JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)

本ページでは、JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)が展開している企業型確定拠出年金について、その中身を詳しくチェックしています。(個人型iDeCoの取り扱いは無いので、企業型のみ掲載)

iDeCo(イデコ)を制する者は人生を制する!」・・・iDeCoというのはそれほど素晴らしいのですが、金融機関によってはあなたのお金をむしり取るような事になります。本ページで取り上げたJIS&T社は、企業型としてはかなり良心的と言えます。

JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)は、銀行や生保などが共同で出資して設立された、確定拠出年金の管理運営機関です。今回、ここの企業型DCを利用している人からのお便りが有り、中身が判明したので、ご紹介したいと思います。

JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)の企業型確定拠出年金


(2018年4月21日更新)


本ページに記載した内容の目次になります。上から順番にご覧いただくほうが分かりやすいとは思いますが、お時間の無い時などは、関心のある部分に直接飛んでください。


JIS&Tのラインナップと管理人の評価
ラインナップされているアクティファンドのチェック
当サイトの読者さんからいただいたお便り

JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)の公式サイト


 


JIS&Tのラインナップと管理人の評価

今回教えて頂いた、JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)の企業型確定拠出年金のラインナップは、以下の通りとなります。

基本的には、インデックスファンドをセレクトするのが、ベストに近い選択です。本項のラインナップ表で、信託報酬に赤く色づけした、コストの低いインデックスファンドを選択するようにして下さい。

インデックスファンドとアクティブファンドの違いはこちらのページをご覧ください。)

JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)の企業型確定拠出年金のラインナップ


(信託報酬は税抜き、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 信託報酬 運用会社
日本株式  I DIAM国内株式インデックスファンド  0.155% アセットマネジメントOne
MHAM株式インデックス225 0.55%
MHAM TOPIXオープン 0.65%
A MHAM日本バリュー株オープン(DC年金)(愛称:VオープンDC年金) 1.7%
MHAM日本成長株ファンド(DC年金) 1.55%
ニッセイ日本株ファンド 1.0% ニッセイアセットマネジメント
シュローダー年金運用ファンド日本株式(年金運用日本株式) 1.485% シュローダー・インベストメント・マネジメント
DC・ダイワ・バリュー株・オープン(愛称:DC底力) 1.52% 大和証券投資信託委託
フィデリティ・日本成長株・ファンド゙ 1.53% フィデリティ投信
ラッセル・インベストメント日本株式(DC) 1.43% ラッセル・インベストメント
先進国株式 I DIAM外国株式インデックスファンド 0.25% アセットマネジメントOne
A DIAM外国株式オープン 1.74%
新興国株式 DIAM新興国株式インデックスファンド 0.545%
日本債券 I DC日本債券インデックス・オープンS 0.16% 三井住友トラスト・アセットマネジメント
A シュローダー 年金運用ファンド日本債券 0.59% シュローダー ・インベストメント ・マネジメント
MHAM物価連動国債ファンド(愛称:未来予想) 0.40% アセットマネジメントOne
先進国債券 I DC外国債券インデックスファンドL 0.23% 三井住友トラスト・アセットマネジメント
A グローバル・ボンド・ポート(Dコース) 0.85% アセットマネジメントOne
新興国債券 I DCダイワ新興国債券インデックスファンド 0.52% 大和証券投資信託委託
国内REIT I MHAM J-REITインデックスファンド(DC年金)・・・リンク先は毎月分配型 0.5% アセットマネジメントOne
外国REIT 無し
バランス型 I DIAMバランス・ファンド<DC年金>・1安定型 、2安定成長型 、3成長型 0.26%
0.29%
0.32%
アセットマネジメントOne
マイブレンド株式30
マイブレンド株式50
マイブレンド株式70
0.28%
0.29%
0.30%
みずほ信託銀行
ライフマネージ2030年型
ライフマネージ2040年型
0.43~
0.33%
A 世界8資産ファンド<DC年金>愛称:世界組曲<DC年金> 0.9% アセットマネジメントOne
ニッセイパトナムグローバルバランスオープン(愛称:ゆめ計画)・債券重視、標準、株式重視 1.188%
1.404%
1.62%
ニッセイアセットマネジメント


どの資産クラスにおいても、超低コストのインデックスファンドを揃えており、良心的だなと感じます。日本株インデックスファンドの中には、古臭い高コストのものも混ざっていますから、今更そのようなコストの高いものは間違って買わないようにしましょう。

