三菱UFJ信託銀行・・・まあこんなもんか、低コストの投信を利用しよう

三菱UFJ信託銀行の企業型DCのラインナップの追加情報をお持ちの方は、こちらから管理人までご連絡をお願いいたします。情報をお寄せいただければ、更に具体的に評価します。



本ページでは、三菱UFJ信託銀行が展開している企業型DCについて、その中身を詳しくチェックしています。今回は、当サイトの読者様から情報をお寄せいただきました。ありがとうございました。

なお、三菱UFJ信託銀行の個人型確定拠出年金(iDeCo)については、同じグループの三菱東京UFJ銀行と全く同一になっています。商品ラインナップや注意点などをチェックしたい人は、三菱東京UFJ銀行の個人型確定拠出年金(iDeCo)の評価ページをご覧ください。


三菱UFJ信託銀行の確定拠出年金

(2018年6月19日更新)



本ページの目次は、次の通りです。特にラインナップの部分とその評価について、目を通していただけると宜しいかと思います。

三菱UFJ信託銀行の企業型401Kのラインナップを具体的に評価
追記・別の人から情報提供を受けたラインナップとその評価
個人型ならば、三菱UFJ信託銀行よりも有利な金融機関の検討しよう


 


三菱UFJ信託銀行の企業型401Kのラインナップを具体的に評価

三菱UFJ信託銀行の企業型401Kのラインナップは一言でいうと、「悪いという事はないが、とても良いという訳でもない」・・・つまり、普通ですね・笑。

新興国株式やREITへの投資が出来ない点は明らかに不十分だと思いますが、一方で主要な資産クラスである日本株や先進国株に投資する低コストのインデックスファンドがラインナップされており、ボッタクリファンドを避けて投資することができますね。

以下、ラインナップとベンチマークのまとめと、更に下の項では資産クラスごとに、選んでも良い投資信託を記していますので、投資の初心者さんはよくお読みください。

参考インデックスファンドとアクティブファンド

(信託報酬は税抜き、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 信託報酬 ベンチマーク
日本株式 I 三菱UFJ DC国内株式インデックスファンド 0.2% TOPIX
ニッセイ日経225インデックスファンド 0.25% 日経平均
A DC日本株式エクセレント・フォーカス 1.25% TOPIX(配当込み)
ニッセイ日本株ファンド 1.0%
リサーチ・アクティブ・オープン(確定拠出年金向け) 1.40% TOPIX
DCグッドカンパニー(社会的責任投資) 1.42% TOPIX(配当込み)
明治安田DC中小型株式オープン 1.63% Russell/Nomura Small Cap インデックス
先進国株式 I DC外国株式インデックスファンドL 0.25% MSCI コクサイ・インデックス(配当込み)
A 三井住友・グローバル株式年金ファンドAコース 1.5% MSCIワールド・インデックス(配当込み、円ヘッジ)
DCニッセイ/パトナム・グローバル・コア株式 1.8% MSCIコクサイ・インデックス
新興国株式 無し
日本債券 I 三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金) 0.12% NOMURA-BPI総合
A 三井住友・日本債券年金ファンド 0.5%
東京海上セレクション・物価連動国債 0.25% NOMURA物価連動国債インデックス(参考指数)
先進国債券 I DCダイワ外国債券インデックス 0.65% FTSE世界国債インデックス(除く日本)
A DIAMグローバル・ボンド・ポート(Dコース) 0.85%
新興国債券 無し
国内REIT 無し
外国REIT 無し
バランス型 I ・三菱UFJプライムバランス(安定型)
・三菱UFJプライムバランス(安定成長型)
・三菱UFJプライムバランス(成長型)
0.22%
0.23%
0.24%
合成指数
A 三菱UFJ DCバランス・イノベーション(KAKUSHIN) 0.6% なし
預金 ・確定拠出年金専用1年定期預金
・確定拠出年金専用3年定期預金
三菱東京UFJ銀行、金利0.01%
・確定拠出年金専用定期預金「ベストテン」 三菱UFJ信託銀行
保険 ・利率保証年金(5年・元本保証タイプ/日々設定)
・利率保証年金(10年保証プラス/日々設定)
ニッセイ、保証利率0.01%


 


日本株に投資するファンドについての評価

三菱UFJ信託銀行の企業型確定拠出年金では、日本株に投資するファンドの数が、やたら多いですね。やはりホームカントリーバイアスがかかっているのでしょう。

アクティブファンドの数も多いですが、幸いにもTOPIXをベンチマークにするファンドがメインですから、これらの運用成績を比較する事が可能です。さっそく見てみましょう。




こうしてみると、リサーチ・アクティブ・オープン(確定拠出年金向け)が唯一、ややインデックスファンドである三菱UFJ DC国内株式インデックスファンドよりも成績が良いほかは、アクティブファンドの成績は全くパッとしません。

小型株に投資する明治安田DC中小型株式オープンに関しては、一応、下記のように直近5年間では参考指数をやや上回る成績のようですが、しかし参考指数には配当が含まれていないので、配当込みの基準価額と配当無しの指数を比較しても、判断が付きません。




ただし、明治安田DC中小型株式オープンは小型株効果によって、TOPIXや日経平均に連動するインデックスファンドよりはリターンが大きく上振れしている状況なので、基本は三菱UFJ DC国内株式インデックスファンドに投資しつつも、資金のごく一部をそれに振り向けるのはありでしょう。

