日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)の評価・解説

日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)は、日本株式アクティブファンドですが、運用方針は下記の通りになります。

日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)の方針


おー!なるほどなるほど~~!!」、と理解できた人は、当ファンドを購入する資格があります。ですが、「う~ん、何のこっちゃ??」と少しでも戸惑いを感じたのであれば、投資対象を全く理解していない恐れが大なので、すぐに買い急いではいけません。

(2014年9月11日)

日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)の特徴・評価

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券では最低500円より購入可能です。
・信託報酬:年率1.82%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算:年12回(毎月4日)

・資産配分比率:
日本株式部分の資産別、市場別、業種別の構成比率(2014年8月末時点)は以下の通りです。

ファンダメンタルズやバリュエーションを考慮して魅力的な銘柄に投資すると言っておきながら、実際は東証一部の代表的な銘柄を幅広く(適当に?)買ってるだけです。インデックスファンドみたいだな。

日本株アルファ・カルテット(毎月分配型) 資産別、市場別、業種別構成比率


為替取引、オプション取引による収益部分に関する参考の記述は以下の通りになります。

日本株アルファ・カルテット(毎月分配型) 為替取引、オプション取引による収益部分に関する参考の記述


・償還日:2019年4月4日予定
・運用:大和住銀投信投資顧問
・為替ヘッジ:なし

 

日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)・管理人の感想

複雑すぎて、内容を理解できない

まず、複雑すぎて、販売資料を見ても運用報告書を見ても、投資の中身がよく分からないというのが率直な感想です。みなさんも下記の図を見て、なるほどと合点がいくでしょうか? 上記の資産別構成比の表を見て、しっかり内容を理解できるでしょうか?

日本株アルファ・カルテット(毎月分配型) 4つの収益源


日本株に投資をしながら、なぜ、外貨FXのような為替取引をしなくてはならないのか? なぜ株価指数のオプション取引や、通貨のオプション取引をしなくてはならないのか? 第一、為替取引とかオプション取引って何???

これらの疑問に答えられないようならば、投資すべき代物ではありませんよね。「分からないものに投資してはならない」という、投資の根本的大原則から反れますので。

ちなみにこのページを書いている管理人自身も、よく分かりません。オプション取引って何だよ!?と言う感じで、チンプンカンプンです。


投資信託の良し悪しを、どう判断すればいいのか?

このファンド、調子の良い事を販売資料に書き連ねていますけれども、いったい優秀なのか調べようと思っても、それが全く出来ない。判定不能なのが大きな欠点です。

それもそのはず、ベンチマークを設定していないのですから、判断しようもありません。

投資信託の場合、ベンチマークはファンドの良し悪しを判定するための絶対条件です。ベンチマークの無い投資信託などは、まるで、あなたの子供が通信簿の無い学校に通っているようなものです。

そう書きながら、けっこうイラッと来たので、日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)が、TOPIXに対してどんな成績を収めているのか、モーニングスターでチェックしてみました。

 日本株アルファ・カルテット(毎月分配型) とTOPIXのリターン比較


悔しい事に(笑)、日本株アルファ・カルテットが5%程度勝っていますね。

ただし、期間1年とはなっているけど、このファンドは設定されてまだ5ヶ月目なので、まったく参考にならないデータではあります。


分配金300円って、いくらなんでもやり過ぎ

日本株アルファ・カルテット(毎月分配型) 分配金履歴分配金を利益だと思っている人が、次から次へと「分配金利回りの高いファンド」に乗り換えるもんですから、販売側もますますエスカレートしてきて、ついにここまで来たか!という、ある種の感銘を覚えるような分配金の高さです。

頭の弱い投資家は、すでに指摘したような投資の中身など一切お構いなく、ひたすら「儲かりそうなファンドは無いのかね???」と、証券会社に詰め寄るんでしょうね。

1万口あたり300円と言う、とんでもない額の分配金を出したとすると、年間の利回りは予想ですが30%台半ばになろうかという数字です。

当然、こんなにも分配金を出すと、元本部分である基準価額が気持ちよく下がりだしています。

日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)の基準価額の変化


このファンドをいざ解約する時になって、初めて、「え??わたしのお金、これだけしか返ってこないの!?」と狼狽する事になりかねませんね。

狼狽しても何しても、途中、毎月支払われる分配金と言うお小遣いに見えた自分の元本を知らず知らず取り崩して、毎月遊ぶお金として?使ってしまったんですから、やむを得ないです。


コストが高すぎる

最後に、当サイトがいつも指摘している、コストの高さです。信託報酬が2%近い高額です。1年以上経過して再度チェックしたとすると、これほどまで複雑な投資信託ですから、実質コストはとんでもなく高額で、信託報酬も含めると2%台半ば~3%くらいに達する恐れも十分あります。

そうだとしたら、年間で2%~3%分、あなたのリターンを削ります。それを取り戻して市場平均よりも常に勝ち続けられるんでしょうか? 長期的に考えると疑問ですね。

手品師のミスターマリックだって、複雑でトリッキーな手品を見せるのは、1時間とかそのくらいですよね。いくら凄い手品師も、休まず何年間も手品を演じ続けることなど出来ないのです。


●Mrマリックの手品でも見ていただいて、分配金の魔術から目を覚ましてください
(ミスターマリック、若いなあ・笑)



なお、それでもどうしても、儲かりそうなファンドを教えてくれと言うならば、市場平均に連続して勝っている、存在価値のあるアクティブファンドからセレクトしてください。

日本株のアクティブファンドならば、ひふみ投信でも購入されるのが良いでしょうね。


日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)の購入先

日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)をノーロードで購入できる証券会社は下記の通りです。。

SBI証券 楽天証券マネックス証券カブドットコム証券


なお、投資信託を保有していると高率のポイント還元があり、実質的にその分、0.1%~0.2%分の信託報酬の値引きができるのがSBI証券となります。
あわせまして、管理人神押しの証券口座のページもご覧になって下さい。


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