三菱UFJ インデックス225オープン・・・コスト高なインデックスファンド

名称からも分かる通り、三菱UFJ インデックス225オープン日経平均株価に連動するインデックスファンドです。高コストの割に運用目標を下回るケースが大半のアクティブファンドに投資するよりも、よほど望ましい投資信託とは言えます。

しかし、本ファンドはせっかくのインデックスファンドの特徴を殺してしまっている側面があります。本ページでは、三菱UFJ インデックス225オープンの問題点を指摘しつつ、その代替えとなる投資信託をご紹介します。

三菱UFJ インデックス225オープン


なお、三菱UFJ インデックス225オープンには、通常の証券口座(銀行での購入も含む)で買う事の出来る通常タイプのほか、確定拠出年金専用ファンドも存在します。現在のそれぞれの純資産総額は以下の通りとなっています。

ファンド名称 純資産総額
三菱UFJ インデックス225オープン 1139億円
三菱UFJ インデックス225オープン(確定拠出年金) 101億円

(2019年2月15日追加)



 


三菱UFJ インデックス225オープンの基本的情報

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
販売手数料 1.0%(ノーロード投資信託ではありません)
信託報酬 年率0.62%(税抜)
信託財産留保額 0.4%
運用期間 無期限(1998年11月9日設定)
決算 11月5日
運用会社 三菱UFJ国際投信株式会社
為替ヘッジ なし(本ファンドに為替リスクはありません)

ファンドの運用は、三菱UFJインデックス225マザーファンドを通じたファミリーファンド方式となります。

三菱UFJ インデックス225オープンのファンド運用方式


このファンドのポートフォリオ

2018年12月28日時点のポートフォリオです。組み入れ上位業種や銘柄はベンチマークにほぼ一致した運用となっています。

三菱UFJ インデックス225オープンのポートフォリオ



三菱UFJ インデックス225オープン、管理人の感想と評価

ベンチマークとファンドのリターンに関しての注意点

まず最初に、月報に掲載されている、ファンドの基準価額とベンチマークである日経平均との対比について、少々注意点を書いておきましょう。

ご覧の通り、設定来でベンチマークを大幅に上回るリターンを上げているかのように錯覚しますが、実はベンチマークには配当が含まれておらず、一方でファンドの基準価額には配当が込みとなっており、アンフェアな比較になってしまっています。

両者とも配当込みで比較すると、インデックスファンドはベンチマークよりも、常にコストの分だけベンチマークを下回ります。インデックスファンドとは、そのようなものなのです。

三菱UFJ インデックス225オープンの基準価額とベンチマーク、純資産総額の推移


日経平均株価に連動するインデックスファンドは、ほとんど全て配当抜き指数をベンチマークとしており、これが何故なのかは当サイト管理人もよく分かりません。分かりにくい事ですから、ぜひ配当込み指数をベンチマークにして頂きたいものです。


 


インデックスファンドとしてはコストが高い

最大の問題点は、コストが高いという事でしょう。信託報酬が0.62%というのは、3年前くらい前までなら妥当な水準でしたし、本ファンドが設定された当初では極めて低コストだという印象すら持ったことだと思います。

しかし、今ではインデックスファンドの低コスト化が進み、同じ三菱UFJ国際投信が運用して三菱UFJ銀行系列の金融機関で販売される、信託報酬が国内最安値の0.159%にしか過ぎないeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)が登場している時代です。

下記、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)と三菱UFJ インデックス225オープンとのリターン比較をしてみると、1年間で0.34%の差がある事が分かります。信託報酬の差は0.461%ですので、その差の大半がリターンの差となっている形です。

三菱UFJ インデックス225オープンと低コストの日経平均インデックスファンドとのリターン比較


しかも、三菱UFJ インデックス225オープンを買う際には、購入時の手数料も最大で1%取られます。ネット証券や、本ファンドの最大の売り手である三菱UFJ銀行でも0.5%の手数料となり、その分、あなたが受け取るリターンが減る事になります。

ちょっとした差ですが、それぞれの投資信託を20年間利用した場合には、累積で以下のようなリターンが削られる事になりますので、まとまると大きな金額になります。

・三菱UFJ インデックス225オープン:13.4%
・eMAXIS Slim 国内株式(日経平均):3.18%



これらの数字はあなたの投資元本から削られる数値ですから、投資金額が大きい人ほどダメージが顕著に出てくる事になります。例え小額の積み立て投資であっても、一生涯積み立てた場合はバカに出来ない金額の差になってくるはずですから、気をつけましょう。

本ファンドのようにファミリーファンド方式のインデックスファンドを買う場合は、兎にも角にもコスト最重視でセレクトすると、間違いがありません。お勧めできるインデックスファンドのページを見て頂いて、それぞれの資産クラスで最安信託報酬のものを買いましょう。

(なお、ファンドオブファンズ形式のインデックスファンドについては、ベンチマークや参考指数との乖離が酷い場合もありますので、コスト以外の視点も大事になります。)

ちなみに、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は三菱系列のインデックスファンドなのに、三菱UFJ銀行の窓口ではまず紹介されないと思います。理由は、コストが安すぎて儲からないからです。

金融機関が儲からない=その分個人投資家の懐に入るお金が増える」ですから、金融機関が必死に特定の商品を進めてきたら、それには裏があると考えるようになると、投資の失敗も相当程度防げることになる筈です。


余計な分配金の出ないインデックスファンドを選ぼう

三菱UFJ インデックス225オープンは、毎期ごと(1年ごと)に分配金が支払われる点も、少々残念です。分配金の受け取りを目当てにした投資信託ではなく、長期的な資産の増加を期待するファンドなのですから、分配金は全く不要です。

設定来で、2850円分の分配金を吐き出しており、都度都度20%の税金を差し引かれる事によって複利効果に若干のブレーキがかかって、無駄な事になっています。

三菱UFJ インデックス225オープンの分配金の履歴


1つ上の項で示したeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)であれば、無分配で再投資されますので、効率的に資産を増やす方向に働きます。分配金の有る無しという観点でも、三菱UFJ インデックス225オープンは長期投資に不向きだと言えます。


分散投資の観点からは、TOPIX連動型のインデックスファンドが良い

日経平均株価は聞きなれた指数ですから、それに連動するインデックスファンドというと、なんだか安心感があるかもしれません。しかし、投資の基本は徹底した分散(&低コスト)です。

その観点からすると、日本株への投資は東証一部上場企業の2000銘柄以上の全社を投資対象としている、TOPIX(東証株価指数)に連動するタイプの方が望ましいと言えます。

この場合、先ほどおすすめしたeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)ではなく、信託報酬が同じく0.159%のeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)をセレクトすると良いでしょう。

三菱UFJ銀行などに相談すると、信託報酬が0.63%で購入手数料を0.5%徴収する高コストの三菱UFJ TOPIX・ファンドを推奨されると思いますので、そのようなものは当然ながら買ってはいけません。(アクティブファンドを買うよりは大層マシですが)



三菱UFJ インデックス225オープンの購入先

三菱UFJ インデックス225オープンを購入できる銀行・証券会社は以下の通りです。いずれも購入手数料を0.5%~1%支払っての購入となります。

SBI証券カブドットコム証券楽天証券、三菱UFJ銀行、三菱UFJモルガンスタンレー証券、三菱UFJ信託銀行など


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