内藤忍氏の変節を嘆くまとめ・(@_@;)

元マネックスユニバーシティ社長の内藤忍さんと言えば、インデックス投資ナイトで5年連続でパネリストとして登壇していましたから、インデックス投資の第一人者で、長期世界分散投資家だとばかり思っていました。

しかしこの本を出したあたりから何となく「」と違和感を感じ、クレディ・スイスのプライベートバンキング部門のカウンセラーに就職したあたりで「??」と感じ、2013年1月以降はワイン投資、ワインファンド投資、アメリカ不動産投資、東南アジアの不動産投資、さらにはそのセミナーを開いて海外不動産投資現地視察ツアーなどをやり始めたのを知って

????

と感じてしまったのは、管理人以外にも多数おられると思います。本当に内藤忍さんは変わってしまったのか? 悲しみと共に検証してみることにしました。



 


現在の内藤忍さんのお仕事まとめ

ところで今、内藤さんの仕事って何? という事で、我々に直接か関わりがありそうなお仕事をピックアップしてみました。

一般社団法人「海外資産運用教育協会」の代表理事

管理人が、内藤忍さんのビジネスの中で、最も感心したのがこれです。いわゆる「協会ビジネス」で、実はこれ、あらゆる業界でリターンを安定的に出す優れた仕組みとして知られています。(こんな感じでね・笑)・・・なぜか、現在は削除されてしまっている。。。

 海外資産運用教育協会ホームページ画像
 (⇒一般社団法人海外資産運用教育協会HP


社団法人と名乗ると、何となく営利目的とは違った感じがして怪しさ度が低くなって、逆に権威づけされた感覚になるんですよね。

で、ここで高額の授業料(このコースでは合計28時間で21万円)を稼ぐ事ができますし、認定講師に選ばれた人が全国各地で資格を名乗ってセミナーなどを開催すると、ますます本家の教会(失礼、協会ですね)の権威づけが高まると言った好循環が期待できます。

ちなみに講師陣を世に送り出すだけではなく、個人投資家向けにも「海外資産運用研究会」を立ち上げて、年間20万円近い料金にてサービスを提供しています。

この協会ビジネス、実は誰でも勝手に始める事ができます。美容とか各種セラピー業界なんかは、お金出して有資格者になる事が常識のようになっています。

海外資産運用研究協会も、それと全く同じ仕組みで、それを投資の世界に持ち込んだ内藤さんに、僕は経営者としてのセンスを感じました

この協会、たぶんこの時期くらいにファイナンシャルアカデミーの泉さんと接触があった時あたりから、ご自身でいろいろと差別化戦略を考えていたんだと思います。

投資教育という意味では、明らかにベータではなくてアルファを狙った、いや、欲張りにもアルファもベータも両方取りに行った意欲的な試みなんだと思いました。

これが上手くいったら、内藤忍さんは非常に良い立ち位置を確保する事になりますね。
ん?「アルファは人を出し抜く」とか書いてあるな・・・。



㈱資産デザイン研究所の社長さん

このお仕事も、社名を「研究所」にするところに、大変なセンスを感じます。単なる社名にするより、営利目的感が格段に少なくなる感じがしますでしょ? 利益じゃなくて研究って感じで。

会社の事業内容は、今内藤さんがやろうとしていること全てが含まれています。

国内外ツアー開催、不動産売買や賃貸・管理、投資助言業など、抜かりなく網羅しています。(商品の製造・販売なんてのも入っていますね)

 資産デザイン研究所の事業内容
 (⇒資産デザイン研究所HPより)


実際に、上記の定款に定める事業として、現在積極的にかかわっているのが、これから挙げるいくつかのビジネスです。



 


新興国不動産投資ツアー

今の内藤忍さんが非常に気合を入れている感じが伝わってくる事業ですね。セミナー開催と、実際に現地に行って不動産を買い付けるツアーを開催しています(下記)。

 内藤忍と行く2泊4日タイ海外不動産視察ツアー


ツアー料金の約20万円というのは、安いのか高いのか僕にはサッパリ分かりません。最少催行人数10人だとして200万円の収入というのも、旅行ビジネスとして成り立つのか成り立たないのか、経験のない僕にはよく分からないです。

ただまあ、このツアーで現地に物件を見に行って、短い期間に物件を買いつけてしまう猛者も結構いるようなので、不動産売買に関しての手数料収入などが別にあるのであれば、商売として成り立つのかもしれません。

(その辺の事情に詳しい人がおられたら、ぜひ教えてくださいませ。。)

ワイン投資関連ビジネス

海外不動産投資までなら許せるけど、ここまで来ると怒る人もいるかもしれませんね・笑。でもまあビジネスなので、怒らない怒らない。

ワインテイスティング&投資セミナー

 内藤忍と行く5泊7日フランス・ボルドーワインファンド視察ツアー
 (⇒HISのHPより)

このツアー、約40万円です。フランスまで行って40万円なら、なんか安いような気がしてしまったのは、僕がこの手の情報に弱いからなのでしょうか?

