外国株投信編・純資産が多い投資信託の運用成績を叩く

以前、グローバル・ソブリン・オープンという圧倒的な巨漢ファンドが有ったのでありますが、そういえば今の売れ筋投信はどんな状況になっているのか、ふと気になりました。

そこで、各資産クラスごとに投資信託の純資産残高ベスト5をピックアップして、それらの運用成績がインデックスファンドに比べて、どんな状況なのかを調べてみることにします。

投資の是非


なお、上位のファンドの運用成績と言ったって、最近のアクティブファンドです。ろくにベンチマークや参考指数がありませんから、純粋にインデックスファンドと比べるだけで、優劣を判断してみることにします。この点はどうぞご了承ください。

(2015年6月24日追加)


 


純資産残高が多い、外国株投信のベストファイブはこれ

さて、2015年6月23日時点での、外国株投資信託の純資産残高ベストファイブです。1位の投信は1兆193億39百万円です。凄いですね~~、1兆円も集めて、アクティブにファンド運営なんて、できるんでしょうかね?

なお、ベストファイブを見ると、野村とピクテがガッツリと勝負している感じです。税込みで下記のような猛烈に高い信託報酬を取る事も考えると、とても信用できぬ危険な資産運用会社と言った印象を持ちます。

純資産残高が多い外国株式投資信託



素直にSMTグローバル株式インデックスに投資した場合と、どう違いが出るか?

さて、外国株式に投資するならば、せめてMSCIコクサイ インデックスをベンチマークとする、低コストのインデックスファンド、SMT グローバル株式インデックス・オープン(税抜き信託報酬:0.5%)にでも勝ってもらわないと、話になりません。

という事で、比較してみると下記のようになります。純資産残高が高い、先進国株式アクティブファンドは、どれも超絶にヘボい運用成績ですね!

純資産残高が多い先進国株式アクティブファンドとインデックスとの基準価額の比較


ちなみにSMTは標準偏差の値が、純資産1位2位のファンドより高いのですが、シャープレシオの数値を見る、適切なリスクのもとに運用がなされていることが確認できます。

という事で、同じようなリスクを取って外国株の運用をするのに、コストを猛烈にかけると、ありえないくらい運用成績がショーモナイ事になるという見本のような例でした



新興国向けの投資信託はどうなの??

上記は先進国株式ですが、純資産上位5銘柄の中には、新興国向け投信も含まれています。アジア・オセアニア好配当成長株だけはなかなか比較しようもありませんが、ピクテ新興国株式インカムと共に、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)をベンチマークとする野村インデックスファンド・新興国株式(愛称:Funds-i新興国株式)と比べます。

新興国向けアクティブファンドとインデックスファンドとの比較


さすがにアジア・オセアニアの株式ファンドと比較するのは無理がありましたが・笑、新興国全体に投資するファンド同士の比較と言う意味では、やはり高いコストをかけてアクティブファンドを利用する意味は、皆無に等しいと言えましょうね

あ、そうだ、アジア・オセアニアならば、i-mizuho 東南アジア株式インデックス
i-mizuho 中国株式インデックスi-mizuho オーストラリア株式インデックスの3つと比べてみたらどうなるんでしょうか?

人気のある新興国向けアクティブファンドとi-mizuhoインデックスシリーズとの基準価額の比較
(赤い線のピクテは無視しちゃってください)


アジア・オセアニア好配当株式オープンなど買わなくても、下記の投資対象国の内訳を見て、i-mizuhoインデックスシリーズを3つほど買えば、運用成績が互角になるだろうなと推測することができます。

アジア・オセアニア好配当株式オープンのポートフォリオ



結局、コストの安いインデックスファンドを買うに越したことはない

以上、見てまいりますと、「純資産残高多い=多くの投資家から人気殺到」の図式のアクティブファンドを買っても、運用成績的に全く報われない可能性が高いことを示唆しています。

アクティブファンドは、純資産が増えれば増えるほど、「インデックスファンド=市場の平均値」を上回る成績を残すことが、至難の業となります。

10年も投資すると、投資元本の2割がコストとして消えて無くなる挙句、市場平均に勝てないようなアクティブファンドに、一体何の価値が有るというのでしょうか?

人気の投資信託


人気のあるファンドだから安心」・・・そのような間違ったファンド選びから、一刻も早く卒業(もしくは解脱)していただいて、インデックスファンドを活用した資産運用の世界に出家して頂くよう、強くお勧めする次第です。



アクティブファンドのおすすめ(存在価値のあるアクティブファンド)
インデックスファンドのおすすめ(当サイトが推薦する投資信託たち)


 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る