iシェアーズ ハイイールド債券インデックス・ファンドの問題点など

iシェアーズ ハイイールド債券インデックス・ファンドは、 米ドル建ての高利回り社債市場の値動きを表すマークイット iBoxx 米ドル建てリキッド・ハイイールド・キャップト指数ベンチマークとし、米ドル建てのハイイールド債券に投資するインデックスファンドです。

海外ETFであるiシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 UCITS ETF(SHYU)に、ファンドオブファンズ形式で投資しています。

ブラックロック・ジャパンが運用する iシェアーズインデックスシリーズ(旧i-mizuhoインデックスシリーズ)のうちの1つで、iシェアーズ 先進国債券インデックス・ファンドなどの債券クラスのファンドと同様に、2013年9月12日より運用が開始されました。

iシェアーズ ハイイールド債券インデックス・ファンド


設定当初はみずほ銀行とみずほ証券のインターネット専用ファンドでしたが、2015年から主要ネット証券で順次購入できるようになりました。また、2016年2月3日より、有期限だった信託期間は無期限に改善されました。

2018年2月3日には、ファンド名が「i-mizuhoハイイールド債券インデックス(為替ヘッジなし)」から「iシェアーズ ハイイールド債券インデックス・ファンド」に変更されました。同時に、信託報酬も0.90%(税抜)から0.735%(税抜)に引き下げられています

(2018年3月18日更新)


 


iシェアーズ ハイイールド債券インデックス・ファンドの基本的情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率0.735%(税抜)=(投資対象ETFの信託報酬0.50%+運用管理費用0.235%)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(8月2日)
資産配分比率:iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 UCITS ETF(SHYU)を通して991銘柄に投資。(2018年2月28日時点)

資産構成比率は以下の通りです。

投資対象 比率
iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 UCITS ETF (SHYU) 99.3%
現金 0.7%


国別構成比率は以下の通りです。91%以上は米国の社債に投資しています。

組入国 比率
米国  91.1%
イギリス  2.6%
 ルクセンブルグ  2.0%
 カナダ  1.6%
 その他  2.7%


上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

iシェアーズ ハイイールド債券インデックス・ファンド 上位10銘柄の構成銘柄比率


平均残存年数は4.47年、修正デュレーションは3.69年です。


償還日:無期限
運用:ブラックロック・ジャパン
為替ヘッジ:なし



iシェアーズ ハイイールド債券インデックス・ファンド、管理人の感想と評価

最も信託報酬の低い米ドル建てのハイイールド債券インデックスファンド

米国ハイイールド債を主な投資対象とするファンドと言えば、以前は米国ハイイールド債券ファンド ブラジルレアルコースのように、販売手数料3%、信託報酬2%弱と超高コストかつ毎月分配型+ブラジルレアルなどの通貨選択型アクティブファンドが定番でした。

iシェアーズ ハイイールド債券インデックス・ファンドは、2018年2月3日に信託報酬が0.90%(税抜)から0.735%(税抜)に引き下げられ、野村インデックスファンド・米国ハイ・イールド債券(信託報酬0.80%)よりも低い、信託報酬最安のハイイールド債券ファンドとなりました。

ただ、ハイイールド債の見かけの高利回りには騙されてはいけないでお伝えしたように、ハイイールド債というと一見聞こえが良いですが、実態は投資適格の信用度が低く、その分利率が高いジャンク債と呼ばれる投資不適格債です。

上記の超高コストアクティブファンドのように、なんとなく分配金がたくさんもらえそうという、大して考えもしない人がホイホイ買うような商品の定番でしたが、ステート・ストリートUSハイ・イールド債券オープンや本ファンドの登場により、ようやくノーロードのハイイールド債券インデックスファンドが購入できるようになっています。

とは言え、信託報酬0.50%の海外ETFである「iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 UCITS ETF (SHYU)」に、本ファンドの運用管理費用0.235%をかけてファンドオブファンズ形式で投資しており、信託報酬は二重にかかります。

トータルの信託報酬は0.735% (税抜)と、海外債券に投資するインデックスファンドとしては、コストはかなり高めです。


リスクの大きさにリターンが見合わないハイイールド債券ファンド

ハイイールド債は債券といっても値動きは株式同等に激しく、リーマンショックのような世界的な金融危機の時は半値以下になる大暴落を食らっています。(信用度の低い社債なので不況時はデフォルト率が当然高くなってしまいます)

個人的には、株式インデックスファンドよりもコストがかかり、リスクにリターンが見合わないハイイールド債券ファンドを投資対象にする必要は全くないと考えています。

債券ファンドは、やはりアセットアロケーション全体のリスクを抑えるために組み入むのが王道です

iシェアーズ ハイイールド債券インデックス・ファンドをどうしても購入したい場合も、海外債券クラスのほんの一部にとどめておく方が無難です。

また、米ドル建て社債に投資するため、米ドル円の為替リスクもあります。


i-mizuhoハイイールド債券インデックス(為替ヘッジあり)は繰上償還へ

為替ヘッジ付のハイイールド債券インデックスファンドとして、同一のETFに投資するi-mizuhoハイイールド債券インデックス(為替ヘッジあり)(信託報酬0.90%)もあります。

こちらは為替変動によるリスクはある程度抑えられますが、為替ヘッジコストがかかり、長期になればなるほどコスト分、期待リターンはさらに低くなります。

ただ、i-mizuhoハイイールド債券インデックス(為替ヘッジあり)は他の同インデックスシリーズ9ファンドと共に、2018年4月27日に繰上償還に向けた手続きに入っています。

ファンド名の変更も無く、信託報酬も0.90%から引き下げもなく、ほぼ確実にこのまま繰上償還されると考えられます。今から誤って今からうっかり購入しないようお気を付けください。



iシェアーズ ハイイールド債券インデックス・ファンドの購入先

iシェアーズ ハイイールド債券インデックス・ファンドをノーロードで購入できる証券会社・銀行は以下の通りです。

SBI証券楽天証券マネックス証券カブドットコム証券松井証券ソニー銀行、みずほ証券(インターネット専用)、みずほ銀行(インターネット専用)


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