また、新興国株式と、J-REITに投資できるインデックスファンドも、信託報酬が0.5%以上となっており、今はその半分のコストのものも出回っている中、少々残念です。

初心者向けとして最適なバランスファンドについては、低コストのものは日本に対する投資比率が高く、ホームカントリーバイアスがかかっています。バランスファンドを投資のメインとしながら、他に先進国株や債券のファンドを個別に利用するのもOKです。


 


ラインナップされているアクティファンドのチェック

アクティブファンドも比較的多数、品揃えされていて、投資を知らない人はどう選ぶべきか悩むと思います。JIS&Tで、選んではならない投資信託がどれなのか、上のラインナップ表で1つずつチェックしていますので、リンク先をどうぞご覧ください。

リンクが貼っていない者については評価ページを作っておりませんので、以下に、その実力(ダメさ加減)を簡単に記します。


ニッセイ日本株ファンド・・・OK

まず、アクティブファンドとして最も信託報酬が低い、ニッセイ日本株ファンドからチェックします。ベンチマークTOPIX配当込みで、それに対して以下の通り、これを大きく上回る運用成績を収めています。存在価値のあるアクティブファンドと言えます。

基本としては、インデックスファンドであるDIAM国内株式インデックスファンドをメインに積み立てつつも、資金の一部をこのファンドに振り向けても良いという状況です。

ただ、この企業型確定拠出年金で日本株アクティファンドを選ぶなら、フィデリティ・日本成長株・ファンド゙という選択肢もあります。リターン的にはそちらの方が凄いです。

ニッセイ日本株ファンドとベンチマークの対比


DC・ダイワ・バリュー株・オープン(愛称:DC底力)・・・ダメ

こちらは、ベンチマークは配当抜きのTOPIXです。しかし、指数に配当が入っていなくっても、ファンドは配当を含めた数値になっていてフェアな比較ではないので、下記の比較でも、配当込みTOPIXと比べています。あわせてインデックスファンドとも比較してます。

結果は、かなりのボロ負け状態です。これは全く、使ってはならないアクティブファンドの典型的な事例です。

DC・ダイワ・バリュー株・オープン(愛称:DC底力)とベンチマークとの対比


ラッセル・インベストメント日本株式(DC)・・・ダメ

最後に、ラッセル・インベストメント日本株式(DC)です。こちらもTOPIX配当込みに対して長期的に劣る成績しか残せていません。これで信託報酬が1.67%もかかるのですから、お金をかけて悪い成績になるという、これまたアクティブファンドのありがちな姿になります。

ラッセル・インベストメント日本株式(DC)とベンチマークとの対比


シュローダー 年金運用ファンド日本債券・・・OK

安全資産である日本国債券ファンドについては、アクティファンドでもなかなかインデックスファンドに差を付けるのが難しいのですが、シュローダー 年金運用ファンド日本債券については、明確に、長期的に優れた成績を出しており、利用はOKですね。

シュローダー 年金運用ファンド日本債券


ただし、ベンチマークを上回っているのは、リスクのある社債にも相当程度に投資資金を振り向けているためでもあります。これでは安全資産として相応しいのかどうか、少々微妙なところがある点には留意してください。


グローバル・ボンド・ポート(Dコース)・・・ダメ

一方で、外国債券向けのアクティファンドに関しては、ごく一般的なベンチマークに対してあり得ないくらいの敗北を喫しており、全く使い物になりません。

グローバル・ボンド・ポート(Dコース)の運用成績

アクティファンドに関しての総括

以上、ラインナップされているアクティブファンドを全てチェックしてきました。

アクティブファンドの大半は、長期的な運用成績がインデックスファンドに劣りますので、アクティブファンドに過度の期待をするのはやめて、素直にインデックスファンドを買っていれば良いでしょう。

日本株、先進国株、日本債券、先進国債券の代表的な4つの資産クラスで低コストなインデックスファンドがラインアップされていますので、それらを利用できるのは幸いですね。

ご自身で「資産配分を考えるのが苦痛だ」という事であれば、あなたのリスク許容度(価格変動に対する耐性)を考えて頂いて、インデックス運用のバランスファンドのうち、いずれかを選べば良いでしょう。



当サイトの読者さんからいただいたお便り

下記、読者さんから頂いたお便りを紹介します。本ページでご紹介したラインナップ以外の、JIS&Tの企業型確定拠出年金のファンドが存在しましたら当サイト管理人までご報告をお願い致します


