野村證券のiDeCoのラインナップが良心的で驚いた

本ページでは、野村證券が展開している個人型iDeCo企業型iDeCoについて、その中身を詳しくチェックしています。

iDeCo(イデコ)を制する者は人生を制する!」・・・結論から書くと、野村證券がのiDeCoのラインナップは、素晴らしいです。

野村證券の個人型iDeCo


野村證券と言えば、一般の個人投資家に高コストの毎月分配型投信やらラップ口座やらを売りつける悪徳業者というイメージですが、こと個人型iDeCoについては「一体どういう風の吹き回し??」と尋ねたくなるような良心的ラインナップです

(2017年5月24日追加)


という事で、本ページに記載した内容の目次になります。上から順番にご覧いただくほうが分かりやすいとは思いますが、お時間の無い時などは、関心のある部分に直接飛んでください。


野村證券のの個人型iDeCoラインナップはこのように良心的←必見コンテンツ
野村證券の企業型確定拠出年金はインデックスファンドが良心的
野村證券の個人型iDeCoの、口座手数料を確認
野村證券よりも有利な金融機関の検討しよう


 


野村證券の個人型iDeCoラインナップはこのように良心的

冒頭に記したとおり、野村證券の個人型iDeCoラインナップは非常に良心的です。彼らは高コストの投資信託以外は全くやる気がないとの認識でいましたが、iDeCoでは大変に低コストのインデックスファンドを中心に、アクティブファンドでも比較的コストの配慮をしています。

⇒参考:インデックスファンドとアクティブファンド


下記、信託報酬の部分を赤く色を付けているのは、低コストのインデックスファンドです。これだけのコストであれば長期投資に耐えうる水準で、全く問題ありません。

ご自身の理想のアセットアロケーションの骨格となるであろう日本株と先進国株については、それぞれ0.19%と0.22%の信託報酬であり、満足いくレベルです。バランスファンドについても非常に低コストのものを品揃えしてきています。

唯一、J-REITだけがなぜかアクティブファンドになっています。野村J-REITファンドは長期的にインデックスファンドを上回る成績を残しているファンドなので、ぼったくりアクティブファンドが好きな野村證券からすると、イメージを覆す良品となっています。

それにしても「何か間違えた」としか思えない野村證券の個人型iDeCoラインナップを見ると、金融庁あたりに強く釘でも刺されたのではないかと邪推したくなるほどですね・笑。

野村證券などには決して近づかないほうが身のためではありますが、もしも今現在お付き合いがあるとしたら、個人型iDeCoについてのみ、利用価値はありそうです。ま、彼らはいきなり梯子を外した過去があるので、どこまで信頼して良いのかと言う疑問は残りますが・・・。

http://dc.nomura.co.jp/consumer/feature/lineup.html

(信託報酬は税抜き、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 信託報酬
日本株式 I 野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX 0.19%
野村日経225インデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.25%
A リサーチ・アクティブ・オープン (確定拠出年金向け) 1.02%
先進国株式 I 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI 0.22%
A キャピタル世界株式ファンド(DC年金用) 1.42%
フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンB(為替ヘッジなし)(確定拠出年金向け) 1.58%
新興国株式 I 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.56%
日本債券 I 野村DC国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合 0.16%
先進国債券 I 野村DC外国債券インデックスファンド 0.21%
新興国債券 I 野村新興国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.55%
国内REIT A 野村J-REITファンド(確定拠出年金向け) 0.95%
海外REIT I 野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.53%
バランス型 I マイターゲット2050(確定拠出年金向け) 0.36%
マイバランスDC30
マイバランスDC50
マイバランスDC70
0.22%
0.23%
0.24%
A 野村DC運用戦略ファンド(マイルド)【愛称:ネクスト10マイルド】 0.60%
野村DC運用戦略ファンド【愛称:ネクスト10】 0.80%
預金 セブン銀行確定拠出年金専用定期預金5年 金利0.04%



