iFreeレバレッジ NASDAQ100・・・短期売買向けキワモノファンド

iFreeレバレッジ NASDAQ100は、「日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度となる事」を目指す、NASDAQ100ブル(強気)型のレバレッジ型ファンドです。

大和証券投資信託が運用するiFreeシリーズの中のiFreeレバレッジシリーズの第2弾となるファンドとして2018年10月19日より運用が始まりました。




ブルベアファンドなので形式的にインデックスファンドには分類していますが、後述のように長期投資には全く向いていないキワモノファンドです。


(2018年10月20日追加)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


iFreeレバレッジ NASDAQ100の基本的情報

このファンドの基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率0.90%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(10月18日)
償還日:無期限
運用会社:大和証券投資信託
為替ヘッジあり


このファンドのポートフォリオなど

ポートフォリオは、運用開始後の月報発行後に追記します。

株価指数先物取引の買建てETFや、米国債券、日本債券に直接投資し、ダイワ・マネーストック・マザーファンドにはファミリーファンド方式で投資しています。

iFreeレバレッジ NASDAQ100 ファミリーファンド方式の図



iFreeレバレッジ NASDAQ100、管理人の感想や評価

保有しているだけで減価してゆくレバレッジファンド

iFreeレバレッジ NASDAQ100は、先に登場したiFreeレバレッジ S&P500同様、対象となる指数がS&P500ではなくNASDAQ100になっているだけで、信託報酬も同一のレバレッジ型ファンドです。

値動きの指標としてNASDAQ100が指定されているので、本サイトでは形式的にインデックスファンドとしてはいますが、実際にはベンチマークもなく、「日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度となることをめざす」ブル型のレバレッジ型ファンドです。

ここで特に注意しておきたいのは、レバレッジ型ファンド特有の、「長期で減価する傾向」です。姉妹サイトでも以下の指摘をしていますので、まずは必ずご一読ください。

参考ブルベア投信の仕組みと真実|投資信託の虎
参考ブル・ベア型ETFが、全く長期投資に不適格な理由|ETFの森


ブルであれベアであれ、レバレッジ型ファンドは、上がったり下がったりのいわゆるボックス相場が続くと、ダラダラと次第に減価する(基準価額が指数に比べて下方乖離する)特性があります。相場の8割はボックス相場と言われていますから、保有すればするほど損するために投資するようなファンドです。

参考長期分散投資とブルベアファンドの是非


本ファンドの場合、「日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度となることをめざす」という事で、2倍になるのはあくまで前日に比べてであり、NASDAQ100指数の値動きの2倍になるわけではありません。

本ファンドが通常のファンドよりも有利となる、NASDAQ100指数が連日上昇するような相場では、本ファンドのレバレッジの特性が良く効き、NASDAQ100指数をベンチマークとするiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスのようなインデックスファンドよりはリターンが良くなります。

もちろん、NASDAQ100指数が下落する局面では、NASDAQ100インデックスファンドよりもリターンは2倍近く悪くなります。

NASDAQ100指数が1年で10%上がるのであれば、iFreeレバレッジ NASDAQ100は2倍の20%上がるはずだと単純に考えるのは完全に間違いですので注意が必要です。

今回のiFreeレバレッジ NASDAQ100の交付目論見書には、「ライフサイクルの中で資産形成期にレバレッジを活用した積立投資を始めると、時間分散効果の恩恵をより享受できることから、長期の積立投資のツールとして有効」と書かれていますが、実際は長期の積立投資には全く不向きです。

これを活かすとなると、実質的には、上昇トレンドの時にかなりの短期勝負で取引する必要があり、相当に投機的と言うか、博打的なファンドと言えますね。

岡三オンライン証券を訪問して色々と聞いてきた記録によると、確かに一時的にはブルベア型のファンドで利益を出す人はいるものの、そういう人はその後の取引で資金を減らすことがほとんどであり、結局利益など出せずにトントンで終わるそうです。


為替ヘッジコストが別途かかることにも注意

また、本ファンドは「NASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度となることをめざす」ために、米ドルに対して為替ヘッジをかけることも特徴の1つです。為替ヘッジは、米ドル円の変動を抑えることができるので、その分リスクは少なくできるます。

問題は為替ヘッジにはコストがかかる(=その分、リターンが下がる)ことです。為替ヘッジコストは、以下にもあるように、米ドルと円の金利差の他に、需給要因で決まる部分があります。

参考楽天インデックスバランスファンドを買う際の為替ヘッジ付き海外債券


現時点は、米国の金利は利上げ基調にあるために為替ヘッジコストは上昇基調にあり、現在は米ドル円の為替ヘッジコストは年3%程度もあります。

参考ヘッジコストについて(大和証券投資信託のホームページ)


この為替ヘッジコストは、基準価額に織り込まれるため、信託報酬はもちろん実質コストにも含まれない見えないコストです。為替ヘッジコストは思わぬ高さになることもあり、為替ヘッジするかどうかは十分注意が必要です。

さらに、本ファンドの信託報酬は0.90%と高く、上記のレバレッジ型ファンドの減価する欠点と、為替ヘッジコストも考えると、これほど長期投資に不向きな投資信託は他になかなかありません。

資産形成としては、世界各国に幅広く、低コストで投資する国際分散投資による長期投資が基本です。

アセットアロケーションの先進国株式部分には、基本的には広く分散された先進国株式ファンドを保有するのが最善だと思いますし、もしも米国株へのシフトを考えている場合でも、低コストインデックスファンド一覧ページをご覧いただいて、低コストの米国株ファンドを選ぶと良いでしょう。



iFreeレバレッジ NASDAQ100の購入先

iFreeレバレッジ NASDAQ100は、設定後に以下の証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券


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