NISAと確定拠出年金の併用はどう?

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寄せられたご質問とその回答

NISAと確定拠出年金を併用することについての是非をご回答

2014年1月:SR様(男性・30代)よりのご質問

昨年のNISA関連のニュースを見て投資を始めてみようと思い、様々なサイトを探していたところ このサイトを見つけ勉強させていただいております。 本当にありがとうございます。

さて、質問ですが現在下記を考えております。

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■資産形成の一環として【セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド】  
 ・拠出金額:月3万円積立投資(NISA口座にて)  
 ・拠出期間:半永久的

銀行預貯金の一部を運用 【外貨MMF】  
 ・拠出金額:月2万円積立投資(米ドル、豪ドル各1万円)  
 ・拠出期間:5年間限定

※疾病等にかかった際に医療保険の変わりに使うことを想定した銀行預金(120万円)の運用を考えています。外貨MMFを選ぶ理由は、

 1.ただ銀行に預けているよりは、金利が良い。
 2.元本割れの可能性が低い。
 3.いざという時、現金化しやすい。
 4.株式や債券以外の金融商品の勉強にもなるのではないか。 です。

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上記以外に月に1万円~2万円ほど投資していきたいと思っています。小額(最大2万円/月)の為、投資の仕方が積立型が向いているのではと考えています。
その際、

a)セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドにスポット買いを入れていき拠出総額を少しでも増やすことで複利効果含め資産形成に努めていく。   
※若しくは毎月の積立金を3万円→4万円~5万円にする。

b)確定拠出年金(個人型)に投資をして、所得税や住民税等の税制メリットを享受しつつセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと併用して資産形成に努めていく。

確定拠出年金での投資商品は、「三井住友TAM-SBI資産設計オープン(資産成長型)(愛称:スゴ6)」(SBI証券にて口座開設)を考えております。

個人的にはシンプルに、a)にして拠出総額を増やしていった方が良いのかと思っています。 恐れ入りますが、ご意見をお聞かせいただければ幸いです。

 


ご回答

ご質問、ありがとうございました。

NISAにてセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを積立されるのは堅実で良いですね。NISAは利益がでないと非課税の恩恵を全く受けることができないため、期待リターンのみに目を向けて株式のみに投資すると利益が出せない可能性もあります。

低コストのバランスファンドをNISA向けに利用することで、期待リターンは下がりますがリスクも抑えることができますので、利にかなっていると言えます。

ただ、外貨MMFはNISA口座対象外ですので、NISAでなく通常の特定口座で購入する必要があります。 ところで、外貨MMFに対し、以下2点お持ちの認識については注意が必要です。

1.ただ銀行に預けているよりは、金利が良い。
2.元本割れの可能性が低い。



1.については、金利よりも為替リスクを取ることによる元本の変動の方が非常に大きいです。 また、一般的に金利が高い通貨ほど、為替変動が大きいです。 よって、2.の元本割れの可能性が低いという認識は誤りです

また、円MMFと異なり、外貨MMFは、買値と売値の差(スプレッド)があります。為替レートが変動しない場合でも、スプレッドのために購入した瞬間に元本割れしています。

為替変動は想像以上に大きく、たとえば高金利で人気の豪ドルMMFは、円高になると平気で半値になります。銀行に預けているよりは金利が良いと考えるのは非常に危険です

外貨MMFの期待リターンは(スプレッドを除くと)日本の円MMFと同一です。 期待リターンも低い割にリスクは大きいので、為替について十分ご理解の上、購入ください。

なお、外貨MMFは、満期の短い債券ファンドです。 4.に書かれている株式や債券以外の金融商品ではありませんのでこちらもご注意ください。

また、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドスポット買いと、確定拠出年金(個人型)については、後者が60歳まで引き出せないという流動性の点を除くと、税控除の面ではるかに有利となるので、できるだけ資金を投入する方が有利です

ただ、すぐに現金化できるという点では前者が流動性に優れています。ご自分の資金の換金がずっと将来でよければ後者をメインで、換金の可能性のある分は前者と、比率を調整して使い分けされるのが良いでしょう。

 


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