野村證券の企業型確定拠出年金はインデックスファンドが良心的

野村證券の企業型確定拠出年金については今まで情報が有りませんでしたが、こちらにご質問頂いた方から中身をご教示いただきましたので、大変ありがたく掲載いたします。

内容を見ると、インデックスファンドについては高く評価できます。個人型iDeCoよりも更にコストの低いインデックスファンドが存在していたりしますね。

ただし、アクティファンドについては、日本株に投資するもの以外は、全く投資価値が無いと判断して良いでしょう。次の項で、詳細にそれを見てみます。


(信託報酬は税抜き、区分はI=インデックスファンド、A=アクティブファンド)
投資先 区分 ファンドなどの名称 信託報酬
日本株式 I 野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX 0.19%
A フィデリティ・ジャパン・オープン (確定拠出年金向け) 1.38%
シュローダー日本ファンド (確定拠出年金向け) 1.48%
先進国株式 I 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI 0.22%
A DCニッセイ/パトナム・グローバル・コア株式 1.8%
フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンA(限定為替ヘッジ)(確定拠出年金向け) 1.58%
新興国株式 I 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.56%
日本債券 I DC日本債券インデックスファンドL 0.12%
A 東京海上セレクション・日本債券 0.54%
ノムラ日本債券オープン(確定拠出年金向け) 0.55%
先進国債券 I 野村DC外国債券インデックスファンド 0.21%
A ゴールドマン・サックス世界債券オープンA限定為替ヘッジ(確定拠出年金向け) 0.95%
野村外国債券アクティブファンド(確定拠出年金向け) 0.65%
新興国債券 I 三菱UFJDC新興国債券インデックスファンド 0.52%
国内REIT A 野村J-REITファンド(確定拠出年金向け) 0.95%
海外REIT I 野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.53%
バランス型 I マイターゲット2050(確定拠出年金向け) 0.36%
A 野村DC運用戦略ファンド【愛称:ネクスト10】 0.80%
マイストーリー・株25(確定拠出年金向け)
マイストーリー・株50(確定拠出年金向け)
マイストーリー・株75(確定拠出年金向け)
1.1%
1.2%
1.3%
(税込み)


 


日本株アクティファンドは存在価値有り

まず、日本株です。最初にフィデリティ・ジャパン・オープン (確定拠出年金向け)です。配当込みのTOPIXを長期で上回る立派な運用成績で、問題ありません。


フィデリティ・ジャパン・オープン (確定拠出年金向け)の運用成績


シュローダー日本ファンド (確定拠出年金向け)については、配当抜きのTOPIXをベンチマークにしていてアンフェアですが、配当を考慮に入れても圧倒的に優れたリターンをたたき出しており、こちらも全く問題ありません。

シュローダー日本ファンド (確定拠出年金向け)の運用成績


両者の直近のリターンがどのくらいかを見てみたくて、3年スパンでも比べてみました。シュローダーが非常に優れた成績を継続しています。フィデリティはベンチマーク近辺にとどまってはいますが、インデックスファンドに引き離されることもないようです。

野村證券の企業型確定拠出年金の日本株アクティファンドのリターン比較


国内債券クラスは全く使う意味なし

DCニッセイ/パトナム・グローバル・コア株式を見てみましょう。ちょうどインデックスファンドである野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI (確定拠出年金向け)とベンチマークが同じなので、簡単に比較できます。

結果は、ボロ負け状態であり、全く存在価値のないアクティファンドである事が分かります。

DCニッセイ/パトナム・グローバル・コア株式の運用成績


フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンA(限定為替ヘッジ)(確定拠出年金向け)については、次のような状況であり、高いコストを考えると、まさにボッタクリとしか言いようがない成績であり、ファンドマネージャーはクビにして頂くのが妥当な線でしょう。

フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンA(限定為替ヘッジ)(確定拠出年金向け)の運用成績


国内債券クラスは全く使う意味なし

日本の国債に投資するアクティファンドを比較してみます。同じベンチマークで合計3本のインデックスファンドとアクティファンドが品ぞろえされていましたので、比較が簡単です。

結果は、コストの低い順にリターンが出るという、極めて順当なところに落ち着いています。国内債券クラスは、アクティブ運用で差を付けるなど、ほとんど無理な状態です。この資産クラスは、とにかくコストコストで選ぶのがベストです。

野村證券の企業型確定拠出年金の日本債券ファンドのリターン比較



外国債券クラスも、アクティファンドを選ぶ必要は無い

外国債券アクティファンドに移ります。まず、ゴールドマン・サックス世界債券オープンA限定為替ヘッジ(確定拠出年金向け)です。ベンチマークに明確に勝利しているとは言い切れないので、高いコストを出してまで投資するものではありませんね。

ゴールドマン・サックス世界債券オープンA限定為替ヘッジ(確定拠出年金向け)の運用成績


野村外国債券アクティブファンド(確定拠出年金向け)は、インデックスファンドの野村DC外国債券インデックスファンドと同一ベンチマークなので、比較できます。直近3年間ではアクティファンドが有利ですが、5年で見るとほとんど同等程度なので、やはり敢えてコストの高いものを選ぶ必要性が有りません。

