東京海上日動の個人型401Kに魅力なし、解約して乗り換えるべし

東京海上日動の個人版401Kについてのご質問が参りましたので、内容をチェックしてみました。インデックスファンドも存在していますが、明らかに高コスト過ぎて、個人がわざわざ東京海上日動を選ぶ意味はありません。

東京海上日動の個人型401Kなど解約すべし


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東京海上日動の個人版401Kは、今はそんなに悪くないのでは?

2016年9月:Nonno様(女性・年代不明)よりのご質問

こんにちは。東京海上日動の401Kについての記事を拝見しました。 おそらく今年からだと思うのですが、野村の新興国株式や、既存の日本株、外国株式などのインデックスものなど、8つほど運用商品が増えているようです。

インデックスファンドが増えたことにより、信託手数料も0.5%前後のものがラインナップに加わっています。東京海上日動の401Kの悪評はよく目にしていましたが、数年前の過去記事を目にすることが多く、今現在の東京海上日動の401Kの商品ラインナップはそこまで悪くないのでは?(手数料のとても安い、401Kとしての旨みがあるような商品はありませんが個人で運用するインデックス投資とラインナップはそんなに変わらないように見えます)と感じました。

専門的なことが判りかねるので、今現在の東京海上日動の401Kの商品ラインナップに対する評価、選ぶならどの商品がベターなのかを知りたくご質問させて頂きました。よろしくお願いいたします。


 


ご回答:個人版401Kのラインナップにはインデックスファンドがあるが、高すぎる

ご質問、ありがとうございました。さっそく東京海上日動の個人型の401Kをチェックすると、企業型とは異なって、商品ラインナップや説明資料が用意されていて、企業型よりはだいぶマシだなとは思います。

(というか、不特定多数の人を相手にする訳ですから、ラインナップが分からなければ、東京海上日動を選びようがないので、当然と言えば当然でありますが。)

お便りに書かれている通り、商品ラインナップを見ると確かに各資産クラスにそれぞれインデックスファンドが設定されています。では個人型の401Kは、このまま東京海上日動にしてしまってよいものなのかどうか、確認してみましょう。


ファンド選びで最も重要なのは、とにかくコスト

当サイトでは常に、ファンド選びで重要なのは、1も2も無くとにかくコストですと申し上げてきました。特に401Kでは、投資期間が超長期に及びますので、数年でさえも顕著に表れるコスト差が、極めて大きく出てくるはずです。

20年後30年後の世の中の姿かたちは全く予測も付きませんが、だとしたら余計に、明らかに投資家側でコントロール可能なコストについては、余計に注意を払うべきでしょう。

ではここで、管理人が利用しているSBI証券の個人型401Kと、東京海上日動のそれとを比較してみましょう。それぞれ、インデックスファンドどうしの比較です。アクティブファンドは全く不利なコストでしかありませんから、ここには掲載していません。

(カッコ内は税抜きの信託報酬です)
資産クラス SBI証券 東京海上日動
国内株式 ニッセイ日経225インデックスファンド
(0.25%)
東京海上セレクション・日本株TOPIX
(0.6%)
海外株式 DCニッセイ外国株式インデックス(0.21%) 東京海上セレクション・外国株式インデックス(0.7%)
新興国株式 EXE-i 新興国株式ファンド(0.37%程度) 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)(0.76%)
国内債券 三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)(0.12%) 東京海上セレクション・物価連動国債
(0.25%)
海外債券 三井住友・DC外国債券インデックスファンド
(0.21%)
東京海上セレクション・外国債券インデックス(0.55%)
国内REIT DCニッセイJ-REITインデックスファンド
(0.55%)
なし
海外REIT EXE-i グローバルREITファンド
(0.4%程度)
野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け)(0.53%)
バランス型 SBI資産設計オープン(愛称:スゴ6)
(0.68%)
なし
DCインデックスバランスシリーズ
(0.2%前後)
(一部、ベンチマークの異なるものを比較する形になっています)


上記、主要な資産クラスは赤く色づけておりますが、この部分ではダブルスコアで東京海上日動の個人型401Kの方がコストが高く、メリットはありません。

例えば海外株式に投資する場合、SBI証券では30年間積み立てるとコストの総額は6.3%です。それに対して東京海上日動では21%にもなります。つまり、東京海上日動の401Kで積み立てる人は、元本の2割もがコストで削られるわけで、いかに不利な投資になるのかが分かります。

バランスファンドなどは東京海上日動にはアクティブファンドしか品揃えが無く、1%強のコスト水準です。インデックスファンドで0.2%程度の品ぞろえをしているSBI証券との差は、非常に大きいものになります。


事務手数料についても、東京海上日動の個人型401Kに魅力なし

なお、信託報酬以外にも、多少気にすべきコストがあります。加入時の事務手数料と、月額の手数料です。簡単にまとめると、このような差異になります。

資産クラス SBI証券 東京海上日動
加入時の手数料 3857円 2777円
月額手数料 残高50万円以上:月額167円
残高50万円未満:月額491円
月額523円


30年間の合計の手数料は、SBI証券では6万4000円程度、東京海上日動では19万1000円程度になります。事務手数料的にも、東京海上日動の個人型401Kに、魅力はありません。


東京海上日動などさっさと解約して、SBI証券か楽天証券に切り替えよう

ところでもしも今、何を血迷ったのか東京海上日動の個人型401Kに加入している人がいるとするならば、こんなもんは脱退手数料4104円を支払ってでも、解約したほうが良いです。

新規にSBI証券かあるいは楽天証券に入りなおして、新規に加入手数料を4000円近く支払ったとしても、明らかに東京海上日動に入り続けるよりメリット大です。

投資とか資産運用の世界では、実際の運用でもその他のこのような件においても、失敗したと思ったら躊躇せずに直ちにそれを切る事が非常に大切です。





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