iFreeNEXT NASDAQ バイオテクノロジー・インデックス ・・・バイオ、医薬品分野特化のファンドだが、期待しすぎるのもどうかと思う

iFreeNEXT NASDAQ バイオテクノロジー・インデックスは、NASDAQバイオテクノロジー指数ベンチマークとする、米国のバイオテクノロジーや医薬品関連の株式に投資するインデックスファンドです。

iFreeNEXT NASDAQ バイオテクノロジー・インデックス


大和証券投資信託が運用する、超低コストインデックスシリーズのiFreeインデックスシリーズに新たに加わった「iFreeNEXTシリーズ」の1つとして、iFreeNEXT FANG+インデックスと共に2018年1月31日より運用が始まりました。

(2018年4月6日追加)


 


iFreeNEXT NASDAQ バイオテクノロジー・インデックスの特徴や基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率0.725%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(1月30日)
資産配分比率:外国株式196銘柄、外国株式先物1銘柄、外国投資信託1銘柄の計198銘柄に投資(2018年2月末時点)

資産別構成と国別構成比率は、それぞれ以下の通りです。外国株式の先物や外国投資信託にも投資しています。また、国別構成比率はアメリカが97.4%を占めています。

iFreeNEXT NASDAQ バイオテクノロジー・インデックス 資産別構成比率と国別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は、以下の通りです。

iFreeNEXT NASDAQ バイオテクノロジー・インデックス 組入上位10銘柄の構成比率


償還日:2028年1月28日(延長可能性あり)
運用会社:大和証券投資信託
為替ヘッジ:なし


NASDAQバイオテクノロジー・インデックス・マザーファンドに、ファミリーファンド方式で投資しています。

iFreeNEXT NASDAQ バイオテクノロジー・インデックス ファミリーファンド方式構造



iFreeNEXT NASDAQ バイオテクノロジー・インデックス、管理人の感想や評価

米国バイオ、医薬品株式に投資するテーマ型のインデックスファンド

iFreeNEXT NASDAQ バイオテクノロジー・インデックスは、「特色のあるセクターや特定分野に焦点を絞った指数を対象」とした新たなインデックスシリーズ、iFreeNEXTシリーズの1つとして設定されました。

本ファンドは、米国NASDAQ市場に上場するバイオテクノロジーや医薬品関連の株式約200銘柄で構成される、NASDAQバイオテクノロジー指数をベンチマークとするインデックスファンドです。


ベンチマークの過去のリターンは、NYダウやS&P500を超えるパフォーマンス

NASDAQバイオテクノロジー指数(緑色)は、代表的な米国株式指数の過去のパフォーマンス推移(1993年11月1日から2018年1月31日)を見ると、NASDAQ総合指数ダウ・ジョーンズ工業株価平均S&P500指数(いずれも配当抜き指数)よりも圧倒的にリターンが上です。

 NASDAQバイオテクノロジー指数含む、米国株式指数の過去のパフォーマンス推移


今まではNASDAQバイオテクノロジー指数をベンチマークとするインデックスファンドは無かったので、同指数を参考指数とするアクティブファンド、ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコース(信託報酬1.90%)やiTrustバイオ(信託報酬1.33%)に投資をするしか選択肢はありませんでした。

したがって、NASDAQバイオテクノロジー指数に連動するインデックスファンドに投資してみたいと希望する人、あるいは米国の医薬品関連株に集中投資したいと考える人にとっては、期待のファンドです。

とはいえ、こういった過去のリターンの高さは、実際にファンドが運用されると失われることも多く、あくまで参考程度で見ておくのがよさそうです。

例えば上記でリンクを貼ったピクテ・バイオ医薬品ファンドとiTrustバイオなどは、以下の通り、ダウ平均やS&P500指数に大きくリターンが引き離されており、話しにならない状況です。




ピクテ・バイオ医薬品ファンドなどは10年以上の運用歴があったので、やはりダウやS&P500と比べてみたところ、長期でもぜんぜんダメでした。




要は、バイオテクノロジーや医療品関連株という特定分野に絞ったテーマ型投信などは、いつそれが「当たる」のかは神のみぞ知る世界であり、そんなものが事前に分かるのならば誰も苦労はしないのです。

更には、テーマとしての「旬」の時期を「当てた」としても、その旬が過ぎ去ると、あっというまに大きく下落して多大な損失を被りかねない危険性もありますから、テーマ型投信は逃げ足の速い投資家向けかも知れません。

ただ、少なくとも、本ファンドと同じ日に設定された、わずか10銘柄の米国大型ハイテク株に集中投資するiFreeNEXT FANG+インデックスよりは、使いようはありそうな気はします。


コストが高く、信託期間が10年なのは問題

信託報酬に関しては、年0.725%(税抜)とインデックスファンドとして高く、今はeMAXIS Slim 先進国株式インデックス(信託報酬0.1095%)のような超低コストの先進国株式ファンドが購入できる環境ですから、異常に信託報酬が高いと感じます。

現在は運用開始間もないためか純資産残高も少なく、今後の運用報告書発行後に判明する実質コストトラッキングエラーについても懸念があります。

信託期間も無期限ではなく、2028年1月までとなっている事からも長期投資には不向きです。


資産形成の基本は低コストかつ徹底した分散投資

ご自身のアセットアロケーションの中核となる先進国株式部分には、米国だけでなく、また、バイオテクノロジーや医薬品関連などの業種に絞らずに、23ヶ国の先進国の株式に幅広く投資できる、先進国株式インデックスファンドをメインにするのが基本です。

資産形成の基本は、国際分散投資です。アセットアロケーションの決定後、先進国株式部分のほんの一部に本ファンドを割り当てる程度で十分でしょう。お勧めのインデックスファンドのページを参考にして頂いて、ファンド選びをしてみてください。



iFreeNEXT NASDAQ バイオテクノロジー・インデックスの購入先

iFreeNEXT NASDAQ バイオテクノロジー・インデックスは、以下の証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券岡三オンライン証券、西日本シティTT証券

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


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