ゴールドマン・サックス世界債券オープンAもチャートで表示していますけれども、これはベンチマークが異なるし、為替ヘッジ付きなので、比較対象外です。

野村外国債券アクティブファンド(確定拠出年金向け)の運用成績


そのゴールドマン・サックス世界債券オープンA、為替ヘッジ付きだとすると、日本債券と長期的なリターンは似通っているはずだと思って、DC日本債券インデックスファンドLと面白半分に比べてみたのが、以下のチャートです。

想像していたよりもはるかにリターンが近しい状態で、更には10年で見ても、為替リスクを排除した後の外国債券と国内債券のリターンが同一になりました。面白いものですね。参考までにドル円のチャートも載せてあります。本来ならば外国債券は、これに近い値動きになるはずです。

為替ヘッジ付き外国債券ファンドと日本債券ファンドとのリターン比較


J-REITのアクティファンドは優秀

野村J-REITファンド(確定拠出年金向け)については、以下の通りかなり優秀なアクティブファンドです。10年スパンで見ても参考指数を明確に上回る、存在価値のあるファンドと言えましょう。

ただし、野村證券の企業型確定拠出年金には、J-REITのインデックスファンドが品揃えされていません。よほどこのアクティブファンドに自信が有るのでしょうか?

野村J-REITファンド(確定拠出年金向け)の運用成績


バランスファンドも、成績は振るわない

バランス型ファンドを見てみましょう。マイストーリー・株75でチェックします。結果は以下の通りで、一見するとベンチマークをやや上回る成績のように見えます。

しかしファンドには配当が含まれていて、ベンチマークは配当を抜きにした指数となっていますから、実質的にはベンチマークに劣ると言って良いでしょう。

このような高コストのものを買わなくても、口座にラインナップされているバラのインデックスファンドをマイストーリーと同じ比率で購入してやると、これを上回る運用成績になりますね。

マイストーリー・株75の運用成績


野村DC運用戦略ファンド【愛称:ネクスト10】については、都度、機動的に資産配分を見直すタイプのアクティファンドです。耳ざわりが良いでしょうけども、この種のファンドは暴落相場に一定程度強いと思われる以外のメリットはありません。

例えば今のような上昇相場には圧倒的に置いてゆかれることが多く、長期で資産を増やしたいのか、今のままの残高を保持したいのか、意味が分からない状態になります。富裕層以外は資産を増やしたいと思うはずで、そういう人にこの様なファンドは必要ありません。

野村DC運用戦略ファンド【愛称:ネクスト10】の運用成績


上記は、野村DC運用戦略ファンド【愛称:ネクスト10】と、マイストーリー・株25(確定拠出年金向け)を比べたものです。マイストーリー・株25は、国内外の債券比率が75%に達する、安定運用タイプのバランス型ファンドです。つまり比較的低リスクです。

それと比べても、圧倒的に野村DC運用戦略ファンドのほうがリターンが低いことが分かると思います。「運用戦略」などと書かれると、価格が下がらないで右肩上がりにグングン上昇するイメージが有りますが、実態は全くそんなものではなく、安定的に資産を保持したいのならば、国内債券ファンドか、為替ヘッジ付きの外国債券でも買っておけば十分でしょう。

以上、野村證券の企業型確定拠出年金のファンドラインナップについての評価でした。上記以外のファンドが存在が確認されましたら、恐れ入りますが、野村證券の企業型iDeCoのラインナップを当サイト管理人に報告いただけますよう、お願い申し上げます。



野村證券の個人型iDeCoの、口座手数料を確認

野村證券の個人型iDeCoを利用するとしたら、上記の投資信託の信託報酬以外のコストとして、次の通りの個人型iDeCo口座の利用手数料が発生します。

で、なんと野村証券、2018年3月まで、運営管理機関手数料を無料にするキャンペーンを実施するとの事で、となると月額は下記の赤枠の部分だけしか料金がかかりません。

野村證券個人型iDeCoの口座管理手数料


つまり、野村證券の個人型iDeCoの口座の手数料は、以下のようになります。これは最安値の楽天証券SBI証券と同額になります。2018年4月以降は手数料が元に戻るとの事で、恒久化してくれたら大いに推して良い口座になるのですが・・・。

加入手数料(初回のみ) 管理手数料 受給時の手数料
加入者
(積み立て中の人)
運用指図者
(積み立て終わった人)
2777円 167円/月 64円/月 432円/回



野村證券よりも有利な金融機関の検討しよう

以上、野村證券の個人型iDeCoを具体的に評価してみました。商品ラインナップや口座手数料が魅力的なので、SBI証券楽天証券マネックス証券イオン銀行と同等の良さです。

ただし繰り返しになりますが、口座管理手数料は2018年4月以降は値上がりしますので、その点を考えるならば、次点と言ったところでしょうか。


参考:良質なサービス多数!個人型iDeCo(イデコ)完全比較


 


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