また、本ファンドと、同じくMSCI オールカントリー・ワールドインデックス(除く日本)をベンチマークとするインデックスファンドであるeMAXIS 全世界株式インデックスとの過去3年のリターンを比較したグラフが以下です。

・ハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型):+10.03%
・eMAXIS 全世界株式インデックス:+23.18%

ハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型)とeMAXIS全世界株式インデックスの過去3年のリターン比較


過去3年の本ファンドのリターンは、インデックスファンドであるeMAXIS 全世界株式インデックスより13%以上も低く、お話になりません。

しかもeMAXIS 全世界株式インデックスは設定来の分配金がゼロであるのに対し、本ファンドは年4回の決算時に分配金を多めに出します。その時の税金を引かれる分、上記のグラフよりもリターンが下がることを考慮すると、さらに悪いリターンになりす。

アクティブファンドは、配当も含んだベンチマークや参考指数よりもリターンが良いことだけが存在意義と言っても過言ではありません。本ファンドのように、インデックスファンドよりもリターンが悪いアクティブファンドなど、全く買う意味がありません。



実質コストが約年2.1%もかかる超高コストがリターンに大きく影響

リターンが低い要因の多くは、ファンドマネージャーの運用手腕よりも、信託報酬が年1.80%(税抜)と、アクティブファンドとしても超高コストであることです。

トータルでどのくらいのコストがかかっているのか、運用報告書(第11期:2018年9月18日付)記載の1万口当たりの費用明細を下記に示します。

ハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型)運用報告書記載の費用明細


実質コストは、半年分の年1.047%×2 = 2.098%(税込)もかかる超高コストファンドであることが、リターンを削る結果となっています。

今では、本ファンドの参考指数をベンチマークとするインデックスファンドとして、1つ上の項でリターンを比較したeMAXIS 全世界株式インデックス(信託報酬0.60%)と同一のマザーファンドに投資するeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)(信託報酬0.142%)があります。(つまり、事実上同一のファンドという意味になります)

インデックスファンドがこれだけ低コストの今、わざわざ超高コストのハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型)などを選ぶ必要はありません。



ハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型)の購入先

ハリス グローバル バリュー株ファンド(年4回決算型)をノーロードで購入できる証券会社は以下の通りです。

SBI証券楽天証券


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