iDeCo口座の利用や、SBI証券の投信マイレージの利用に関して

投資の初心者のかたから、いくつかの質問を頂きましたので、回答させていただきます。投資できる口座が今は3つもあるので、確かにちょっと戸惑いますよね。


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投資する上で、3点質問が有ります

2017年1月:イトー様(男性・30代)よりのご質問

はじめまして。いつもHPを拝見し勉強させていただいております。3点質問があります。

NISAやiDeCoのメリットを最大限に使いつつ安全に運用するためには、NISAやiDeCoでは100%リスク資産(株式やREITなど)を保有し運用益を非課税としながら、NISA以外の口座で債券等を保有しリスク軽減を図る、というのが合理的かと思うのですが、この解釈で間違っていませんでしょうか。

投資口座の使い分け


iDeCoで何を購入するか迷っています。分配金のないタイプであれば、REITはありでしょうか。

SBI証券の投信マイレージでは信託報酬の低いインデックスファンドは軒並みマイレージ対象外となっていますが、管理人さんはどのように工夫されていますか。


投資初心者で、あまりいい質問ではないかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。



 


ご回答:もう一度、基礎の部分を再チェックしてみましょう

NISAやiDeCoに関して

ご質問、ありがとうございました。拝見しますと、投資をされるのは今回が初めてなのでしょうか。管理人が投資信託に出会った2007年当時より、投資する上で良い仕組みや商品が増えましたので、非常に素晴らしい投資環境になっています。

ただしその反面、通常の証券口座とNISAやiDeCoの使い分けをどうするのか、初心者にはややこしい問題になっているのかもしれません。

今回のご質問は、イトーさまのおっしゃる通りの理解でよろしいかと思います。企業型個人型共に、iDeCoを使うとしたら30歳の人で丸々30年間もある長期投資です。

10年間の投資だとギリギリのところだと思いますが、30年間の長期投資においてはまず間違いなくほとんど全員が投資によって利益が出るはずなので、であれば運用益が完全無税であるiDeCoの特徴を最大限出すためには、安全資産ではなくてリスク性の資産を100%持ってくるのが良いです

一方でNISA口座は、5年単位で利益を出すことを目指さなければなりません。5年で十中八九、利益を出せるかと言うとそれは現実的には難しく、ひとえに投資タイミングによってラッキーな事もあろうし、アンラッキーな事にもなると思います。

したがってNISAについては、その人の考え方によって投資方針が変わります。あくまで非課税がメリットなのだから、積極的に運用益を狙う人は全てを株式クラスに充てますし、儲けが出なかったら全く意味が無いと考える人は、債券クラスなどの安全資産を充てます。

また、そのいずれかも決め難いと考えるならば。NISAに関しては通常のアセットアロケーションとは多少切り離して考えて、NISA口座内だけは別勘定のバランスファンドにて運用するというやり方もあると思います。

このように悩ましいのはNISAが中途半端な制度だからであり、管理人はNISAを使っていません。(管理人の妻は使っていますが、彼女はインデックス投資は全く興味なしで、ETFの配当金狙いの投資をNISA口座で行っています。)

そして、iDeCoやNISA口座の残りの部分を、通常の証券口座で補完するというスタンスで問題無いのではないでしょうか。

ただしNISAはまだしも、iDeCoは60歳以降まで資金を引き出す事ができませんので、iDeCoに多額の資金を突っ込んだ挙句に生活面で何らかのトラブルがあり、資金の引き上げが必要になる局面があったとしたら、どうにも身動きが取れなくなる恐れがあります。

したがってiDeCoでは、生活に支障をきたさない範囲での利用が望ましとも言えます。年収により多少の幅はあるかと思いますが、年収の半年~1年分くらいの生活資金を確保しつつ、積み立て投資の資金を増やしてゆくスタンスが良いでしょう。


iDeCoで何に投資するか?

さて、iDeCo口座にて何を運用するかです。イトーさまはREITでどうかとの事ですが、これはひとえに、アセットアロケーションを決めていない事に起因するはずです

アセットアロケーションを決めていれば、リスク資産をどこに当てはめるのか、考えなくても答えは出ます。少なくともiDeCoには、日本株式、先進国株式、新興国株式、国内REIT、外国REITのそれぞれか、いずれかを当てる事になるはずです。

この問題を考えて頂くには、インデックス投資の始め方のページを読んでいただいた上で、更にはアセットアロケーションの決め方のページを熟読願います。

更にはその補完的な意味合いで、アセットアロケーションの決め方の具体例投資信託のリスクとリターンを具体的にチェックのそれぞれのQ&Aコーナーを読んでいただくと、理解が深まると思います。


SBI証券のポイント利用について

従来、SBI証券のマイレージ対象外のファンドについては、SBIに次いでポイント還元率の高い楽天証券で購入することで、実質の信託報酬のコストダウンを図るのが策でした。

しかし非常に嬉しい事に、2017年2月より、SBI証券では超低コストの投資信託も含めて、全てのファンドがマイレージサービスの対象になります。

SBI証券の投信マイレージサービスの改定


ただし、今回対象となる下記の超低コストのインデックスファンドについては、還元率が0.1%あるいは0.2%(保有金額により変動)になるのではなく、一律、0.05%です。

ニッセイインデックスシリーズ
iFreeインデックスシリーズ
たわらノーロードシリーズ
三井住友インデックスシリーズ


しかし、1000万円保有していたら、還元されるのは年間で5000円になります。楽天証券の投資信託資産形成ポイント還元サービスでは、1000万円保有で毎月500ポイント(=500円)なので、年間の還元は6000円になります。(下記、楽天証券のポイント付与)

楽天証券の投資信託資産形成ポイント還元サービスで貰えるポイント


引き続き楽天証券のほうがわずかに有利なため、SBI証券を基本に考えつつも、場合によっては楽天証券を並行して利用するという手もあります。

あるいは、超低コストのインデックスファンドに限っては、元から楽天証券の利用のほうが良いかもしれませんね。あとは、ファンドのラインナップとの兼ね合いや、ご自身が証券口座を複数保有する事のめんどくささの兼ね合いになります。

今回のSBI証券の対応によって、既にギリギリまで低コストが実現することになるので、最終的にSBIを選ぶのか楽天を選ぶのかは、お好みで決めて頂いて構いません。





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