JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)

本ページでは、JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)が展開している企業型iDeCoについて、その中身を詳しくチェックしています。(個人型iDeCoの取り扱いは無いので、企業型のみ掲載))

iDeCo(イデコ)を制する者は人生を制する!」・・・iDeCoというのはそれほど素晴らしいのですが、金融機関によってはあなたのお金をむしり取るような事になります。本ページで取り上げたJIS&T社は、企業型としてはかなり良心的と言えます。

JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)は、銀行や生保などが共同で出資して設立された、確定拠出年金の管理運営機関です。今回、ここの企業型DCを利用している人からのお便りが有り、中身が判明したので、ご紹介したいと思います。

JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)の企業型確定拠出年金


(2017年2月20日追加)


本ページに記載した内容の目次になります。上から順番にご覧いただくほうが分かりやすいとは思いますが、お時間の無い時などは、関心のある部分に直接飛んでください。

当サイトの読者さんからいただいたお便り
JIS&Tのラインナップと管理人の評価

JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)の公式サイト


 


当サイトの読者さんからいただいたお便り

まず最初に、下記、読者のマッキーEXさんから頂いたお便りを紹介します。高コストでボッタクリの成績しか残せていないファンドから、低コストのインデックスファンドにスイッチングする旨、記載されています。正しい行動ですね。

2015年2月:マッキーEX様(男性・50代)からのお便り

はじめてお便りします。50歳代男性の会社員です。たまたまなのですが、堀田様のこのブログに辿り着き、インデックス投資のことを知りました。目からウロコの感動です。ありがとうございます。

企業型DC年金で、今まで何も考えずに、信託報酬が年1.62%と異常に高いバランス投信(ニッセイパトナムGバラ株式重視)と、利子がほぼゼロの銀行預金とに50%づつを積み立てていました。10年以上も、なんと勿体ないことをしていたのか、と悔やまれます

ちょうどトランプ相場で利益が出ていたので、信託報酬の高いバランス投信の全額を銀行預金へスイッチングし、下記の通り、毎月の積立配分も変更しました。

銀行定期預金に10%
・日本債券インデックス投信(三井住友TDC日債S)に10%
・日本株式インデックス投信(DIAM国内株式インデックス)に40%
・先進国株式インデックス投信(DIAM外国株式インデックス)に40%



全DC資産が銀行預金の状況になりましたので、今後、インデックス投資の勉強をしながら、1年くらいをかけてドルコスト法で徐々にインデックス投信へスイッチングしていくつもりです。

また、2人の子供がいますが、下の子供も、今春、大学を卒業し社会人になりますし、住宅ローンもちょうど完済したところですから、今までかかっていた教育費やローン支払い分を、インデックス投信で積み立てようと思い、楽天証券に口座開設の手続きをしたところです(NISA開設も)。DC年金と合わせて、老後資金を積み立てようと思っています。

因みに、私の会社のDC年金は、JIS&Tのもので、以下の通り、そこそこ低コストのインデックス投信がラインアップされています。新興国クラスやリートクラスがないので少し使い勝手が悪いのですが、特定口座、NISA口座とトータルでポートフォリオを考えたいと思っています。 (この他に預金や保険などの商品もありますが、投信のみを記載しています。)

・三井住友TDC日債S
・DIAM国内株式インデックス
・フィデリティ日本成長株ファンド
・ニッセイ日本株ファンド
・大和投信バリュー株DC底力
・シュローダー年金日株
・ラッセル日本株式(DC)
・SMTAM・外債インデックスL
・DIAM外国株式インデックス
・DIAM外国株式オープン
・DIAMバランスF・安定型
・DIAMバランスF・安定成長型
・DIAMバランスF・成長型
・ニッセイパトナムGバラ債券重視
・ニッセイパトナムGバラ標準
・ニッセイパトナムGバラ株式重視



ポートフォリオを決めましたら、またご連絡をしたいと思っています。このブログに出会えたこと、インデックス投資に出会えたことがうれしくて、お便りしました。ありがとうございました。



JIS&Tのラインナップと管理人の評価

今回教えて頂いた、JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)の企業型確定拠出年金のラインナップは、以下の通りとなります。お便りで記載されているファンド名が省略されていて非常に分かりにくいので、当方で正しい名前に直しています。

