iシェアーズ コモディティインデックス・ファンドを、まずはよく知ろう

iシェアーズ コモディティインデックス・ファンドは、S&P GSCIトータルリターン指数(円換算ベース)をベンチマークとするコモディティインデックスファンドです。

iシェアーズ コモディティインデックス・ファンド


ブラックロック・ジャパンが運用する iシェアーズインデックスシリーズのうちの1つで、 iシェアーズ 先進国リートインデックス・ファンドiシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)などのREIT、ゴールドのファンドと同様、2013年9月26日より運用が開始されました。

海外ETFであるiシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト (GSG)(信託報酬0.75%)にファンドオブファンズ形式で投資しています。

GSGは複数の米ドル建て指数連動債券(社債)に投資しており、発行体の信用リスクがある実質的な外国債券ファンドです。

本ファンド自体の運用管理費用は当初0.40%(税抜)であり、GSGの信託報酬と合わせ、トータルの信託報酬は1.15%でした。

2018年2月3日に、ファンド名が「i-mizuho コモディティインデックス」から「iシェアーズ コモディティインデックス・ファンド」に変更されると同時に、運用管理費用も0.235%に引き下げられ、トータルの信託報酬も0.985%に下がっています。

(2018年2月12日更新)



 


iシェアーズ コモディティインデックス・ファンドの基本的情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率0.985%(税抜)(=運用管理費用0.235%+対象ETF信託報酬0.75%)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(11月2日)
資産配分比率: 商品先物に投資する海外ETF iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト (GSG)に投資(2017年12月29日時点)

iシェアーズ コモディティインデックス・ファンド の資産組入比率        
投資対象 比率
iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト (GSG) 99.2%
キャッシュ等 0.8%


償還日:無期限
運用:ブラックロック・ジャパン
為替ヘッジ:なし



iシェアーズ コモディティインデックス・ファンド 、管理人の感想と評価

コモディティに投資できるファンドとしては比較的低コスト

コモディティ(エネルギー、貴金属、穀物など)の先物の値動きに概ね連動をめざすコモディティファンドノーロードファンドが少なく、販売手数料がかかるものが多いです。

信託報酬も年1%後半かかるものが多い中、2018年2月3日に信託報酬を引き下げたことにより、iシェアーズ コモディティインデックス・ファンドは信託報酬0.985%と1%を切る貴重なノーロードファンドです。

また、以前はみずほ証券とみずほ銀行のインターネット専用ファンドでしたが、現在はSBI証券の他、主要ネット証券でも購入できるようになっています。また2016年2月3日より信託期間が(有期限から)無期限に変更されました。


コンタンゴなど、コモディティファンドが抱える問題点がある事に注意

ところで、分散投資の一環としてコモディティ商品に投資をするのは有意義であるかのような印象を持たれるかもしれません。しかし、コモディティファンドは以下の問題を抱えます。

・商品先物に直接投資する場合は、コンタンゴの影響でベンチマークより下方かい離する問題・指数連動債券やETFに投資する場合、それらの発行会社の信用リスクを取る問題


iシェアーズ コモディティインデックス・ファンドが投資する、iシェアーズS&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト (GSG)は、指数連動社債に投資しており、発行体の信用リスクを両方とも受けるのが問題です。

また、コモディティはゴールドと同様に、保有するだけでは全く富を生みません。株式や債券は企業の成長により配当や利金を受け取ることができますが、コモディティの値動きはあくまで需要と供給のバランスのみで決まります。

これからは特に新興国の発展により穀物の価格は上がるに決まっているから、コモディティは有望」と書かれている本や記事を見かけますが、その思惑も織り込んだうえでコモディティ価格は動いています。

コモディティファンドはコストも高く、当ファンドもノーロードとはいえ信託報酬は1%近く、インデックスファンドとしてはコスト高です。安易な文句に騙されないようにしましょう。

株式や債券とは相関が低いとは言え、コモディティはリスクが非常に大きい割に、原理的には期待リターンゼロの資産クラスです。高いコストを考えると、割に合うとはとても思えません。

他資産との相関が低くても、期待リターンがゼロでは、資産形成には不向きであることを理解する必要があります。アセットアロケーションにコモディティを入れる合理的理由は、見当たりません。



iシェアーズ コモディティインデックス・ファンド の購入先

iシェアーズ コモディティインデックス・ファンドをノーロードで購入できる証券会社、銀行は、下記の通りです。

SBI証券楽天証券カブドットコム証券マネックス証券松井証券、みずほ証券(インターネット専用)、みずほ銀行(インターネット専用)、スルガ銀行 など


 


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