ニッセイ・インデックスパッケージ・・・一瞬で見る気がしなくなる投信

ニッセイアセットマネジメントが2017年11月17日に設定して運用が開始された4本のバランスファンドが、ニッセイ・インデックスパッケージです。

これが1本のファンドだとしたらシンプルで良さそうな存在になるのかもしれませんが、実際には愛称も含めて非常に分かりにくい存在であり、特に初心者にとっては、以下のファンド群を見た瞬間に、投資する気が失せるような気がします。

・インデックスパッケージ(国内・株式/リート/債券)『愛称:ファンドパック日本』
・インデックスパッケージ(内外・株式)『愛称:ファンドパック3』
・インデックスパッケージ(内外・株式/リート)『愛称:ファンドパック5』
・インデックスパッケージ(内外・株式/リート/債券)『愛称:ファンドパック7』


ニッセイ・インデックスパッケージ


もちろん、投資の熟練者であってもこのようなファンドを使うとは思えず、当サイト管理人の第一印象は「こんなもんが売れるとは思えん」です。実際に調べてみると上記の4本の合計の純資産総額は1億5000万円にしかすぎず、繰り上げ償還の恐怖すら感じます。

本ページでは、そんなニッセイ・インデックスパッケージの4つのファンドをまとめて評価します。バランスファンドを比較検討する際の資料にして頂ければと思います。


(2018年10月28日追加)・・・以降、気が付いたら本ページを更新しますが、最新情報を確認したいという人がおられたら、管理人までお知らせください。更新作業を致します。



 


ニッセイ・インデックスパッケージの基本的な情報

購入単位:1円以上1円単位。一般の証券口座でも購入ができるようになっており、その場合は証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能

信託報酬:以下の通り
ファンドの名称 税抜き信託報酬
インデックスパッケージ(国内・株式/リート/債券)『愛称:ファンドパック日本』 0.282%
インデックスパッケージ(内外・株式)『愛称:ファンドパック3』 0.324%
インデックスパッケージ(内外・株式/リート)『愛称:ファンドパック5』 0.324%
インデックスパッケージ(内外・株式/リート/債券)『愛称:ファンドパック7』 0.324%


信託財産留保額:なし
決算:年1回決算(11月20日)
償還日:無期限(2017年11月17日より)
運用:ニッセイアセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ:なし



ニッセイ・インデックスパッケージ、管理人の感想と評価

コンセプトの意味がよく分からないというのが素直な気持ち

では、ニッセイ・インデックスパッケージの4つのファンドの中身を見てまいります。国際分散投資を志向するのは良いでしょうが、とにかくそれ以外の良さが分からないファンドです。


●国内・株式/リート/債券(愛称:ファンドパック日本)の資産配分比率

ニッセイ・インデックスパッケージの中で、唯一、日本にだけ投資するファンドです。初心者をターゲットにしているのか、国内債券の割合が70%にも達しています。株とリートの割合が15%ずつというのも、投資に慣れた者から見ると不思議に感じます。

この資産配分比率がアセットアロケーションだという人はほとんどいないでしょうし、資産配分を考えないような人も、これを選ぶとも思えません。一体、このファンドを組成したコンセプトは何なのでしょうか。

インデックスパッケージ(国内・株式/リート/債券)『愛称:ファンドパック日本』の資産配分比率


ただ、この資産配分比率は、高コストの投資信託である東京海上・円資産バランスファンド(愛称:円奏会)(購入手数料1.5%、信託報酬0.84%)と全く同一です。

東京海上のファンドを買うくらいならば、インデックスパッケージ(国内・株式/リート/債券)『愛称:ファンドパック日本』のほうが比較にならないくらい良いとは言えます。

東京海上のファンドのページと共に読んで頂くと、インデックスパッケージ(国内・株式/リート/債券)『愛称:ファンドパック日本』はひたすらリスク回避的な人を相手にするファンドである事が分かりますね。



●内外・株式(愛称:ファンドパック3)の資産配分比率

国内株式、先進国株式、新興国株式の3つの資産クラスに均等配分するファンドです。上記の「ファンドパック日本」から一転して、国内債券のような安全資産を一切排して、ハイリスクハイリターンの資産配分比率です。

この資産配分がお好みならば、インデックスパッケージ(内外・株式)『愛称:ファンドパック3』に比較してコストが半分の、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)をセレクトしたほうが良いでしょう。

インデックスパッケージ(内外・株式)『愛称:ファンドパック3』の資産配分比率


●内外・株式/リート(愛称:ファンドパック5)の資産配分比率

こちらもハイリスクハイリターンで、上記の「ファンドパック3」に加えて、先進国と日本のリートを付け加えて、5つの資産に均等配分しています。こちらも、ハイリスクハイリターンです。

5つの資産に投資するファンドはいくつかあるものの、以下のような資産クラスに均等配分するものは無く、意外と新鮮な感じがします。

インデックスパッケージ(内外・株式/リート)『愛称:ファンドパック5』の資産配分比率


●内外・株式/リート/債券(愛称:ファンドパック7)の資産配分比率

上記のファンドパック5がハイリスクハイリターン過ぎるので、初心者向けにリスクを落として、全体の半分を国内債券と先進国債券のような安全資産にしたものとなっています。

ただし、リスクを落とすと言っても、海外資産の割合が45%ありますから、為替リスクはそれなりにあります。どうも、中途半端な感じは否めませんね。

そして、この資産配分比率が良いのか悪いのか、あるいはご自身に合うものなのか、これだけではサッパリ分かりません。結局、初心者には選びきれないような商品となっていて、何とも残念なファンドになっているとしか思えません。

インデックスパッケージ(内外・株式/リート/債券)『愛称:ファンドパック7』の資産配分比率


全く売れておらず、繰り上げ償還すら心配なレベル

以上のような「訳の分からなさ」を反映したのか、売れ行きはもう、最低レベルにとどまっています。1年ほど経ったのに、4つのファンドは以下のような数字しか売れていません。

これでは繰り上げ償還の恐れもあり、とても長期投資に適しているとは言えません。もしもインデックスパッケージに投資をしたいという奇特な人がいらっしゃったとしても、数年程度は様子を見てから判断したほうが良いでしょう。

ファンドの名称 純資産総額
インデックスパッケージ(国内・株式/リート/債券)『愛称:ファンドパック日本』 9百万円
インデックスパッケージ(内外・株式)『愛称:ファンドパック3』 1億18百万円
インデックスパッケージ(内外・株式/リート)『愛称:ファンドパック5』 13百万円
インデックスパッケージ(内外・株式/リート/債券)『愛称:ファンドパック7』 10百万円


ニッセイ・インデックスパッケージはつみたてNISAの対象商品

なお、これらのニッセイ・インデックスパッケージは、つみたてNISAの対象商品となっています。つみたてNISAの対象なのに著しく不人気なのは気の毒ではありますが。

個人的には、つみたてNISAなどは、もっとシンプルに選べるものでないと売れないと思います。当サイト管理人は、野村つみたて外国株投信(信託報酬0.19%)を購入しています。分かりやすくて、それこそ一生涯付き合っていけそうなファンドを選ぶ事が大事ですね。



ニッセイ・インデックスパッケージの購入先

ニッセイ・インデックスパッケージは、以下の金融機関で購入できます。

SBI証券楽天証券カブドットコム証券マネックス証券松井証券


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