ひとくふうシリーズの評価とまとめ・低コストアクティブファンドなのだが

ひとくふうシリーズ」は、大和住銀投信投資顧問が、「低コスト」かつ「投資対象の市場の特性に合わせた「ひとくふう」を行う」と謡うノーロードのアクティブファンドシリーズです。

ひとくふうアクティブファンドシリーズ


2016年3月4日より運用が開始されたひとくふう日本株式ファンドを皮切りに順次ファンドが追加され、現在は計5ファンドとなっています。

このページでは、ひとくふうシリーズの現在のラインナップと信託報酬ベンチマークや参考指数を以下にまとめます。


(2018年9月8日追加)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


ひとくふうシリーズ  5ファンドのラインナップ

ひとくふうシリーズ 全5ファンドのラインナップ一覧です。5ファンド全てがアクティブファンドであり、それぞれ、日本株式、先進国株式、新興国株式、先進国債券、海外リートを投資対象としています。

ファンド 信託報酬(税抜) 参考指数 ひとくふうするポイント 
ひとくふう日本株式ファンド 0.25% JPX日経インデックス400(配当込み) 価格変動リスクを抑えることで高いリターン獲得効果を目指す
ひとくふう先進国株式ファンド 0.30% MSCIコクサイ・インデックス バリエーション等を勘案するとともに価格変動リスクを抑えたポートフォリオ
ひとくふう新興国株式ファンド 0.41%~1.20% なし ETFを投資対象とし、高いリスク調整後リターンの獲得を目指す
ひとくふう世界国債ファンド(為替ヘッジあり) 0.25% FTSE世界国債インデックス(円ヘッジ) リスクを抑制しながら、為替ヘッジ後の期待収益が大きくなるポートフォリオ
ひとくふう先進国リートファンド 0.30% S&P先進国REIT指数(除く日本)(配当込み) 業績動向や配当等を考慮し、価格変動リスクを抑えたポートフォリオ


4ファンドはインデックスファンド並みの低信託報酬が魅力

上のファンド一覧にあるように、(ひとくふう新興国株式ファンドを除く)4ファンドは信託報酬が0.25%~0.30%と、アクティブファンドでありながら信託報酬がインデックスファンド並みに低く、各資産別のアクティブファンドとしては信託報酬最安です。

アクティブファンドは運用云々よりも、自らの高い信託報酬によりリターンが削られ、自滅するパターンが多いことを考えると、低コストのアクティブファンドというのは魅力です。

ただし、ひとくふう新興国株式ファンドは、ファンド自体の運用管理費用は0.30%と低いのですが、投資対象が複数のETFとしているため、ETFの信託報酬も別途かかり、合計の信託報酬は、0.41%~1.20%と高くなっています。


ベンチマークがなく、有っても参考指数しかないのは残念

ただ、各ファンドにはいずれもベンチマークがなく、ひとくふう新興国株式ファンドに至っては参考指数もありません。他の4ファンドも目論見書や月報に参考指数も記載されておらず、運用報告書のみにひっそり参考指数が載っているという不明瞭さです。

アクティブファンドの存在意義は、配当や利子込みのベンチマークや参考指数を明確に設定し、それを上回るリターンを出すことにあります。

それにも関わらず、その指標となるベンチマークがなく、ひとくふう先進国株式ファンドのように、配当抜きの参考指数でお茶を濁しているようでは不誠実さを感じるだけです。アクティブに運用を行うというのであれば、堂々と、インデックスファンドを上回るリターンを上げるところを見せて欲しいですね。




よほどアクティブファンドとしての腕前に期待できるのであれば別ですが、上記のように、主戦場となる先進国株式クラスにおいて、インデックスファンドに大負けしているような現状です。アセットロケーション決定後に購入するファンドに、わざわざ、ひとくふうシリーズを選択する必要性は薄いと考えます。


 


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