もっとも、相場が良い時とは逆に下落相場になった際には、小型株は大型株以上に下落しますから、資金の大半を小型株に突っ込むというのはギャンブルになってしまいます。将来の資産形成とギャンブルは別物ですから、気をつけてください。


先進国株に投資するファンドについての評価

MSCIコクサイ・インデックスをベンチマークとする、2つのファンドをまず見てみます。ついでに傾向を見るために、MSCIワールドインデックスをベンチマークとする、為替ヘッジなしタイプの三井住友・グローバル株式年金ファンドBも、同時に表示しています。

明らかに言えているのは、アクティブファンドのDCニッセイ/パトナム・グローバル・コア株式などは、全く選ぶ必要が無いという事ですね。インデックスファンドで十分です。




三井住友・グローバル株式年金ファンドAについては、ベンチマークに対して全く勝てていない状況が続いています。上記の通り、MSCIコクサイインデックスと特に差が付くようなベンチマークではありませんし、全く選ぶ必要がありませんね。




日本債券に投資するファンドについての評価

ここはもう、3つ一緒に掲載しておきます。三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)と、アクティブファンドの三井住友・日本債券年金ファンドについては、もう迷うことなくインデックスファンドで決まりですね。




東京海上セレクション・物価連動国債については、今後インフレが加速して金利が顕著に上昇するのが明らかだと思う人は、検討しても良いでしょう。詳しくは東京海上・物価連動国債ファンドのページをご覧ください。(こちらはインデックスファンド)




それにしても、東京海上セレクション・物価連動国債はアクティブファンドとしては参考指数に大きく劣っており、投資したくなるようなものではありませんね。


先進国債券に投資するファンドについての評価

同じベンチマークのファンドが2つあるだけなので、比較は楽ですね。結果は以下の通りで、アクティブファンドのグローバル・ボンド・ポートDコースなどは選ぶ必要はありません。




バランスファンドに投資するファンドについての評価

まず三菱UFJ DCバランス・イノベーション(KAKUSHIN)は投資不要です。安定を求めるならば、インデックスファンドの三菱UFJプライムバランス(安定型)を買えば良いでしょう。

ただし、三菱UFJプライムバランスの安定成長型と成長型は、コストが低い点は十分なメリットであるものの、日本への投資比率が高すぎる点に難があります。いわゆるホームカントリーバイアスが強すぎます。

もしもバランスファンドをメインにする場合は、先進国株や先進国株債券も一定程度の金額を買う事によって、日本偏重の資産配分を修正する事も考えた方が良いでしょう。



追記:別の人から情報提供を受けたラインナップとその評価

2018年6月、別の人から三菱UFJ信託銀行の企業型確定拠出年金の商品ラインナップの情報を提供して頂きました。バランスファンド以外は、随分と商品構成が異なっています。

新興国への投資が出来ない点はやや不満が残るものの、主要な資産クラスである日本株や先進国株に投資する部分について低コストのインデックスファンドだけであり、上手くいくかどうかやってみないと分からないようなアクティファンドを避けられる点が実に良いです。

(信託報酬は税抜き、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 信託報酬 ベンチマーク
日本株式 I 三菱UFJ DCトピックスオープン 0.25% TOPIX
先進国株式 I インデックスファンド海外株式ヘッジなし(DC専用) 0.25% MSCI コクサイ・インデックス
新興国株式 無し
日本債券 I 野村DC国内債券インデックスファンドNOMURA-BPI総合 0.16% NOMURA-BPI総合
先進国債券 I DCダイワ外国債券インデックス 0.23% FTSE世界国債インデックス(除く日本)
インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用) 0.26% FTSE世界国債インデックス(除く日本・ヘッジあり)
新興国債券 無し
国内REIT 無し
外国REIT I DC先進国REITインデックス 0.53% S&P先進国リート指数(日本除く)(配当込み)
バランス型 I ・三菱UFJプライムバランス(安定型)
・三菱UFJプライムバランス(安定成長型)
・三菱UFJプライムバランス(成長型)
・三菱UFJプライムバランス(8資産)
0.22%
0.23%
0.24%
0.32%
合成指数


コスト的にも、最低水準とまでは言えないものの、およそ0.2%台で商品が揃っていますので、まず何も問題が無いレベルです。

ご自身が実現したいというアセットアロケーションに応じてこれらの商品を積み立てる事で、将来の財産形成に、強力な味方となり得る企業型確定拠出年金口座と言えますね。



個人型ならば、三菱UFJ信託銀行よりも有利な金融機関の検討しよう

以上、三菱UFJ信託銀行の企業型確定拠出年金についての評価でした。

もしも個人型iDeCoを検討しているならば、三菱UFJ信託銀行のiDeCoの商品ラインナップに魅力がほとんど無い点や口座手数料も高めな点を考えると、SBI証券楽天証券松井証券マネックス証券イオン銀行の方が良いと考えます。詳しくは下記のページをご覧ください。

参考:良質なサービス多数!個人型iDeCo(イデコ)完全比較
三菱UFJ信託銀行の企業型確定拠出年金のラインナップを当サイト管理人に報告


 


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