三井住友信託銀行・・・個人型はダメだが企業型はなかなか素晴らしいね

三井住友信託銀行の企業型確定拠出年金のラインナップの情報ををお持ちの方は、こちらから管理人までご連絡をお願いいたします。情報をお寄せいただければ、三井住友信託銀行の企業型確定拠出年金についても具体的に評価してまいります。



本ページでは、三井住友信託銀行が展開している個人型iDeCo、及び、当サイトの読者様から企業型確定拠出年金の情報が寄せられましたので、それぞれについてその中身を詳しくチェックしています。

iDeCo(イデコ)を制する者は人生を制する!」・・・結論から書くと、三井住友信託銀行のラインナップは、個人型iDeCoはコストが高すぎてダメだなと思えるのに対して、企業型確定拠出年金のほうは、超低コストで素晴らしいという感想を持ちます。

三井住友信託銀行の確定拠出年金

(2018年5月14日修正)


本ページに記載した内容の目次になります。上から順番にご覧いただくほうが分かりやすいとは思いますが、お時間の無い時などは、関心のある部分に直接飛んでください。


三井住友信託銀行の個人型iDeCoラインナップは、時代遅れの高コスト←必見コンテンツ
企業型確定拠出年金は超低コストのインデックスファンドが主体
三井住友信託銀行の個人型iDeCoの、口座手数料を確認
三井住友信託銀行よりも有利な金融機関の検討しよう


 


三井住友信託銀行の個人型iDeCoラインナップは、時代遅れの高コスト

個人型iDeCoラインナップとその評価について

最初に三井住友信託銀行のウェブサイトを見た時には、個人型iDeCoのラインナップはインデックスファンドがしっかりと揃っており、良心的だと思いました。

しかし、チェックを進めてゆくと、そのインデックスファンドが一昔もふた昔も前の時代だと思えるような旧来の高コストのものばかりであり、今どきはそれよりも半額、あるいは3分の1ほどの超低コストのものが一般的になりつつある中、時代遅れを感じさせます。

どういう訳か、日本株式クラスにばかりアクティファンドがやたらとラインナップされているのも解せません。しかも大した成績のものもほとんど無く、インデックスファンドもアクティファンドも、両方とも相当にイマイチだといわざるを得ません。

それと、ファンドのコスト情報が一覧で表示されておらず、いちいち1つずつファンドの中身をチェックしないと、コストが判明しないのも頭に来ますね。。。

⇒参考:インデックスファンドとアクティブファンド


三井住友信託銀行ならば、グループ内の三井住友アセットマネジメントの運用する超低コストインデックスファンド、三井住友インデックスシリーズをラインナップしないとダメです。

現状では、三井住友信託銀行のiDeCoを使うのはお勧めしません。SBI証券楽天証券松井証券マネックス証券イオン銀行などを使うほうがはるかに有利に資産運用ができます。


http://www.smtb.jp/personal/pension/dc/ideco/

(信託報酬は税込み、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 ベンチマーク 信託報酬
日本株式 I DC日本株式インデックス・オープン TOPIX 0.6%
DC・ダイワ・ストックインデックス225 日経225 0.52%
A DCリサーチ・グロースファンド TOPIX(配当込) 1.37%
DCファンダメンタル・バリューファンド TOPIX 1.37%
大和住銀DC日本株式ファンド TOPIX(配当込) 1.10%
DCグッドカンパニー TOPIX 1.42%
シュローダーDCアクティブ日本株式 TOPIX 1.43%
三井住友・ライフビュー・日本株式ファンド TOPIX(配当込) 1.3%
先進国株式 I DC外国株式インデックス・オープン MSCIコクサイ 0.8%
A ABグローバル・グロース・オポチュニティーズ(年金向け) MSCIワールド 1.68%
新興国株式 I DC新興国株式インデックスオープン MSCIエマージング・マーケット 0.58%
日本債券 I DC日本債券インデックス・オープンS NOMURA-BPI総合 0.16%
先進国債券 I DC外国債券インデックス・オープン シティ世界国債(除く日本) 0.65%
新興国債券 I DC新興国債券インデックスオープン JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックスエマージングマーケッツ 0.55%
国内REIT 無し
海外REIT 無し
バランス型 I DCマイセレクション25
DCマイセレクション50
DCマイセレクション75
各資産クラスのファンドごとにベンチマークを設定 0.26%
0.29%
0.32%
DC世界経済インデックスファンド 各資産クラスのファンドごとにベンチマークを設定 0.5%
預金 三井住友信託DC変動定期5年
三井住友信託DC固定定期5年
- -
保険 三井住友海上・積立傷害保険(5年) - -


