DCマイセレクション25・50・75(S25・S50・S75についても評価)

ここでは、確定拠出年金(iDeCo)専用のバランス型ファンドであるDCマイセレクション(及びDCマイセレクションS)をご紹介します。

DCマイセレクションには資産配分の中身の違いにより、DCマイセレクション25(S25)、50(S50)及び75(S75)の3つのタイプがありますので、自分に合うものを選びましょう。

DCマイセレクション(DCマイセレクションS)


基本的な信託報酬も0.2%~0.3%と良心的な低コストであり、運用歴も長く、バランス型ファンドを利用して確定拠出年金で積み立てをする際の有力な候補となりえます。日本国への投資比率が高めなのは、注意が必要です。

なお、DCマイセレクションとDCマイセレクションSは全く同一内容のファンドで、設定時期が異なるだけです。従って、区別なく本ページをご覧いただければと思います。

(2018年4月18日追加)



 


DCマイセレクションの基本的な情報

購入単位:1円以上1円単位。
信託報酬:以下の通り

ファンドなどの名称 税抜き信託報酬
DCマイセレクション25、またはDCマイセレクションS25 0.26%
DCマイセレクション50、またはDCマイセレクションS50 0.29%
DCマイセレクション75、またはDCマイセレクションS75 0.32%


信託財産留保額:なし
決算:年1回決算(10月1日)
償還日:無期限(DCマイセレクションは2001年10月から、DCマイセレクションSは2006年10月より運用されています。)
運用:三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ:なし



DCマイセレクション、管理人の感想と評価

低コストでオーソドックスなバランス型ファンド

確定拠出年金などで、超長期の数十年にわたる投資を行う場合には、国際分散投資が基本中の基本になります。何か1つだけに特化して投資をして、その「卵」が割れてしまったら、覆水盆に返らずです。卵を同じかごに盛らず、幅広く投資先資産を分散させる必要があります。

分散投資の必要性


DCマイセレクション25・50・75は、投資における基本となる4つの資産、日本株、日本債券、先進国株式、先進国債券に分散投資をする事ができるバランスファンドです。

投資に詳しい人ならば、1つ1つのファンドを自分なりに複数購入して、自分に相応しい資産配分にする事が簡単に出来ますが、投資が趣味ではない人にとっては面倒なことかもしれませんので、そんな時にはマイバランスを活用しても良いでしょう。

冒頭に記した通り、信託報酬が低廉であり、良心的なファンドとして評価できます。運用歴も純資産総額も申し分なく、安心して長期に資産を託せるファンドと言えます。

相場の状況に合わせて「機動的に資産配分比率を見直す」だの謳ったような、最近よく見かけるようなバランスファンドに、ロクなものはありません。本ファンドのようなオーソドックスな投資信託を選ぶようにしましょう。


資産配分比率の違いで選ぼう

さて、DCマイセレクションには、資産配分比率の違いにより、以下のような3つのタイプがあります。それぞれ、簡単に説明します。


●DCマイセレクション25の資産配分比率

DCマイセレクション25(及びS25)は、安全資産である国内債券の比率が60%と半分以上を占めており、価格変動が激しいと精神的にシンドイなと感じる、リスク許容度が低い人向けです。25という数字は、国内外の株式への投資比率が25%という意味です。

国内株式と合わせても国内向けの投資比率が80%にもなり、為替の変動の影響も受けにくいです。現在の純資産総額は437億円で、S25は168億円になります。

DCマイセレクション25(DCマイセレクションS25)


●DCマイセレクション50の資産配分比率

DCマイセレクション50(及びS50)は、リスク許容度が低い人向けの30と、高い人向けの75の間の中間的な位置づけとなり、言うなれば「普通の人」向けとなります。5割が日本株と先進国株になっており、株と債券の投資比率が半々になるところが特徴ですね。

現在の純資産総額は、50が740億円で、S50が288億円になっており、マイセレクションの中で最も多くなっています。

DCマイセレクション50(DCマイセレクションS50)


●DCマイセレクション75の資産配分比率

DCマイセレクション75(及びS75)は、リスク許容度が比較的高めの人向けです。株式への投資比率が75%に達するので、日々の価格変動はDCマイセレクション25よりもかなり大きくなります。

個人的には、株式への投資比率が多い方が将来の資産を増やす際には有効なので、投資に慣れてきたら、この程度の資産配分にも慣れて頂きたいなと思ったりもします。

現在の純資産総額は484億円と、思ったよりも多い印象です。この人たちは、老後に十分な資金となって投資が報われるのではないかと思います。(DCマイセレクションS75の純資産は、135億円です)

DCマイセレクション75(DCマイセレクションS75)


日本への投資割合が少々多い事には注意

ところで、DCマイセレクションの資産配分を見ていると、25,50,75に共通して、日本への投資の割合が高めなのに気づきます。典型的に、ホームカントリーバイアスがかかったファンドとも言えます。

世界経済の中で日本が占める割合は、たったの5%程度に過ぎません。それにもかかわらず、投資先を全世界に広く求めるのではなく、例えばDCマイセレクション75でさえも、日本株の投資比率が世界株より多いという、いびつな構造になっている点には注意が必要です

投資の初心者にとっては、外国株式(先進国株式)に投資できるだけでも偉大な一歩を踏み出したことにはなりますが、ホームカントリーバイアスが気になるという人は、DCマイセレクションとは別に、日本を除く先進国株式ファンドを追加で積み立てると良いでしょう。コストが安いものがあれば、新興国株式ファンドを積み立てても良いと思います。


参考までに、マイバランス各ファンドのリターンを表してみると

さて、DCマイセレクションの3つのファンドのリターンを、グラフで表してみましょう。

資産配分比率を変えることで、引き受けるリスクが変わってくるわけですが、リスクとリターンは表裏一体で、リスクによってどの程度リターンに差がつくのか、イメージしてもらえればと思います。

DCマイセレクションの25、50、75のリターン比較


こちらは、DCマイセレクションSです。こちらも同様になります。

DCマイセレクションSの25、50、75のリターン比較


ご覧のように、リスクの高いものは価格変動が大きいです。リスクが低いものは、価格変動がマイルドです。この値動きの大きさとご自身のメンタルの平静度合いで、リスク許容度を考えるようにしましょう。

なお、リスクが低めのDCマイセレクション25においても上記のグラフで元本割れした部分があり、「元本割れは嫌だ」と単純に思うかもしれませんね。しかし、確定拠出年金での投資は積み立て投資なので、基準価額が下がったところではたくさんの口数を買う事が出来ます。

20年30年後には、絶対とは言いませんが価格は大きく上昇している可能性の方が極めて高いと思いますので、その時に、たくさん買った口数が活きてきて、大きく利益を積み増しする事になると思います。

確定拠出年金で保険や定期預金だけをやっているような人とは比べ物にならないほどの差が付きますので、ぜひ投資をしてみてください。



管理人おススメの確定拠出年金口座(個人型のiDeCo口座)

個人型のiDeCo口座は様々な金融機関で開くことができますが、ファンドラインナップや口座管理手数料を考えると、次の4社がベストです。

SBI証券楽天証券マネックス証券イオン銀行(銀行を使いたい人はここ)


参考管理人神推しの証券口座(一般の証券口座ならばこちらをご覧ください)


 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る