ボッタクリの横行が酷すぎる!企業型iDeCo(イデコ)の中身とは?

本ページでは、非常に優良なサービスが多数出現している個人型iDeCoに対し、あろうことかボッタクリが横行している企業型iDeCoについて、その中身が判明した企業に関して、良いのか悪いのかの評価を加えています

iDeCo(イデコ)を制する者は人生を制する!」・・・しかしながら金融の世界に無知な会社の担当者と、その人を上手く騙して超高コストの投資信託を売りつける金融機関。彼らに人生を「制御」されてしまったら、たまったものではありません。




(2016年11月18日追加)



このページでは、企業型iDeCo(イデコ)について、次のパートに分けて、徹底解説しています。本来確定拠出年金では、ラインナップされている商品のコストが究極に低コストでなくてはなりません。あなたの勤務先は、ボッタクリ商品に侵されていないか確認しましょう。

なぜ、企業型iDeCoの商品ラインナップがボッタクリだと言えるのか?
金融機関ごとの、企業型iDeCoのラインナップとコストを検討


 


なぜ、企業型iDeCoの商品ラインナップがボッタクリだと言えるのか?

企業型iDeCoの問題点は2つあります。あなたの所属する会社でも、これらの問題が発生している可能性が有ります。これらにより、金融機関ばかりにメリットが大きい状態となっているからこそ、「ボッタクリ」だと申しているのです。

・高コストのアクティブファンド主体の品ぞろえ
・インデックスファンドも一昔前の高コストのものがいまだに使われている



ソニー生命の項でも記しましたが、例えばバランスファンドをセレクトしてしまうと、年率2%という、普通に考えたらあり得ないくらいの高額な信託報酬を、いつのまにやら抜き取られてしまいます。

年率2%とは、10年間で20%、30年間で60%にもなる数字です。資産が成長しなかったとしたら(そんな事はあり得ないでしょうが、話を分かりやすくするため)、あなたが拠出した資金の60%もの金額が、金融機関にコストとして抜き取られるという事です。

インデックスファンドがラインナップされていたとしても、同様です。同じ企業でも、個人向けでは相当にコストの安いインデックスファンドがラインナップされていても、企業型は一昔もふた昔も前の、高コスト状態のインデックスファンドのまま、放置されています。

アクティブファンドよりは相当マシだとはいえ、そのような高コストはリターンを確実に削ります。ネット上などで誰にも文句を言われないのを良い事に、投資家の利益を考えていない品揃えをしてくる金融機関は、やはり「ボッタクリ」だと思われても仕方ありません。

特に、企業型iDeCoでは自発的に金融の情報を取りに行かない従業員が大多数だと思います。相手が分かっていないのを良い事に、密かに高コストで金融機関ばかりが明らかに儲かる商品をコッソリと忍ばせるのは、ボッタクリ以外の何ものでもありません。

また、企業型iDeCoの場合は、仮にあなたが金融の知識が有ったとしても、制度の導入を決めるのは会社の総務部のような部署でしょうし、彼らも金融のリテラシーなど有りませんから、「コンマ数%のコスト差なんてどうって事無い」と判断されたら、目も当てられません。

もしもあなたが金融の知識がある人だとしたら、分かっていながらあえて「かなり不利な」金融商品を選ばざるを得ないところに、かなりのイラつきを感じる事になるはずです。



金融機関ごとの、企業型iDeCoのラインナップとコストを検討

ここでは、今までに判明した、企業型iDeCoのラインナップとコストに対して評価を下してみたいと思います。その中で、その企業型iDeCoがボッタクリかどうかを判断します。

現在のところ情報が得られた企業型iDeCoは次の通りです。順次、企業情報が分かり次第、別ページを設けて追加、ファンドラインナップを評価してまいります。

SBI証券 ・東京海上日動火災保険 ・ソニー生命 ・八十二銀行(長野県) ・野村證券
明治安田生命 ・日本生命 ・三菱東京UFJ銀行 ・損保ジャパン日本興亜 ・JIS&T
三井住友銀行 ・住友生命 ・りそな銀行 ・みずほ銀行


 


SBI証券・・・最も良心的な企業型iDeCoのラインナップ

恐らくですが、ボッタクリファンドが横行している企業型iDeCoにおいて、SBI証券だけが唯一の「マトモな金融機関」ではないかと思います

SBI証券では非常に良心的な事に、ウェブサイトにiDeCoの運用商品一覧が掲載されています。それを分かりやすく並べ替えたのが、下記の表です。個人型iDeCoよりもわずかにコストが高いですが、十分に低コストであり、これならば安心して任せられます。

