J-REIT・リサーチ・オープン・・・日本最大規模のJ-REIT投資信託

J-REIT・リサーチ・オープンは、2019年7月26日時点で純資産総額が3557億円もある毎月分配型投資信託で、日本のリート(J-REIT)に投資できるものとしては最大規模のファンドです。年2回決算型もラインナップされていて、これも483億円の純資産を誇ります。

本ページでは、これらJ-REIT・リサーチ・オープンについて、具体的に評価解説してまいります。いずれのタイプを検討中の場合でも、本ページをご覧下さい。

J-REIT・リサーチ・オープン

名称 純資産総額 設定
J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型) 3557億円 2005年1月17日
J-REIT・リサーチ・オープン(年2回決算型) 483億円 2013年11月22日


手短に評価を加えるとすれば、J-REIT・リサーチ・オープンはアクティブファンドであり、設定来の運用成績はベンチマークの東証REIT指数(配当込み)を長期で上回る好成績を残しています。これほど純資産が大きいのに市場平均を上回るとは、素晴らしいとしか言えません。

しかしその一方で、毎月決算型のタコ足分配の酷さには呆れます。このファンドをどうしても買いたい場合は、無分配再投資型の年2回決算型をセレクトするのが賢明です。どうしても分配金が欲しい人の「裏技」については、本文中に記します。


(2019年7月30日追加)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


J-REIT・リサーチ・オープンの基本的な情報

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券など主要ネット証券では100円より購入可能。(ノーロードではありません)
信託報酬 年率1.0%(税抜)
信託財産留保額 0.3%
運用期間 無期限
ファンド運用方式 ファミリーファンド方式
決算 毎月17日(年2回決算型は6月、12月の17日)
運用会社 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ なし(投資対象に為替リスクはありません)


このファンドのポートフォリオ

2019年6月末時点のポートフォリオです。合計で53銘柄に投資しています。予想配当利回りは3.9%です(←この数字には後ほど言及するので、よく覚えておくように)。

J-REIT・リサーチ・オープンのポートフォリオ



J-REIT・リサーチ・オープン、管理人の感想と評価

長期的に、運用目標を上回る好成績

本ファンドはアクティブファンドですので、何と言っても、運用指標に対しての実際の成績が良いのか悪いのか、それを見る事が第一です。

J-REIT・リサーチ・オープンの参考指数として、配当込みの東証REIT指数が設定されており、設定来の14年間で指数に対して1.15倍のリターンを計上しており、毎年少しずつの勝利が累積していって、長期の運用で十分報われる数字となっています

J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)の基準価額と純資産総額の推移


そのような良い成績のファンドにもかかわらず、上の図でも分かる通り、純資産総額が1000億円単位で増えたり減ったりのドタバタを繰り返しています。

これは、ファンドの販売会社がお客に投資信託の回転売買をさせている痕跡です。ハッキリとした証拠などは示す事など出来ませんが、例えば2019年7月時点では本ファンドを強く推しているのは三井住友信託銀行であり、これを推す代わりに、資金を引き揚げさせるファンドもあるのだろうなと邪推してしまいますね。

良質のファンドであれば、資金は右肩上がりで緩やかに上昇するはずで、その点で、運用を行っている側からすると、せっかく良い成績を上げているのに1000億円規模で資金を引き揚げられたのでは、たまったものではありません。

ま、運用会社も販売会社も一蓮托生なので、「そんなものだ」としか思っていないかもしれませんが・・・。

純資産額の文句はこれまでにして、運用成績の話しに戻ります。下記、本ファンドと共に、J-REITアクティブファンドを代表する2つのファンドと、超低コストのインデックスファンドの運用リターンを比べてみます。それぞれのベンチマークは同一です。

・J-REIT・リサーチ・オープン(信託報酬1.00%):+24.31%
ニッセイJリートインデックスファンド(信託報酬0.25%):+20.22%
・ニッセイ J-REITファンド(信託報酬1.00%):+16.56%
・しんきん Jリートオープン(信託報酬0.95%):+17.39%

J-REIT・リサーチ・オープンとインデックスファンドとのリターン比較


本ファンドが、他のファンドよりも明確にリターンが良好であり、3年間だけでなく、5年や10年という期間においても、他のアクティブファンドよりも明確に好成績です。

更に、他のアクティブファンドがインデックスファンドに負けているのに対して、J-REIT・リサーチ・オープンは明確に勝利しています。

購入時に手数料がかかるために、当サイトとしては存在価値のあるおススメアクティブファンドには分類していませんが、それに準ずる存在であると言えます。

購入手数料はネット証券でも2%強を取られますから、それをカウントすると、インデックスファンドでも十分ではないかと思ってしまいますが・・・。



分配金のタコ足は酷く、毎月決算型は買ってはならない

さて、本ファンドで指摘しておかねばならないのは、毎月決算型の分配金の出し方の酷さです。まず、このファンドが受け取る配当利回りの数字を思い出してください(本ページの中段に、それを記してあります)。

配当利回りが3.9%だったのに、あなたに支払う分配金の利回りは、約9.5%もあります。ここで、「このファンドの分配は変ではないか?」と気付いてほしいと思います。

J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)の分配金利回り


分配金が変なのかどうかは、運用報告書でカンタンに確認する事が出来ます。1万口当たりの分配原資の内訳を見ると、赤枠の当期の収益がで半年間で124円です。この部分は、配当収益だと考えらえます。

一方で、あなたに支払う分配金は、半年で390円です(青線)。つまり、124円入って来たお金をあなたに390円も支払っている事を意味します。

要は、分配金は配当金で30%少々しかカバーできていない訳で、70%程度は自分の元本を自分で受け取ってぬか喜びしている、いわゆるタコ足分配となっています。

J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)の分配原資の内訳


タコ足分配で元本が勝手に取り崩されているといっても、「自分のお金だから問題無い」と思うかもしれませんね。でも、その戻ってくるお金は、金融機関に信託報酬を抜き取られた後のお金が戻ってきています。こんなアホな資産運用はありません。

そもそも、タコ足分配で戻ってくるのが元本払戻金なのか普通分配金なのかを知らない人も大半でしょう。そういう情弱を騙して売りつける典型的な商品が、毎月分配型投資信託なのです。



J-REIT・リサーチ・オープンでタコ足分配にならない裏技

せっかく運用成績が良いのに、分配が酷くて台無しなのがJ-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)なのですが、一方で、年2回決算型は設定来の分配がゼロであり(つまり無分配再投資)、非常に効率よく運用ができています。

J-REIT・リサーチ・オープン(年2回決算型)の分配金


「でも、これでは分配金を受け取れないではないか」という人は、J-REIT・リサーチ・オープン(年2回決算型)をSBI証券で買って投資信託定期売却サービスを使って、タコ足分配ではない分配金を自分で設定してください。これは、裏技的な素晴らしい方法です。

SBI証券の投資信託定期売却サービス


上記では毎月に5万円ずつ定期売却する事となっていますが、もちろんご自身の希望金額に合わせる事が出来ます。購入したファンドの受け取る配当利回りの範囲内で定期売却を設定すれば、タコ足分配にならない、自作の毎月分配型投資信託が出来上がります。

配当金の範囲内で分配金を出すような設定にすれば、理屈上ではそれこそ永久に分配金を受け取るような事もできますので、どう考えても本ファンドを買い付けるよりも、このサービスを利用したほうが得策でしょう。

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J-REIT・リサーチ・オープンの購入先

J-REIT・リサーチ・オープンはノーロードで購入できません。下記のいずれかにおいて、手数料2.48%(税抜き)で買い付ける事になります。

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