iTrust日本株式(愛称:日本選抜~シェアNO.1企業厳選~)・・・結局、TOPIXインデックスファンドに劣る残念なアクティブファンド

iTrust日本株式(愛称:日本選抜~シェアNO.1企業厳選~)は、TOPIX(配当込み)を参考指数とする日本株式アクティブファンドです。

ピクテ投信投資顧問が「低コストアクティブファンドシリーズ」と謡う、ノーロードiTrustシリーズ(アイトラストシリーズ) に2016年6月30日に追加されました。




アクティブファンドとして、以下の運用を行うことで、参考指数を上回るリターンを上げることを目的としています。

「主に我が国のナンバーワン企業の株式に投資」
「ボトム・アップ・アプローチによる成長株運用」
「企業訪問による直接調査を重視し、個別銘柄を評価してポートフォリオを構築」


ただ、「日本のナンバーワン企業の株式に投資する」という項目以外は、アクティブファンドとしてごく当たり前のことしか言っていません。

信託報酬も、年0.89%(税抜)とアクティブファンドとしても特にコストが低いわけでもなく、リターンもインデックスファンドに劣る残念なファンドとなっています。


(2018年9月6日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


iTrust日本株式(愛称:日本選抜~シェアNO.1企業厳選~)の基本情報

このファンドの基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率0.89%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(7月20日)
償還日:無期限
運用:ピクテ投信投資顧問
為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)


このファンドのポートフォリオなど

東証一部上場の日本株計53銘柄に投資(2018年7月31日時点)。業種別構成比率は以下の通りです。

iTrust日本株式(愛称:日本選抜~シェアNO.1企業厳選~) 業種別構成比


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。各業界でのトップシェアの銘柄に、均等配分を基準として投資しています。

iTrust日本株式(愛称:日本選抜~シェアNO.1企業厳選~) 組入上位10銘柄の構成比率


「ピクテ日本ナンバーワン・マザーファンド」にファミリーファンド方式で投資しています。

iTrust日本株式(愛称:日本選抜~シェアNO.1企業厳選~) ファミリーファンド方式構造



iTrust日本株式(日本選抜~シェアNO.1企業厳選~)の管理人の感想と評価

高コストのピクテ日本ナンバーワン・ファンドと同じマザーファンドに投資

ぼったくりレベルの、投資価値のまるでない高コストのアクティブファンドばかり出すことで有名なピクテ投信投資顧問が、ノーロードの「低コストアクティブファンドシリーズ」として打ち出した、iTrustシリーズのうちの1本です。下記のコンセプトムービーでも紹介されています。




iTrust日本株式は、同じピクテ投信のノーロードではないファンド、ピクテ日本ナンバーワン・ファンド(毎月決算実績分配型)(信託報酬1.45%)のマザーファンドである、「ピクテ日本ナンバーワン・マザーファンド」に投資しています。

本ファンドは信託報酬が0.89%ですから、今後のリターンも、ピクテ日本ナンバーワン・ファンド(毎月決算実績分配型)よりも、信託報酬差の0.56%程度はリターンが良くなるはずです。


インデックスファンドにリターンが劣る残念なアクティブファンド

iTrust日本株式は参考指数をTOPIX(配当込み)としているので、TOPIXインデックスファンドの<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドと、過去のリターンを比較してみました。(期間は、本ファンドの設定来2016年6月30日から約2年2か月)

iTrust日本株式とニッセイTOPIXインデックスファンドの過去のリターン比較


・ニッセイTOPIXインデックスファンドのリターン(オレンジ色):+43.67%
・iTrust日本株式(赤色):+41.28%

と、本ファンドはインデックスファンドに対し、2年ちょっとで、約2.4%のリターン差を付けられています。ナンバーワン企業に投資しているとか、そんな事はどうでもよく、アクティブファンドの存在価値はインデックスファンドよりもリターンが良いことの1点です。その意味では、本ファンドの購入価値は全くありません。

これは、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)や、上で取り上げた<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド(共に信託報酬0.159%)が超低コストであるのに対し、本ファンドのような信託報酬0.89%の日本株式ファンドはまだまだ高コストで、そのコストの高さが、自らのリターンをその分削っているのだろうなという事は想像がつきます。

それにしても、ピクテ日本ナンバーワン・ファンド(毎月決算実績分配型)の「看板」を挿げ替えてiTrust日本株式(愛称:日本選抜~シェアNO.1企業厳選~)というパッケージで売りつけてくる訳ですが、もうちょっとマトモなファンドでやって頂きたいですね。

自分のアセットアロケーション決定後の日本株式部分は、お勧めの日本株式インデックスファンドをメインに選べば十分でしょう。無駄にコストをとられる必要は全くありません。

どうしても日本株でアクティブ運用を行いたいという事ならば、本ファンドよりもはるかに低コストのアクティブファンド、ひとくふう日本株式ファンド(信託報酬0.25%)あたりを少額購入して、適度に楽しむ程度で良いでしょう。(ただし、参考指数は配当込みのJPX日経インデックス400です)

あるいは、存在価値のあるお勧めのアクティブファンドの中から、ご自分が納得できるファンドを選んで、サテライト的に買い付けるようなスタンスが宜しいかと思います。



iTrust日本株式(愛称:日本選抜~シェアNO.1企業厳選~)の購入先

iTrust日本株式(愛称:日本選抜~シェアNO.1企業厳選~)をノーロードで購入できる証券会社・銀行は、以下の通りです。

フィデリティ証券SBI証券楽天証券カブドットコム証券マネックス証券松井証券岡三オンライン証券、GMOクリック証券、西日本シティTT証券、ソニー銀行


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