(信託報酬は税抜き、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資する先 区分 ファンドなどの名称 信託報酬 運用会社
日本株式 I DC日本株式インデックス・オープンS 0.20% 三井住友トラスト・アセット・マネジメント
A コモンズ 30ファンド 1.15% コモンズ投信
フィデリティ・日本バリュー・ファンド 1.50% フィデリティ投信
DC・ダイワバリュー株オープン(DC底力) 1.52% 大和投信
フィデリティ・日本成長株・ファンド゙ 1.53% フィデリティ投信
先進国株式 I DIAM外国株式インデックス〈DC年金〉 0.25% アセットマネジメントOne
A 朝日N-VEST グローバルバリュー株オープン 1.80% 朝日ライフアセットマネジメント
新興国株式 I インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式 0.55% 日興アセットマネジメント
A フィデリティ・アジア株・ファンド 1.73% フィデリティ投信
シュローダーBRICs株式ファンド 1.88% シュローダー・インベストメント・マネジメント
日本REIT I SMT J-REITインデックス・オープン 0.40% 三井住友トラスト・アセットマネジメント
海外REIT I SMTグローバルREITインデックス・オープン 0.55% 三井住友トラスト・アセットマネジメント
日本債券 I DC日本債券インデックス・オープンS 0.16% 三井住友トラスト・アセット・マネジメント
先進国債券 I 野村外国債券インデックスファンド (DC) 0.21% 野村アセットマネジメント
A グローバル・ソブリン・オープン(DC年金) 1.25% 三菱UFJ国際投信
フィデリティ・ストラテジック・インカム・ファンドAコース 1.43% フィデリティ投信
新興国債券 I インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券 0.52% 日興アセットマネジメント
バランス型 I DCインデックスバランス(株式20)
DCインデックスバランス(株式40)
DCインデックスバランス(株式60)
DCインデックスバランス(株式80)
0.17%
0.18%
0.19%
0.20%
日興アセットマネジメント
SBI資産設計オープン〈スゴ6〉 0.68% 三井住友トラスト・アセット・マネジメント
A セレブライフ・ストーリー2025
セレブライフ・ストーリー2035
セレブライフ・ストーリー2045
セレブライフ・ストーリー2055
0.6467%
0.6532%
0.6580%
0.6336%
SBIアセットマネジメント
マイストーリー・株25
マイストーリー・株50
マイストーリー・株75
1.20%
1.25%
1.30%
野村アセットマネジメント、この部分は税込み表示
定期預金 スルガ銀行確定拠出年金スーパー定期(1年)
スルガ銀行確定拠出年金スーパー定期(3年)
スルガ銀行確定拠出年金スーパー定期(5年)
金利0.01%
ろうきん確定拠出年金定期預金(スーパー型) 金利0.01%


東京海上日動火災保険・・・地方銀行に食い込み、数々の投資の鴨を生み出す

以前、当サイトに401Kがアクティブファンドばかりの東京海上日動に憤慨した情報が寄せられたことがきっかけで、彼らの商品ラインナップが分かりました。具体的には次の通りです。

下記の品ぞろえは、東京海上日動の個人型確定拠出年金の商品ラインナップです。しかし企業型においても、この中から商品を選定しているようで、その多くをアクティブファンドとしている模様です。

また東京海上日動は地方銀行と組んで、個別の企業のiDeCoに入り込んでおり、その際もほとんどのケースでアクティブファンドばかりの運用だという噂です。実に困った事です。

http://401k.tokiomarine-nichido.co.jp/personal/pdf/nattoku.pdf

(信託報酬は税込み、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 信託報酬 運用会社
日本株式 I 東京海上セレクション・日本株TOPIX 0.65% 東京海上アセットマネジメント
A 東京海上セレクション・日本株式 1.63%
先進国株式 I 東京海上セレクション・外国株式インデックス 0.216% 東京海上アセットマネジメント
A 東京海上セレクション・外国株式 1.71%
新興国株式 I 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.6048% 野村アセットマネジメント
日本債券 A 東京海上セレクション・物価連動国債(うんよう博士) 0.27% 東京海上アセットマネジメント
東京海上セレクション・日本債券 0.59%
先進国債券 A 東京海上セレクション・外国債券 1.13% 東京海上アセットマネジメント
新興国債券 I 野村新興国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.594% 野村アセットマネジメント
REIT I 野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.5724% 野村アセットマネジメント
バランス型 A 東京海上セレクション・バランス30
東京海上セレクション・バランス50
東京海上セレクション・バランス70
1.03%
1.24%
1.42%
東京海上アセットマネジメント
東京海上・円資産バランスファンド(円奏会) 1.62%
保険 東京海上日動のねんきん博士・5年
東京海上日動のねんきん博士・10年
保証利率:0.01%
東京海上日動火災保険


ソニー生命・・・長期投資に不向き、超絶高コストファンドもあり

ソニー生命は、全体的に非常に残念なラインナップです。まず、資産形成の核となるインデックスファンドが、かなり高コストです。特に日本債券インデックスファンドがひどく、マイナス金利の昨今に信託報酬で0.45%も抜かれたら、利益なんて出やしません。

また、新興国株に投資したい人は全く選択肢がないのも問題です。そしてバランスファンドを選ぼうと思うと、なんと信託報酬2%という、ゴールドマン・サックスの超絶ボッタクリ投資信託を選ばざるを得なくなります。

10年も保有したら元本の2割、30年保有で元本の6割もコストで抜かれるような商品は、決して選んではなりません。そんなもんは、決して投資とは言えない。

http://www.sonylife.co.jp/examine/lineup/except/401k/401k_corporation.pdf

(信託報酬は税抜き、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 信託報酬 運用会社
日本株式 I インデックスファンドTOPIX(日本株式) 0.62% 日興アセットマネジメント
A シュローダー年金運用ファンド日本株式 1.48% シュローダー・インベストメント・マネジメント
DCダイワ・バリュー株オープン(DC底力) 1.52% 大和投資信託
フィデリティ・日本成長株・ファンド゙ 1.53% フィデリティ投信
先進国株式 I 東京海上セレクション・外国株式インデックス 0.70% インベスコアセットマネジメント
新興国株式 無し
日本債券 I 三菱UFJ(DC)日本債券インデックスファンド 0.45% 三菱UFJ国際投信
先進国債券 A ステートストリートDC外国債券インデックス・オープン 0.54% ステート・ストリート・ グ ロー バ ル・ア ドバ イ ザ ー ズ
新興国債券 無し
REIT 無し
バランス型 A ダ・ヴィンチ 2.00% ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント
定期預金 三井住友信託DC固定定期預金5年
三井住友信託DC変動定期預金5年
三井住友信託銀行
確定拠出年金専用定期預金ベストテン(10年) 三菱UFJ信託銀行


 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る