三菱UFJプライムバランス(確定拠出年金)は資産配分がアンバランスだ

本ページでは、確定拠出年金向けのバランスファンドである三菱UFJプライムバランスについて、当サイト管理人としてどう評価しているのか記していきます。投資の初心者の人はよくご覧いただいて、長期投資に役立ててください。

なお、三菱UFJプライムバランスには、リスク許容度によって4つのタイプが存在します。それぞれ別に解説すると非常に分かりにくくなってしまいますので、本ページで合わせてご紹介しましょう。

三菱UFJプライムバランス(確定拠出年金)


(2017年1月5日追加)・・・以降、気が付いたら本ページを更新しますが、最新情報を確認したいという人がおられたら、管理人までお知らせください。更新作業を致します。


 


基本的な情報や、押さえておいてほしいポイント

資産配分比率の違いをチェック

まず、それぞれのファンドがどの資産クラスに投資する割合が多いのか、チェックしておく必要がありますね

当然、安定型が一番リスク許容度の低い人向けで、安全資産である国内債券の比率が7割近くにも達します。逆に成長型は国内債券が17%で、リスク資産の株が、国内株と先進国株合わせて75%になります。安定成長型は、その中間ですね。

8資産については、それぞれの資産クラスに均等投資するものではなく、株やREITのリスク資産に46%、債券に47%投資します。安全資産の国内債券の比率が4割以上であり、案外慎重型のファンドと言えますね。

資産クラス 安定型 安定成長型 成長型 8資産 ベンチマーク 
国内株式 17% 33% 50% 16% TOPIX
先進国株式 8% 17% 25% 20% MSCI-KOKUSAI
新興国株式 - - - 4% MSCIエマージング・マーケット・インデックス
国内債券 67% 42% 17% 42% NOMURA-BPI総合
先進国債券 5% 5% 5% 5% シティ世界国債インデックス(除く日本)
新興国債券 - - - 4% JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックスエマージングマーケッツ・グローバル・ディバーシファイド
日本REIT - - - 3% 東証REIT指数(配当込み)
先進国REIT - - - 3% S&P先進国REIT指数(除く日本・配当込み)
現金など 3% 3% 3% 3% -
- 84% 75% 67% 61% ←日本への投資比率


上記4つのファンドの過去3年のリターンを見てみると、当然成長型のリスク(価格のブレ)が大きい代わりにリターンも高いです。それに対して安定成長型、安定型と、リスクとリターンの関係が比例しているのも分かると思います。

一方、8資産型はリスクが安定型よりも大きい傾向があるにもかかわらず、リターンは安定型と同程度になっています。ちょっと、中途半端な感じが否めません。

三菱UFJプライムバランス(確定拠出年金)の安定型、安定成長型、成長型、8資産型のリターン比較


共通しているのは、日本への投資比率がバランスファンドとしてはかなり高いという事です。上の表の赤文字で記した通り、バランスファンドにもかかわらず、ホームカントリーバイアスがかかり過ぎていて、アンバランスになっていますね。


信託報酬の情報

コストについては、以下の通りです。いずれも満足できるレベルの十分に低コストの信託報酬(税抜き)です。信託財産留保額はありません(解約時のコストはかかりません)。

安定型 安定成長型 成長型 8資産
信託報酬 0.22% 0.23% 0.24% 0.32%


その他の情報

決算:年1回(5月20日)
償還日:無期限
運用会社:三菱UFJ国際投信
為替ヘッジ:なし



三菱UFJプライムバランスの全体的な評価や管理人の感想

このファンドを使う場合は、一工夫した方が良い

繰り返しますが、バランスファンドの割には日本への投資比率が高く、いびつなポートフォリオになっているといえます。

したがって、日本国への投資を第一と考え、それ以外の海外への投資は控えめにしたいという人が、リスク許容度に応じていずれかを選ぶというような使い方になりますね。

国際分散投資を志向する人にとってはかなり使いにくく、確定拠出年金口座で世界各国に投資をしたい人は、最初から個別のファンドをご自分のアセットアロケーションに合わせて選ぶべきでしょう。

日本への投資比率が高すぎると、今後確定拠出年金口座で20年とか30年積み立て投資を行ったのちに、超長期で日本の国力が衰えて株価などが著しく低迷してしまった場合などは、一緒にご自身の資産まで沈没してしまいます。

そんな超長期の将来に向かって投資をするのに、どこか1国への投資比率が高くなるような「決め打ち」をするのは良くありません。管理人としては、当ファンドを使うにしても、資産配分でもっと工夫する必要があると思いますね。

投資について深く首を突っ込みたくない人で、それでもどうしても投資はしたいという場合は、ご自身が安定志向なのかリスクを取りに行くタイプなのかを考えて頂いて、いずれかのタイプを選んだ上で、先進国株や先進国債券など、海外への投資比率を個別のファンドも追加で積み立てる事によって、アンバランスを解消した方が良いと思えます。


8資産型も、妙な資産配分

安定型、安定成長型、成長型の3つのファンドは2002年11月に運用が開始されたのに対し、8資産型はそれよりも後に、2012年の8月に運用がスタートしています。

またまた書くことが重複しますが、どうして8資産をこのような不思議な資産配分としたのか、意味が分かりません。

8資産に投資するバランス型ファンドとしては、最近は以下のような、8資産に均等配分するタイプが立て続けに登場しています(確定拠出年金専用ではありませんが)。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)(信託報酬0.21%)
たわらノーロード バランス(8資産均等型)(同0.22%)
iFree 8資産バランス(同0.22%)
つみたて8資産均等バランス(同0.22%)


こういった均等配分が良いという訳ではありませんが、シンプルがゆえに、資産配分比率をご自身のお好みのものにカスタマイズするにはやり易いと言えましょう。

確定拠出年金口座でバランス型ファンドをラインナップしてくれるのはありがたいのですが、本ファンドのような不思議なものは極力避けてほしいなというのが率直な感想です。



個人型の確定拠出年金ならば、お勧めできる口座は4つだけ

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参考:良質なサービス多数!個人型iDeCo(イデコ)完全比較


 


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