インデックス投資ブロガーの皆さん

当サイトのQ&Aコーナーで頂くご質問で、想像したよりも多いのが、アセットアロケーションの悩みです。アセットアロケーションは一人一人全く異なったものであり、そこに正解はありません。

ですが投資の初心者の方にとっては、かなりとっつきにくい概念のようなので、他の人たちはどのようなアセットアロケーションなのか、ざっくり見て頂いて、ご自身のアセットアロケーションを作り上げる際の参考にしていただければと思います。

ここでは投信ブログを公開されている代表的なブロガーさんたちが、どんなアセットアロケーションで長期運用をされているのか、確認することが出来ます。

(2015年1月20日現在)



 


インデックス投資オンリーのブロガーさん

Googleで、「インデックス投資」とキーワード検索をして、上位に出てきたブロガーさんから順不同でご紹介しますね! なお、このような抽出方法をとったがために、けっこうトンデモナイ?ブログまで掲載する事になりました。。。

:アセットアロケーションを開示していないブログは、このページには掲載しておりません。


水瀬ケンイチさん(インデックス投資の本も出版)

最初にご紹介するのは、水瀬ケンイチさんです。インデックス投資の世界では、もっとも著名な一般人と言ってよいと思います。経済評論家の山崎元さんと共著で、次のような本も出版されておられます。


ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド (朝日新書)

インデックス投資は、投資の広い世界の中では非常に地味な分野ですから、今後、インデックス投資家がインデックス投資を語った書籍が新たに出版されるかどうか、個人的にけっこう微妙なところなのではないかと思います。(マーケティング的に)

そういう意味でも非常に貴重な一冊ですから、インデックス投資を志す人は、ぜひ目を通されることをおススメします。

さて、水瀬ケンイチさんのブログ、「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」から、2014年12月時点のアセットアロケーションです。基本的に資産の多くは海外ETFのようですが、投資信託を使った積み立て投資では、

日本株式インデックスe
外国株式インデックスe
eMAXIS新興国株式インデックス

に投資しておられます。特徴的なのは外国債券の比率が非常に低い事。外国債券は為替変動を念頭に入れると、期待リターンは日本債券と同じです。アセットアロケーションの安定の役割は、約3割配置している、日本債券クラスが担っているのですね。

水瀬ケンイチさんのアセットアロケーション
(図は、http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-2668.htmlより引用)



kenz(ケンズ)さん

kenzさんも、水瀬さんに負けず劣らずバリバリのインデックス投資家さんです。頻繁に色んな雑誌に登場しているので、興味深く拝見させていただいています。ブログは「インデックス投資日記@川崎」で情報を発信されておられます。

kenzさんも、上記の水瀬ケンイチさん同様、先進国債券を組み入れていません。確かに分散効果はあるものの、期待リターンが日本債券と同一ならば、保有する意味は無いと考えておられるようです。

新興国への投資比率が2割を超していますし、一見するとかなりリスクを取っているようですが、円建て社債も含めると日本の債券クラスに3割超を投資しており、安全資産への投資をおざなりにしない姿勢は流石ですね。

水瀬ケンイチさんと、ほぼ似たようなリスクとリターンの関係になるのではないかと思います。インデックス投資のトップブロガー同士が、似たようなアセットアロケーションであることにビックリします。

もしかしたら、年齢や家族構成が似ているから、偶然似たような状態になったのかもしれません。(とても興味深い現象)

kenzさんのアセットアロケーション
(図は、http://longinv.blog103.fc2.com/blog-entry-1602.htmlより引用)



吊られた男さん

このブロガーさんは、インデックス投資界きっての論客であり、インデックス投資ナイト(2015年以降休止予定)では、「理屈っぽい投資家」と紹介されておられました。ブログは、「吊られた男ブログ」となります。時折、かなり難しい事が書いてあります。

僕も楽天証券のセミナーで一度お見かけしたことがありますが、当時の海外事業部長の新井さんと、かなり理屈っぽい討論をされておられたのが非常に印象的です。

そんな理屈っぽい人なので、相当キッチリやられているのかと思いましたところ、吊られた男さんのアセットアロケーションはこんな感じでした。

吊られた男さんのアセットアロケーション
(図はhttp://www.tsurao.com/archives/2014-06-03-1809053より引用)


生活防衛資金は、奥さまの貯蓄(収入?)に頼っておられるとの事ですが、毎月20万円を積み立てに回せるというのは、かなり余裕が有りますね!(1億円を達成したybさんのよう!)

吊られた男さんの場合、確かに投資は「インデックス投資」という理論できっちり守られており、長期の投資スタンスに一切のブレはありません。

ですが毎月の投資金額だったり、上記の投資比率だったりは案外緩く考えておられているようです。その投資スタイルは、長期投資の旅に出る際の、1つの指針になるような気がします。



くれめんさん

上記、理論武装した吊られた男さんから一転して、ホンワカあったかい感じのブログにいきなり変わります。(Googleがそうしているので・・・) ブログ名は、「日向ぼっこで居眠りするインデックス投資」です。

ただし、インデックス投資そのものはしっかりとなさっておられるようで、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2014」にも投票されていらっしゃるようです。

2014年12月のアセットアロケーションは、次の通りとなっています。リーマンショックを乗り越えて、2007年からの累計のリターンは25%にもなるそうです。

ブログではサラッと書いていますが、リーマンショックを生き残った、筋金入りのインデックス投資家さんだとお見受けしました。

くれめんさんのアセットアロケーション
(図は、http://clemen.blog109.fc2.com/blog-entry-1171.htmlより引用)