 


個人型iDeCoのアクティブファンドの出来もよくない

アクティファンドについても、相当イマイチです。なぜか日本株ばかりアクティファンドを揃えてきており、その数は6本もあります。全てTOPIXをベンチマークとするものですので、同じ三井住友信託銀行のDC日本株式インデックス・オープンと比較できます。

チャートに全アクティファンドを掲載できないので、3本ずつ比べてまいります。まずは、DC日本株式インデックス・オープンに対して、以下の3本を。

過去3年で比較すると、確かにインデックスファンドを多少上回るものは有りますが、こんな程度で20年30年と継続する確定拠出年金口座で、いとも簡単にアクティファンドなど選ぶわけにはいきません。

なぜなら、金融業界では「長期的にはアクティファンドはインデックスファンドに勝てない」というのが常識なのですから。

10年の長期で見ても、似たような傾向ですね。だとしたら、資産運用で冒険などする必要は皆無なので、普通にインデックスファンドを買っていれば宜しいです。

アクティブファンドとのリターン比較


次に、残りの3つを。ここでは三井住友・ライフビュー・日本株式ファンドに関しては、顕著に良好な成績を収めているのが分かります。

ただし、10年のスパンで見た場合、もっとインデックスファンドを引き離しているかと思ったら、そうでもありませんでした。ここ最近の1,2年の好成績が、長期間での成績を押し上げているようにも感じます。

三井住友・ライフビュー・日本株式ファンドに関しては、目論見書をよく読んで頂いて、きちんと納得できるのであれば、資金の一部を振り向ける程度に投資しても良いでしょう。

過去の成績が良くても未来もそのまま行くとは限りませんので、アクティファンドを買う場合でも、資金を全て振り向けるような事は、してはなりません。

アクティファンドの成績がダメになったら、すぐに継続しての投資を止めて資金を引き揚げて、インデックスファンドにスイッチングする必要がありますから、投資の事を全く勉強しないようなタイプの人は、なおさらアクティファンドになど投資をしてはいけません。

アクティブファンドとのリターン比較


続いて、先進国株式クラスです。ABグローバル・グロース・オポチュニティーズ(年金向け)という、なぜこのようなファンドをラインナップしたのか全く意味不明の、マイナーな外国株アクティファンドが1本だけ存在しています。

参考指数とのリターン比較を見ると、最近は指数と同等の成績、そして過去20年間の長期で見た場合、指数に対して圧倒的なボロ負けを喫しています。何の実績も残していない酷いファンドと言えますので、完全無視で宜しいかと思います。

アクティブファンドとのリターン比較



企業型確定拠出年金は超低コストのインデックスファンドが主体

最低限の仕事は行っていると思える

今回、当サイトの読者様から、三井住友信託銀行の企業型確定拠出年金のラインナップのご連絡がありましたので、以下の通りご紹介します。

一言で評価すると、最も主要な資産クラスである日本株式、日本債券、先進国株式、先進国債券において、超低コストのインデックスファンドが揃っており、素晴らしい仕事をしているとの感想を抱きます。

信託報酬を赤字で色付けしましたが、ここまでの低コストであれば数十年の長期投資に耐えうるコスト体系になっています。バランスファンドも同様であり、ファンド選びが苦手な人も、バランスファンド1本で済んでしまいますね。