基本的には、インデックスファンドをセレクトするのが、ベストに近い選択です。これについては、インデックスファンドとアクティブファンドのページをご覧ください。

JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)の企業型確定拠出年金のラインナップ


(信託報酬は税込み、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 信託報酬 運用会社
日本株式  I  DIAM国内株式インデックス  0.2376% アセットマネジメントOne
A ニッセイ日本株ファンド 1.08% ニッセイアセットマネジメント
シュローダー年金日株 1.5984% シュローダー・インベストメント・マネジメント
DC・ダイワ・バリュー株・オープン(愛称:DC底力) 1.6416% 大和証券投資信託委託
フィデリティ・日本成長株・ファンド゙ 1.6524% フィデリティ投信
ラッセル・インベストメント日本株式(DC) 1.674% ラッセル・インベストメント
先進国株式 I DIAM外国株式インデックス 0.27% アセットマネジメントOne
A DIAM外国株式オープン 1.8792%
(0.3%)
アセットマネジメントOne
新興国株式 無し
日本債券 I 三井住友TDC日債S 0.1728% 三井住友トラスト・アセットマネジメント
先進国債券 I SMTAM・外債インデックスL 0.2484%
(0.1%)
三井住友トラスト・アセットマネジメント
新興国債券 無し
国内REIT 無し
外国REIT 無し
バランス型 I DIAMバランスF・安定型
DIAMバランスF・安定成長型
DIAMバランスF・成長型
0.2808%
0.3132%
0.3456%
アセットマネジメントOne
A ・ニッセイパトナムGバラ債券重視
ニッセイパトナムGバラ標準
・ニッセイパトナムGバラ株式重視
1.188%
1.404%
1.62%
ニッセイアセットマネジメント
※ニッセイパトナムGバラの正式名称は「ニッセイパトナムグローバルバランスオープン(愛称:ゆめ計画)」です。


日本株でアクティブファンドが多数品揃えされていて、投資を知らない人は、どう選ぶべきか悩むと思います。JIS&Tで、選んではならない投資信託がどれなのか、1つずつチェックしていますので、どうぞご覧ください。

フィデリティ・日本成長株・ファンド゙と、バランス型のニッセイパトナムグローバルバランスオープン(ゆめ計画)標準については、既に中身のチェックを終えていますので、リンク先にて確認ください。


 


ニッセイ日本株ファンド・・・OK

まず、アクティブファンドとして最も信託報酬が低い、ニッセイ日本株ファンドからチェックします。ベンチマークTOPIX配当込みで、それに対して以下の通り、これを大きく上回る運用成績を収めています。存在価値のあるアクティブファンドと言えます。

基本としては、インデックスファンドであるDIAM国内株式インデックスをメインに積み立てつつも、資金の一部をこのファンドに振り向けても良いという状況です。

ニッセイ日本株ファンドとベンチマークの対比


シュローダー年金日株(シュローダー 日本ファンド(確定拠出年金))・・OK

頂いたお便りには「シュローダー年金日株」と記載されていて、省略されるとちょっと困惑します。ここでは「シュローダー日本ファンド(確定拠出年金)」だと推定して、話しを進めます。JIS&T利用者で、これが間違いだと感じた人は、どうぞご連絡ください。

本ファンドも、ベンチマークであるTOPIX配当込みを長期的に上回る成績を残せています。ただし本ファンド以降は、信託報酬が1.5%を超える水準になり、極めて高コストと言えます。

10年保有すると、本ファンドはコストであなたの資産を15%も削る負の効果が有りますので、仮に魅力的だなと思っても、資産のごく一部を振り向けるスタンスが無難です。

シュローダー 日本ファンド(確定拠出年金)とベンチマークとの対比
(表の左がシュローダー、右がTOPIX配当込みです)


DC・ダイワ・バリュー株・オープン(愛称:DC底力)・・・ダメ

こちらは、ベンチマークは配当抜きのTOPIXです。しかし、指数に配当が入っていなくっても、ファンドは配当を含めた数値になっていてフェアな比較ではないので、下記の比較でも、配当込みTOPIXと比べています。あわせてインデックスファンドとも比較してます。

結果は、かなりのボロ負け状態です。これは全く、使ってはならないアクティブファンドの典型的な事例です。

DC・ダイワ・バリュー株・オープン(愛称:DC底力)とベンチマークとの対比


ラッセル・インベストメント日本株式(DC)・・・ダメ

最後に、ラッセル・インベストメント日本株式(DC)です。こちらもTOPIX配当込みに対して長期的に劣る成績しか残せていません。これで信託報酬が1.67%もかかるのですから、お金をかけて悪い成績になるという、これまたアクティブファンドのありがちな姿になります。

ラッセル・インベストメント日本株式(DC)とベンチマークとの対比


DIAM外国株式オープン・・・ダメ

外国株ファンドについては、MSCI コクサイ インデックスをベンチマークとする2本のDIAMファンドがラインナップされており、DIAM外国株式オープンがアクティブファンド、DIAM外国株式インデックスがインデックスファンドです。

下記の通り、コストが7倍近くもするアクティブファンドの方が断然、運用成績が劣っていて、お金をかけてお金を減らすような状況になっています。

DIAM外国株式オープンとベンチマークとの対比


以上より、ラインナップされているアクティブファンドを全てチェックしてきました。バランスファンドの3本を含めると、合計9本揃っているアクティブファンドのうち、3本のみが買っても良いアクティブファンドです。

アクティブファンドの大半は、長期的な運用成績がインデックスファンドに劣ります。ラインナップのうち33%しかインデックスファンドに勝てないのですから、アクティブファンドに過度の期待をするのはやめて、素直にインデックスファンドを買っていれば良いでしょう。

日本株、先進国株、日本債券、先進国債券の代表的な4つの資産クラスで低コストなインデックスファンドがラインアップされていますので、それらを利用できるのは幸いですね。

ご自身で「資産配分を考えるのが苦痛だ」という事であれば、あなたのリスク許容度(価格変動に対する耐性)を考えて頂いて、3本のDIAMバランスファンドのうち、いずれかを選べば良いでしょう。


参考:良質なサービス多数!個人型iDeCo(イデコ)完全比較
あなたが加入している企業型DCのラインナップを当サイト管理人に報告


 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る