NISA口座でVT(バンガードトータルワールドストックETF)を購入したい

確定拠出年金での投資経験がおありで、貯蓄も一定金額確保されている方から、ETFのVTに投資をしたいとのご相談です。


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NISA口座でVTを購入したいのですが?

2016年6月:am様(女性・年代不明)よりのご質問

こんにちは、投資を始めるにあたりとても参考にさせていただいています。主人の定年までのあと30年程、信託積立、ETFへのリレー投資を考えています。配分は

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT):70%
三井住友日本債券インデックス:30%

と最初はシンプルに、積立分はなるべくVTに近い中身で。既に現在投資にまわせるお金が800万程あります。このお金をどうすべきかアドバイスいただけると嬉しいです。

貯金はほぼ私名義で、主人名義は130万程です。ちなみに800万以外に確定拠出年金や外貨MMF等で100万程〔今後整理していくつもりです。〕と、生活費の確保として400万程あります〔あと数年で車を買い替えなければならないかもしれないので多めにとってあります。〕

特定口座に一括で購入してNISA口座で積立るべきか、私と主人のNISA口座計240万分で数年に分割して購入して月々の積立額を増やすべきか〔NISAはVTで使い切り、債券は特定口座の方が良い?〕。

子供が産まれたばかりで、私があと数年間働けないため、月々の積立額は少額になると思います。また、個人型確定拠出年金にも2年程前から加入しているのですが、リレー投資に使えないので債券用にした方が良いでしょうか?

質問ばかりで申し訳ありませんがよろしくお願いします。


 


ご回答:VTを最初からSBI証券で、NISA枠にて購入すれば良いのでは

ご質問ありがとうございました。既に余裕資金を確保してらっしゃるので、こういう方は投資も余裕をもって行える強みがありますね。では早速、ご質問に対する回答です。

NISA枠の上限まで投資が可能、ただし簡単だが、常に上手く行くわけではない


まず、VTと国内債券の組み合わせがamさまのアセットアロケーションとしてふさわしいとの前提でお話ししますね。もしもアセットアロケーションを銘柄選びでやってしまっているならば、それは正しいアセットアロケーションではありませんので、再考ください。

VTで資産形成


今回、投資に回せるお金が800万円有るのですよね。とすると、投資信託をちょこちょこ買って、20万円くらいたまったらそれを売却して直ちにVTを買い付けるなどやっていたら、めんどくさいことこの上ないと思います。

そもそもリレー投資と言うのは、海外ETFを購入する時の買い付け時の株式手数料を節約するためにやるものです。NISA口座であるならば、例えばSBI証券などは海外ETFも含めて買い付け手数料は無料ですから、リレーなどせずに最初からVTを買えば良いでしょう

NISA口座はご夫婦で1つずつ持って、毎月10万円ずつドルコスト平均法的に購入するのでも良し、面倒ならば、あるいはストレスを感じないのであれば、1回で年間のNISA枠の上限である120万円を買っても良いでしょう。

(債券ファンドをNISA枠の中でやっても枠外の特定口座でやっても、どちらでも構いません。投資金額が大きくなりすぎてストレスを感じるかどうかが、まずは重要です。今回、お子さんの年齢が小さいうちは小額からと言うご希望もあるので、出来る範囲の金額で構いません。)

ただしくれぐれも注意ですが、投資は常に右肩上がりで運用成績が上がるような事はありません。途中、必ず暴落だったり市況の低迷があって、何年も報われないことがありますから、そのことは肝に銘じて投資をするようにして下さい。

例えば、名だたるインデックス投資家の皆さんも、このような苦難に見舞われながら投資を続けているという現実があるので、「投資=すぐにプラスのリターンがある」と安易に考えないようにして下さいね。


なお、ご主人のNISA口座で投資する場合、amさまのお金をいきなりご主人の預金口座や証券口座に移してしまったら、贈与税の対象になります。年間110万円以上移すと、税務署からのチェックが入らないとも限りませんので、金額がオーバーしないようにしましょう。


確定拠出年金も大いに活用しよう


税務面での大変大きなメリットを考えると、確定拠出年金は利用しない手はありません。ご夫婦ともに確定拠出年金で投資信託の積立投資ができるのならば、掛け金の上限いっぱい、投資されてはいかがでしょうか?

確定拠出年金で積立投資


(ただし確定拠出年金がアクティブファンドばかりの東京海上日動の場合は、やめておいた方が良いでしょう。最低最悪の確定拠出年金です。)

ここまでやれば、NISA口座分も含めて、一般的にはかなり投資金額が多い家庭になると思いますから、1年目に投資予定金額のうち500万円くらい余ってしまったとしても、欲張ってフルインベストメントしないようにした方が良いような気がします

先に書いた通り、投資には必ず暴落がつきものです。投資用の資金を多めに確保しておいて、暴落が起きてみんなが大慌てで市場がら逃げ出したような時に、当面損してもいいやと思えるような金額で追加投資をすると良いでしょう。

頭の中のイメージと実際に投資をしてみた時の感覚は、だいぶ異なる事もあり得ます。自分がこんなにもリスク許容度が低かったのかと驚くケースもあるでしょう。

したがって、まずはできる範囲で投資をやってみて、強いストレスを受けるようならば、それがほとんど無くなるような方向に軌道修正しながら、am様なりのアセットアロケーションと投資金額で、長く投資を続けられるようにして下さい。


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