iTrustインド株式・・・運用方針が明確でないのが欠点、今後を見定めたい

iTrustインド株式は、「主に中長期的に成長が期待できるインド企業の株式に投資する」という、インド株式アクティブファンドです。




ピクテ投信投資顧問が「低コストアクティブファンドシリーズ」と謡い、販売会社に関係なくノーロードとしているiTrustシリーズ(アイトラストシリーズ) のうちの1本として、2018年4月3日より運用が始まりました。

(2018年4月19日追加)


 


iTrustインド株式の基本的情報

購入単位:販売会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率1.418%(税抜)(=運用管理費用0.818%+投資対象の外国籍ファンドの信託報酬0.6%)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(3月15日)。
資産配分比率: 月報発行後に追記します。
償還日:無期限
運用:ピクテ投信投資顧問
為替ヘッジ:なし

「ピクテ-インディアン・エクイティーズ クラスZ JPY投資証券」を中心に、「ピクテ-ショートターム・マネーマーケットJPY」の2つのルクセンブルグ籍のアクティブファンドにファンドオブファンズ形式で投資しています。

iTrustインド株式 ファンドオブファンズ形式構造



iTrustインド株式の評価は?

ベンチマークも参考指数もない欠陥アクティブファンド

iTrustインド株式については、まずは以下の簡単なファンド紹介ムービーでもご覧ください。




動画を見ても、 運用プロセスは次のようなごく普通のことしか言っていません。

・主に中長期的に成長が期待できるインド企業の株式に投資。
・ボトムアップによるファンダメンタルズ分析に基づき、安定した成長ができる企業を厳選。


また、アクティブファンドは一般に、基準となるベンチマークを決めてそれを上回るリターンを出すことを目標にするファンドですが、本ファンドは肝心のベンチマークも参考指数もない点で、欠点を抱えているといえます。

明確な運用目標となる指数もないため、月報や運用報告書にリターンをただ記載されても、アクティブ運用としての運用手腕を判断しようがありません。


インド株式ファンドとして業界最低水準のコストと言うが・・・

上記のムービーを見ると、「信託報酬が業界最低水準のインド株式ファンド」と謡っています。たしかに、インド株式ファンドにインデックスファンドは無く、ノーロードのファンドとしては当サイトでも紹介している以下の高コストのアクティブファンドしかありません。

JPMインド株アクティブ・オープン(信託報酬1.80%)
HSBC インド オープン(信託報酬2.00%)


ただ、本ファンドもファンドオブファンズ形式ということもあって、信託報酬は1.418%とかなりの高コストです。果たしてこれで、納得がゆくリターンを得られるのかどうか、今後の運用成績を見極めていきたいと思います。

なおこのファンド、ベンチマークなどが無いくせに、販売資料ではMSCIインド株式指数(配当込み)を比較して、大幅にそれを超過する成果を上げていると豪語しています。

iTrustインド株式とMSCIインド株式指数との過去のリターン比較


バックデータを掲げて運用を始めても、実際の運用ではなぜかヘボい成績になるファンドが続出します。iTrustインド株式も、そのような体たらくとならない事を祈ります。今後更新時に、MSCIインド指数とのリターン比較を掲載していきたいと思います。

iTrustインド株式とMSCIインド株式指数とのリターン比較


資産形成の基本は、徹底的な投資対象の分散と低コストですから、新興国株式に投資する場合でも、インデックスファンドのお勧めページに掲載しているような、低コストの新興国株式インデックスファンドをメインにすべきです。

インド株のアクティブファンドをどうしても欲しい場合も、あくまでサテライトとして一部にとどめておくのが無難です。



iTrustインド株式の購入先

iTrustインド株式をノーロードで購入できる銀行・証券会社は、以下の通りです。

SBI証券楽天証券マネックス証券

あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)



 


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