ふつうはiDeCoのラインナップを良心的なものにして、外からチェックされにくい企業型確定拠出年金をボッタクリにするのですが、その逆の状態になっています。

(信託報酬は税込み、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 信託報酬
日本株式 I インデックスコレクション(国内株式) 0.16%
DC日本株式インデックスファンドL 0.2052%
A フィデリティ・日本成長株・ファンド 1.53%
DC日本株式エクセレント・フォーカス 1.25%
先進国株式 I インデックスコレクション(外国株式) 0.16%
野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI 0.22%
新興国株式 I 三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド 0.55%
日本債券 I インデックスコレクション(国内債券) 0.1%
三菱UFJ DC国内債券インデックスファンド 0.16%
先進国債券 I インデックスコレクション(外国債券) 0.15%
三井住友・DC外国債券インデックスファンド 0.2268%
新興国債券 I 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド 0.52%
国内REIT なし
海外REIT なし
バランス型 I インデックスコレクション(バランス株式30)
インデックスコレクション(バランス株式50)
インデックスコレクション(バランス株式70)
0.17%
0.18%
0.19%
DC世界経済インデックスファンド 0.5%
A 分散投資コア戦略ファンドA(コアラップ安定型)
分散投資コア戦略ファンドS(コアラップ成長型)
1.0%
預金 三菱UFJ銀行確定拠出年金専用1年定期預金
三井住友信託銀行DC定期(固定金利型)1年
三井住友信託銀行DC定期(固定金利型)3年
-
保険 ニッセイ利率保証年金(10年保証プラス/日々設定) -


ただし、企業によって選択される商品が若干異なると思いますので、ラインナップが少なすぎると感じる人もおられるかもしれません。

新興国株式や日本ならびに海外のリートがラインナップされていない会社も有りますから、その場合は、投資に慣れた人から見るとかなり物足りなさが残ると思います。

物足りなさが残る人であれば、今ではつみたてNISAを利用しても非課税の投資ができますから、「何とかなる」のではないでしょうか。


アクティブファンドに関しての評価

日本株には、2本のアクティブファンドが用意されています。それら2本と、同ラインナップのDC日本株式インデックスファンドLとのリターン比較をすると、以下のようになります。

フィデリティ・日本成長株・ファンドについては、設定来でベンチマークを大幅に超過するリターンを継続的に上げており、存在価値のあるお勧めのアクティブファンドです。

アクティブファンドとのリターン比較


野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIについて

今回、三井住友信託銀行の企業型確定拠出年金のラインナップのご連絡をいただいた読者様から、野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIがベンチマークと乖離しているのでは、という問いかけがありましたので、これもチェックしてみます。

月報を見ると、一見すると確かにベンチマークから下方乖離を起こしているように見えます。しかしながら、インデックスファンドというものは、コストの分だけ必ずベンチマークから下方乖離します。これについてはごく普通の現象ですので、何ら心配はありません。

野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI


心配な場合は、他のインデックスファンドとリターンを比較してみると良いでしょう。ここでは10年以上の実績のあるファンドとして、SMT グローバル株式インデックス・オープン(信託報酬0.5%)を取り上げてみます。

野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI


10年で、年率換算で0.23%の差しかありません。両者の信託報酬の差は年間0.28%なので、ほぼほぼこの2つに差は無いと言って良いと思います。仮にベンチマークとの差異があったとしても、運用成績に対してはコスト差の方がはるかに大きくなります。

したがって、野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIのような、十分に低コストなインデックスファンドがラインナップされているのはとてもラッキーであり、大いに利用して良いですね。



三井住友信託銀行の個人型iDeCoの、口座手数料を確認

三井住友信託銀行の個人型iDeCoを利用するとしたら、上記の投資信託の信託報酬以外のコストとして、次の通りの個人型iDeCo口座の利用手数料が発生します。

この部分のコストは、他行よりも若干程度、安いものとなっています。ただし、これよりもはるかに安い金融機関がいくつかありますので、そちらを利用したほうが良いでしょう。

加入手数料(初回のみ) 管理手数料 受給時の手数料
加入者
(積み立て中の人)
運用指図者
(積み立て終わった人)
2777円 492円/月 389円/月 432円/回



三井住友信託銀行よりも有利な金融機関の検討しよう

以上、三井住友信託銀行の個人型iDeCoや企業型確定拠出年金を具体的に評価してみました。自分で金融機関を選ぶ事ができる個人型iDeCoについては、比較にならないくらい、SBI証券楽天証券松井証券マネックス証券イオン銀行のほうが良いです。

企業型確定拠出年金については、これ以外にも情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、どうか管理人まで情報をお寄せください。


参考:良質なサービス多数!個人型iDeCo(イデコ)完全比較
三井住友信託銀行の企業型確定拠出年金のラインナップを当サイト管理人に報告


 


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