自己嫌悪して自堕落な気分を味わいたいときは、国際オルタナティブ戦略QTXに決まりだ

先日、日本で一番信託報酬の高い投資信託を探していたら、ノムラ・グローバルトレンドというヘッジファンド型の投資信託を発見しました。

その投資信託、複雑な運用をやりまくる投資信託のくせに、3年で世界経済インデックスファンドにボロボロに負けていて、超絶に情けないの一言でした。

 国際オルタナティブ戦略QTXウィントン・アルファ・インベストメント・オープン


で、「ヘッジファンドなんて、皆同じようなもんなのか??」とふと疑問が湧いたので、野村の次に高コストをボッタクっており、普段からもロクデモナイ投資信託ばかり粗製乱造するので有名な国際投信投資顧問の誇る、同様の投資信託を見てみました。

(2014年11月12日追加)



国際オルタナティブ戦略QTXウィントン・アルファ・インベストメント・オープンの概要

・購入手数料:3.00%(税抜き)
信託報酬年率2.72%(税込み)+成功報酬年率2.63%(税込み)+成功報酬
信託財産留保額:なし

・投資信託の種類: 円ヘッジ(成長型)、円ヘッジ(分配型)、円ヘッジなし(成長型)、円ヘッジなし(分配型)の4種類から選べます。
・購入先:三菱東京UFJ銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券

投資対象は以下の通りです。

国際オルタナティブ戦略QTXウィントン・アルファ・インベストメント・オープンの投資対象の資産クラス



国際オルタナティブ戦略QTXウィントン・アルファ・インベストメント・オープンは、かなり笑える運用成績

上記の投資対象を見ると、先物取引をメインにした投資信託だって事が分かりますよね。先物取引ってのは、外貨FXと同じで、投資とは言っても本質はギャンブルですから、素人の近づく場所ではありません。

でもそこはヘッジファンドさんですよ。百戦錬磨のプロ中のプロである、ヘッジファンドとそのファンドマネージャーがしっかりと市場ににらみを利かせてくれていれば、上げ相場でも下げ相場でも、絶対的な収益を得られるはずです!

という事で、国際オルタナティブ戦略QTXウィントン・アルファ・インベストメント・オープンの運用成績を見てみましょう。

ヘッジファンドに間違いはないはずですが、念のために、全世界の株式と債券に、シンプルに分散投資したバランスファンド、世界経済インデックスファンドと比較します。

あと、先日コンテンツを読み返していたら、かなり激しく批判的な文章を書いていて、ちょっとやり過ぎだと反省してしまいましたユニオンファンドに登場していただきます。


●国際オルタナティブ戦略QTXの運用成績比較
(4タイプのうち、一番運用成績が良い円ヘッジ・成長型を使っています)


(3年となっているが、2012年頭からの運用成績比較です。なお本来ベンチマークの異なる投信どうしは比較できませんが、投資姿勢の問題を言っているので、こういう比べ方をしてます)


・・・・って、何だよ!!この運用成績は!!!

何気にユニオンファンドの運用成績が良くて、ちょっとは名誉回復になったのは良いとして、インデックスファンドの世界経済インデックスファンドに、30%程度も負けています

よっぽど相場に何か波乱要素があれば別でしょうが、どんな相場でもアクティブファンド以上の超過リターンを獲得するのがヘッジファンドの役目。

交付目論見書を見ても、下記のような文言が、偉そうに書いてあるじゃないですか。




上記を読むと、トレンドが鮮明な相場は、この投資信託が収益を上げやすい相場らしいです。

で、アベノミクス相場ですよ。これほど鮮明になった相場は他に有るまいと言うほどの上げトレンドの相場であるにもかかわらず、運用成績比較図で見る通り、国際オルタナティブ戦略QTXはインデックスファンドに大負けしている状況です。

話しにならないの一言で、こんな投信を保有させられた人は、販売先の三菱東京UFJ銀行と国際投信投資顧問に対して、損失補てんでもしてもらうと良いですね。ダメ元で、コッソリと戻してくれるかもしれませんよ!

損益の状況を運用報告書から見てみると、しっかりと売買損も計上しています。売買損は世界経済インデックスファンドでもユニオンファンドでも、同程度計上されているので、ヘッジファンドも名ばかりだと感じますね。

また、国際オルタナティブ戦略QTXにだけ計上されているのが「前期繰越損益金」の大きなマイナスです。

前期にどんな理由で繰越欠損となるような損失が計上されたのか確認しようと思いましたけど、国際投信の野郎、当期の運用報告書しか掲載していないんですね。・・・何度、人を驚かせるつもりなのか・・・・。

 


ほらね、世界経済インデックスファンドのように、他のファンドでは繰越欠損など無いでしょ??

 


ここまでヘボい運用成績にもかかわらず、コストはこれですからね!!

・購入手数料:3.00%(税抜き)
・信託報酬:年率2.72%(税込み)+成功報酬年率2.63%(税込み)+成功報酬


成功報酬なんて、年率2.63%も取るつもりらしいです。(ただしこの部分、目論見書を見ても、本当に年率で定額料金を取った上に、さらに一定以上の成績の場合に追加の成功報酬を取る仕組みなのか、よく分かりませんでした。)

購入する際に、しっかり銀行員に対して説明を求めなくてはいけないケースですね。

で、結論です。複雑怪奇な超高コスト投資信託などにお金を託して、あなたには何のメリットも無いという事です。こんなファンドを買わされた人は、己の運命を呪いましょう。

 国際投信
 (いや、国際投信と三菱東京UFJを呪ったほうが良いのかな??)

そうは言っても投資は自己責任。極限まで低コストで、投資対象がシンプル極まりないインデックスファンドを活用して、正しく分散投資していれば、今回のような酷い目に合うことはなかったという事ですね!



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