メールマガジンの発行

まぐまぐから、無料のメルマガを発行されておられます。内容も、無料にしては豊富で、Q&Aコーナーなどもあって、なかなか良いんではないでしょうか?

基本的に、上記で挙げたビジネスに顧客を誘導するための目的を持っていると思われます。ただし、それが悪いという事ではなくて、あまねく、ビジネスというのはそういうものなので、基本に忠実に実行されているという事なんだと思います。

書籍の執筆など

最新刊は、本当に衝撃的でしたね。僕はこれを読んで悲しくなったので、内藤さんって今何やってんだ?と思い、本ページのようなコンテンツを作った次第です。

貯金が1000万円になったら資産運用を考えなさい
by カエレバ

この本についてはちょっと批判的に書かせて頂きますが、日本人は資産の9割以上を円建てで持つ事のリスクをもっと考えたほうが良いというのは、よく分かります。

そして168ページ目までの、インデックス運用の低コスト金融商品を活用した長期分散投資、アセットアロケーションが重要というところまでは100%同意します。

が169ページ目から、いきなりその長期分散投資とは別に、実物資産に投資したほうが良い、「実物資産は海外不動産投資とワイン投資」って部分が、あまりに急ハンドルすぎて、国内旅行中にいきなり火星にでも連れて行かれた感MAXなんですよ

僕も不動産投資をやっているので、成功した不動産投資家とけっこう交流があります。が、彼らの誰一人として、不動産に集中投資している傍ら、長期世界分散投資をやっている人なんて聞いたことないですよ。

全然意味分からないじゃないですか、低コストの投資信託でリスクを抑えて資産を世界中にバラしている人が、片一方で超高コストで下手すると大損するような実物不動産投資をするって行動の矛盾が

実物不動産投資って、相場を読んでタイミングを図ったり、それこそ人を出し抜くくらいの行動をとらないと、成功などできません。

今までインデックス長期投資をやってた人に、そんな事をやると良いなんて、よく言えたもんだなと思いました。(あ、「やると良い」とは言ってはいないか・・・)

258ページ、1億円持っている人の資産運用例なんて、

 ・1000万円をインデックス運用による長期世界分散投資
 ・9000万円をアメリカ不動産、新興国不動産、ワイン投資


で運用する案ですからね。これで年利5%の複利運用で20年後は2億6533万円の想定資産とか書いてあって、いつかはゆかしかよ!とか思わず怒りの感情が。。。

(注釈:いつかはゆかしと内藤氏には、いささかの関係もありません)


で、内藤忍さんって、変節したの??

あ、こっちが本題なんでしたね。結論から言うと、僕は内藤忍さんって、まったく変節していないなと思いました。(ガクッ・笑)

僕は内藤さんのブログを最初から最後まで読んでみましたけど、今も昔も全然変わっていないなという印象です。

ご本人も、俺は変節してないと表明しておられます・笑。正直に、好きな事をポジティブに情報発信する姿勢は最初から変わってないです。

今の内藤さんが事業で成功しつつあるのは、お客様から価値を認められたからなのだと思います。

事業を成功させるためには、自分が何に特化して、どんな顧客層をターゲットにするのか決めるのが基本中の基本ですよね。

内藤さんは今も昔も相変わらず大好きな「ワイン」と「旅行」を織り交ぜつつ、お金をしっかりと持っていて高額な手数料を支払うのも惜しくない人々の満足度を上げることに決めたのだと思います。そこが、彼のいう所の顧客ニーズと自分の強みのマッチングなんですね。

そいう言う意味では、途中にインデックス投資に入りすぎたのが彼にとってはイレギュラーな事で、今の内藤氏の方が本音のまま生きている感じがしますね。

というか、こんな宣言してたら、こっちが本物の内藤さんだって思うでしょ。
 (その後また、政権交代したって事ですね・なはは)

投資には目標金額を設定せよとの事ですから、海外不動産を現金買いするくらいの内藤さん、おそらく数憶数十億円の目標設定があるんでしょう。

そこから逆算して、今年はこのくらい、5年後はこのくらいと、ち密に計算して、事業運営しているものと思われます。

その事業運営に、低コストで長期分散投資という、金銭的なうま味の全くない分野を事業ポートフォリオの柱に持ってくることなど、端からできないのでしょう。

ま、変節しているとは思いませんでしたが、節操がないとは思いましたね・笑。

というか、長くなりすぎたので、続きは後半に記します。ふう、疲れるなあ。

内藤忍氏の変節を嘆く・涙、の続き(後半へ)


コラム・投資信託一刀両断!に戻る



 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る