どうやって資産配分を最適化していけば良いのかというご質問

今まで定期預金などの銀行預金オンリーだった方が、投資信託の積み立て投資にチャレンジしています。今回は、資産配分をどうするのか、入り口の部分でのお悩みです。


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資産配分をどうするかという難問に直面しています

2015年10月:るる様(女性・30代)よりのご質問

はじめまして。31歳(女性・独身)の会社員です。全く経済のことは分からなかったため、働き出してから、とにかく貯めなきゃ!ととりあえず銀行の普通貯金と、たまに定期貯金、のみをやってきました。

資産形成の悩みしかしこれでは老後の資金やマイホーム資金の用意が危ういと気付き(8000万円も必要!?)、最近投資を少しずつ勉強し始めた次第です。

株やFXはリスクが高く、デイトレードも時間的に無理なため、自分には投資信託が向いているという考えに落ち着き、様々なブログを読みあさって、2015年2月からセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを月2万円で積み立てて買い出しました。

そして(本来ならばその前にかもしれませんが)いま、資産配分をどうするか、という難問に直面しています。

みなさん良く言われているのが、「時価総額比率を参考にしてもいいが、それは株の比率であって、他のアセットの比率は個人の許容できるリスク等から考えるべき」→じゃあ、自分みたいな人は何%がいい の・・・・?

「各アセットの過去のリスク・リターン平均値から、理想的な配分を考える方法があるが、数字にとらわれてはダメ!あくまで過去の結果であって未来は予想できない」→じゃあ何を参考にすればいいの・・・・?

と、つまり何を参考に資産配分を決めればいいか分からずにいます。答えも無いかもしれませんが、何か参考になる考え方などがあればご教授頂きたいです。よろしくお願いいたします。


 


ご回答:結局は、個人個人で心地よい資産配分に落ち着けば良いでしょう

るるさま、ご質問いただきまして、ありがとうございます。経済の事が分からずとも、国際分散投資と言うのは少額から始められて、そして始めてから色々な事に気が付いて、軌道修正ができるのが非常に良いところだと思います。

るるさまに合った資産配分も、今から決めるという事で問題ありません。また、今のような相場の好調な時期(8月末から多少、急落しましたが)ではなくて、暴落時になって初めて、自分の投資スタイルがハッキリする人もいます。(私みたいに)

まずは、今の積み立て投資が良いとか悪いとかではなくて、特に問題は無いとお考え下さい。セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは良質の低コストのバランスファンドですし、国際分散投資の王道のような投資信託です。

アセットアロケーションツールを使ってリスクとリターンを出してみると、下記のような状態だと分かります。リスクとリターンの関係より、1年以内にプラス16.69%からマイナス8.69%の範囲に、68%の確率で収まります。95%の確率では、プラス29.38%~マイナス21.38%の範囲に収まります。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのリスクとリターン


もしも暴落局面が襲ってきて、95%の確率の範囲の下限値である、マイナス21.38%に投資成績が落ち込んでしまったら、例えば積み立てを始めて累計資産が1000万円になっていたとして、それが786万円に目減りすることを意味します。

要は、この下落に耐えられるのかどうかを考えるのが、資産配分の肝です。例えば2008年9月末には8631円だった基準価額が、2009年1月末辺りの大底まで、6275円まで下落しました。リーマンショックで27%も一気に下がったわけで、(その前の2007年6月末からは40%も下落)、この下落が耐えられるかどうかがまず第一です。

もしも1000万円の資産が積みあがっていたら、短期間で300万円を失ったように見えるわけで、下がったものはいつか必ず上がると信じていたとしても、これで「もう嫌だ、やりたくない」と感じるようならば、リスク許容度がオーバーしているので、資産配分を考え直すと良いでしょう。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額の下落の事例


あとは、外国債券の比率が自分にとって多すぎるので気になるとか、外貨の比率が高すぎて為替変動を考えると落ち着かないとか、個人個人の「心地よさ」を反映して、調整すると良いです。

その場合は、不足している資産を別途、おすすめのインデックスファンドから追加して積み立てると同時に、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドへの投資金額を下げて、調整します。

インデックス投資ブロガーの皆々様のアセットアロケーションを見て頂くと、実に各人各様であって、インデックス投資であっても答えが用意されているわけではないことが分かります。

あとは、果たしてマイホームと老後資金の合計に8000万円必要かどうかの疑問は残りますが、期待リターン4%で、その領域に達するかどうかです。

参考までに、さわかみファンドのサイト内にある複利計算表で試算してみると、期待リターン4%で月2万円を複利で30年運用したとしても、投資金額720万円、投資結果1375万円となって、到底8000万円は夢物語だと判断できます。

老後の資金の計算


この場合、リスク許容度を高めて期待リターンを高くするか、(あまり高めすぎると人によっては不眠症になる恐れあり)、積立金額を増額するか、生活コストを極限まで削減するか、あるいはそれらのミックスで対応すべきでしょう。(さらに副業をやる事も必要)

個人的には、超大雑把な物言いで恐縮ですが、マイホームは中古物件で1500万円くらいまでの資金投入にして、老後資金は3000万くらいで十分だと思います。合計で4500万円です。

結婚してダブルインカムを実現すれば、積立金額を圧倒的に多くできます。例えば月に10万円に増額すると、なんと計算上は6800万円にもなってしまいます。ここまであれば、夫婦二人で十分に安心して老後をエンジョイできると思います。






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