それにしてもブログを読んでいると、みなさん一般の証券口座だけでなく、確定拠出年金やNISA口座も含めて、非常にキッチリと投資されていますね。




アクティブにインデックス投資しているブロガーさん

次に、「インデックス投資」と検索して、上位に出てくる順で、アクティブな感じでインデックス投資も行っている人たちのご紹介です。

AKIさん

さていきなり、かなりの変則的なインデックス投資を実践されているブロガーさんです。個人的には初めて拝見するので、その良し悪しの判断は全くつきませんが、検索順序で無作為にご紹介しようと思いましたので、掲載です。ブログは、「インデックス投資で億万長者」です。

下記は2014年末のアセットアロケーションですが、これを、2015年の目標値として図の下の円グラフのように、アクティブに変動させる模様です。

伝統的なインデックス投資の世界から見ると、そうとう異質です。個人的には違和感がかなりありますけれども、インデックス投資の弱点を補完するために、「インデックスバリュー投資」と「レラティブ・ストレングス投資」を併用した「インデックス投資」だそうです。

AKIさんのアセットアロケーション
(図は、http://akipop2013.blog.fc2.com/blog-entry-94.htmlより引用)


伝統的なインデックス投資部分も含めると、月に6万円を積み立てされているようです。インデックス投資に雰囲気は似ていますが、やっていることは低コストインデックスファンドを活用した、バリバリのアクティブ投資のような気がします。

だからなのか分かりませんが、インデックス投資が大嫌いの?煙々さんが、やたらと楽しそうにコメントしている姿を目にすることが出来ます。



森村ヒロさん

森村ヒロさんは、現在は伝統的なインデックス投資をされていますが、今後、「バリュー平均法」という考えを取り入れて、投資を実践されるようです。ブログは、「ひと手間くわえた積立投資で資産形成」です。

下記は純粋なインデックス投資部分でのアセットアロケーションで、2014年半ばのものです。奥さまの預貯金を生活防衛資金として、森村ヒロさんご自身は下記の通り、株式をメインにリスクを取る形です。(ご家庭全体ではきちんと安全性をお考えのようです)

森村ヒロさんのアセットアロケーション
(図は、http://valavg.com/asset-allocation-2014-08/より引用)


なお管理人のワタクシ、バリュー平均法については、正直、知識が無いです。森村ヒロさんのブログのバリュー平均法のページで勉強しようかなと思いましたが、難しすぎてやめました・笑。



ますいっちさん

ますいっちさん(ブログ名「ますいっちと世界分散投資?」)は、一見すると筋金入りのインデックス投資家さんだと思いますが、実はチョコットだけ、アクティブ投資の血が入っています。

運用自体は、下記のようなアセットアロケーションとなっており、特に奇抜なところは全くないのですけれども、理念に共鳴したアクティブファンドとして、結い2101に投資している点で、少しばかり違うのです。

結い2101は、日本株アクティブファンドにもかかわらず、日本株の市場平均に大きく負けています。でも、結い2101側はそもそも市場平均を運用目標にしていないので、勝っても負けてもそれとは関係ありません。

と、ここまで書くとお分かりの方もいらっしゃると思いますが、市場平均に連動する投資成績を残す目的のインデックス投資が、アクティブファンドを利用する事で、少し別の方角にシフトするんですよね。

これは、良いとか悪いとかではありません。若干の好き嫌いは入りますが・笑、投資というのは誰に命令されてやるわけでもなく、これほど自由な世界は無いのですから、応援したい投資信託があれば、インデックス投資家であろうが、アクティブファンドを買っても何も問題ありません。

ですが、アクティブファンドを組み入れれば組み入れるほど、インデックス投資の純粋な世界とは、少~しずつズレてきます。ですので、アクティブファンドを沢山購入している投資家さんは、投信ブロガーさんではありますが、インデックス投資家とは言えない人も出てくるかと思います。

・・・いや、線引きは難しいですね・笑。なお、ますいっちさんはそういう意味では、限りなくインデックス投資家に近いです。たまたま結い2101に投資されておられたので、こちらの分類にてご登壇願った次第です。

(ただし、毎月分配型投資信託だけは、大いに問題アリですから、そんなもんは買ってはなりません。それだけはだめだ。)
ますいっちさんのアセットアロケーション
(図は、http://www.masuitousi.com/blog-entry-856.html?spより引用)


運用成績自体は、比較的リスク許容度が低く、安定的なアセットアロケーションにもかかわらず、2012年からのリターンは25%に達しているようです。凄いですね~。

なお、ますいっちさんは下記のように、ブログにシュールな絵を投稿されたりします。故にワタクシは、ますいっちさんというよりは個人的に勝手に、「麻酔画伯」と呼んでいます。

ますいっちさんの絵
(この作品の著作権は、ますいっちさんにあります)




アセットアロケーションを構築して、長期投資の旅に出よう!

以上、いろいろな投資ブロガーさんたちの、アセットアロケーションでした。投資の先達たちのアセットアロケーション、かなり人によって差異が有ったのがお分かりになると思います。

投資の初心者の方も、他の人とアセットアロケーションが異なっても、何も恥じることはありません。管理人の友人なんて、カン・チュンドさんの個別コンサルティングを受けて、個人向け国債100%のアセットアロケーションになりましたからね・笑。

ご自身の年収、現在の貯蓄、家族構成、リスクに対しての恐怖の感じ方、さらには家族の投資に対する理解度なども総合的に考えて、これならば投資を続けられるな、というのがその人にとってのアセットアロケーションになります。

どうぞ、ご紹介したブロガーさんたちのブログも時折眺めながら、投資の世界でゆったりとお金を増やしていただければと思います。



 


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