マイバランス30・50・70は、比較的高い評価だ

ここでは、確定拠出年金(iDeCo)専用のバランス型ファンドであるマイバランス(確定拠出年金向け)をご紹介します。マイバランスには資産配分の中身の違いにより、マイバランス30、50及び70の3つのタイプがありますので、ご自身に合ったものを選びましょう。

マイバランス(確定拠出年金向け)30・50・70の違い


基本的な信託報酬も0.2%台前半と極めて良心的な低コストであり、運用歴も長く、バランス型ファンドを利用してiDeCo口座などを利用する際の有力候補となりえます。日本国への投資比率が高めなのは、注意が必要です。

なお、似たような名称である、マイバランスDC30・DC50・DC70とは、別のファンドになりまが、資産配分比率はマイバランス(確定拠出年金向け)30・50・70と同一であり、事実上、同じファンドです。マイバランスDCについても、本ページをご覧ください

(2017年10月10日追加)



 


マイバランスの基本的な情報

購入単位:1円以上1円単位。
信託報酬:以下の通り

ファンドなどの名称 税抜き信託報酬
マイバランス30(確定拠出年金向け)またはマイバランスDC30 0.22%
マイバランス50(確定拠出年金向け)またはマイバランスDC50 0.23%
マイバランス70(確定拠出年金向け)またはマイバランスDC70 0.24%


信託財産留保額:なし
決算:年1回決算(3月31日)
償還日:無期限(マイバランス確定拠出年金向けは2002年7月から、マイバランスDCは2007年9月より運用されています。)
運用:野村アセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ:なし



マイバランス、管理人の感想と評価

低コストでオーソドックスなバランス型ファンド

確定拠出年金などで、超長期の数十年にわたる投資を行う場合には、国際分散投資が基本中の基本になります。何か1つだけに特化して投資をして、その「卵」が割れてしまったら、覆水盆に返らずです。卵を同じかごに盛らず、幅広く投資先資産を分散させる必要があります。

分散投資の必要性


マイバランス30・50・70は、投資における基本となる4つの資産、日本株、日本債券、先進国株式、先進国債券に分散投資をする事ができるバランスファンドです。

投資に詳しい人ならば、1つ1つのファンドを自分なりに複数購入して、自分に相応しい資産配分にする事が簡単に出来ますが、投資が趣味ではない人にとっては面倒なことかもしれませんので、そんな時にはマイバランスを活用しても良いでしょう。

冒頭に記した通り、信託報酬が非常に低廉であり、良心的なファンドとして評価できます。運用歴も純資産総額も申し分なく、安心して長期に資産を託せるファンドと言えます。

相場の状況に合わせて「機動的に資産配分比率を見直す」だの謳ったような、最近よく見かけるようなバランスファンドに、ロクなものはありません。本ファンドのようなオーソドックスな投資信託を選ぶようにしましょう。


資産配分比率の違いで選ぼう

さて、マイバランスには、資産配分比率の違いにより、以下のような3つのタイプがあります。それぞれ、簡単に説明します。


●マイバランス30の資産配分比率

マイバランス30は、安全資産である国内債券の比率が55%と半分以上を占めており、価格変動が激しいと精神的にシンドイなと感じる、リスク許容度が低い人向けです。国内株式と合わせても国内向けの投資比率が75%にもなり、為替の変動の影響も受けにくいです。

現在の純資産総額は322億円と、3つのマイバランスの中では一番少ないです。(マイバランスDCの純資産は212億円です)

マイバランス(確定拠出年金向け)30


●マイバランス50の資産配分比率

マイバランス50は、リスク許容度が低い人向けの30と、高い人向けの50の間の中間的な位置づけとなり、言うなれば「普通の人」向けとなります。5割が日本株と先進国株になっており、株と債券の投資比率が半々になるところが特徴ですね。

現在の純資産総額は660億円で、マイバランスシリーズの中で最も多くなっています。(マイバランスDC50の純資産は179億円です)

マイバランス(確定拠出年金向け)50


●マイバランス70の資産配分比率

マイバランス70は、リスク許容度が比較的高めの人向けです。株式への投資比率が7割に達するので、日々の価格変動はマイバランス30よりもかなり大きくなります。

個人的には、株式への投資比率が多い方が将来の資産を増やす際には有効なので、投資に慣れてきたら、この程度の資産配分にも慣れて頂きたいなと思ったりもします。

現在の純資産総額は592億円と、意外なことにかなり多い印象です。この人たちは、老後に十分な資金となって投資が報われるのではないかと思います。(マイバランスDC70の純資産は、111億円です)

マイバランス(確定拠出年金向け)70


日本への投資割合が少々多い事には注意

ところで、マイバランスの資産配分を見ていると、30,50,70に共通して、日本への投資の割合が高めなのに気づきます。典型的に、ホームカントリーバイアスがかかったファンドとも言えます。

世界経済の中で日本が占める割合は、たったの5%程度に過ぎません。それにもかかわらず、投資先を全世界に広く求めるのではなく、例えばマイバランス70でさえも、日本株の投資比率が世界株より多いなどという、いびつな構造になっている点には、注意が必要です

投資の初心者にとっては外国株式(先進国株式)へ投資できるだけでも偉大な一歩を踏み出したことにはなりますが、ホームカントリーバイアスが気になるという人は、マイバランスとは別に、日本を除く先進国株式ファンドを追加で積み立てると良いでしょう。コストが安いものがあれば、新興国株式ファンドを積み立てても良いと思います。


参考までに、マイバランス各ファンドのリターンを表してみると

さて、マイバランスの3つのファンドのリターンを、グラフで表してみましょう。資産配分比率を変えることで、引き受けるリスクが変わってくるわけですが、リスクとリターンは表裏一体で、リスクによってどの程度リターンに差がつくのか、イメージしてもらえればと思います。

マイバランス(確定拠出年金向け)30・50・70のリターンの違い


ご覧のように、リスクの高いものは、価格変動が大きいのが分かると思います。リスクが低いものは、価格変動がマイルドです。この値動きの大きさとご自身のメンタルの平静度合いで、リスク許容度を考えるようにしましょう。

なお、マイバランス70は上記のグラフで元本割れした部分があり、「元本割れは嫌だ」と単純に思うかもしれませんね。しかし、確定拠出年金での投資は積み立て投資なので、基準価額が下がったところではたくさんの口数を買う事が出来ます。

20年30年後には、絶対とは言いませんが価格は大きく上昇している可能性の方が極めて高いと思いますので、その時に、たくさん買った口数が活きてきて、大きく利益を積み増しする事になると思います。

もちろん、リスク許容度が低いからダメという意味でもありません。いくらリスク許容度が低いといっても、確定拠出年金で保険や定期預金だけをやっているような人とは比べ物にならないほどの差が付きますので。



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