2018年4月:HK様(男性・60代)からのお便り


はじめまして。JIS&Tの記事がありましたので投稿いたします。私の会社で加入しているJIS&Tの銘柄です。以下、まとめましたのご覧願います。

・みずほDC定期預金(1年)    預金   
・みずほDC定期預金(3年)    預金   
・みずほDC定期預金(5年)    預金   
・第一のつみたて年金(5年)    保険   
・シュローダー年金日債    国内債券    アクティブ
・MHAM物価連動国債    国内債券    アクティブ
・MHAM株式インデックス225    国内株式    パッシブ
・MHAMTOPIXオープン    国内株式    パッシブ
・シュローダー年金日株    国内株式    アクティブ
・MHAM日本バリュー株    国内株式    アクティブ
・MHAM日本成長株ファンド    国内株式    アクティブ
・大和投信DC新興国債券IDX    海外債券    アクティブ
・DIAMGボンドDコース    海外債券    アクティブ
・DIAM新興国株式インデックス    海外株式    パッシブ
・DIAM外国株式オープン    海外株式    アクティブ
・みずほ信託マイブレンド株30型    金銭    バランス
・みずほ信託マイブレンド株50型    金銭    バランス
・みずほ信託マイブレンド株70型    金銭    バランス
・みずほ信託ライフマネージ30年    金銭    バランス
・みずほ信託ライフマネージ40年    金銭    バランス
・MHAM世界8資産ファンド    投資   
・J-REITインデックス    不動産投信    パッシブ


マッキーEX様の投稿されているのとはちょっと違うよう様です。

私は昨年60歳となり運用指図者となりました。これを機に運用リバランスを検討していますが、本銘柄において信託報酬が他の金融機関の銘柄に比べ高いように思います。

堀田様の銘柄評価、助言をいただければ幸いです。以上、よろしくお願いします。


2015年2月:マッキーEX様(男性・50代)からのお便り


はじめてお便りします。50歳代男性の会社員です。たまたまなのですが、堀田様のこのブログに辿り着き、インデックス投資のことを知りました。目からウロコの感動です。ありがとうございます。

企業型DC年金で、今まで何も考えずに、信託報酬が年1.62%と異常に高いバランス投信(ニッセイパトナムGバラ株式重視)と、利子がほぼゼロの銀行預金とに50%づつを積み立てていました。10年以上も、なんと勿体ないことをしていたのか、と悔やまれます

ちょうどトランプ相場で利益が出ていたので、信託報酬の高いバランス投信の全額を銀行預金へスイッチングし、下記の通り、毎月の積立配分も変更しました。

銀行定期預金に10%
・日本債券インデックス投信(三井住友TDC日債S)に10%
・日本株式インデックス投信(DIAM国内株式インデックス)に40%
・先進国株式インデックス投信(DIAM外国株式インデックス)に40%



全DC資産が銀行預金の状況になりましたので、今後、インデックス投資の勉強をしながら、1年くらいをかけてドルコスト法で徐々にインデックス投信へスイッチングしていくつもりです。

また、2人の子供がいますが、下の子供も、今春、大学を卒業し社会人になりますし、住宅ローンもちょうど完済したところですから、今までかかっていた教育費やローン支払い分を、インデックス投信で積み立てようと思い、楽天証券に口座開設の手続きをしたところです(NISA開設も)。DC年金と合わせて、老後資金を積み立てようと思っています。

因みに、私の会社のDC年金は、JIS&Tのもので、以下の通り、そこそこ低コストのインデックス投信がラインアップされています。新興国クラスやリートクラスがないので少し使い勝手が悪いのですが、特定口座、NISA口座とトータルでポートフォリオを考えたいと思っています。 (この他に預金や保険などの商品もありますが、投信のみを記載しています。)

・三井住友TDC日債S
DIAM国内株式インデックス
フィデリティ日本成長株ファンド
・ニッセイ日本株ファンド
・大和投信バリュー株DC底力
シュローダー年金日株
・ラッセル日本株式(DC)
・SMTAM・外債インデックスL
・DIAM外国株式インデックス
DIAM外国株式オープン
・DIAMバランスF・安定型
・DIAMバランスF・安定成長型
・DIAMバランスF・成長型
・ニッセイパトナムGバラ債券重視
ニッセイパトナムGバラ標準
・ニッセイパトナムGバラ株式重視



ポートフォリオを決めましたら、またご連絡をしたいと思っています。このブログに出会えたこと、インデックス投資に出会えたことがうれしくて、お便りしました。ありがとうございました。


参考:良質なサービス多数!個人型iDeCo(イデコ)完全比較


 


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