銀行のNISA口座で高コスト投資信託の積立を開始してしまった

銀行員の言うとおりにNISA口座を開いてしまい、そこで低コストとは言えない投資信託を積み立て購入し始めた投資の初心者さんからのご相談です。


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静岡銀行にて積み立て購入している投資信託を今後どうすれば良いでしょうか?

2017年1月:アルタ様(女性・20代)よりのご質問

こんにちわ。自分は、まだ昨年度投資を始めたばかりの初心者です。と言っても、じつは、静岡銀行に言われるがままnisa口座を開設し、言われるがままコストの高いファンドを買ってしまっていました…。買っていたファンドは以下の通りです(両方とも月1万円の積立投信)

・日興アセットマネジメント インデックスファンド225(国内株式)
・三菱UFJ国際投信 三菱UFJ Jリートオープン(3ヵ月決算型)(国内REIT)


ですが、このサイトを含め情報を読んで、これではいけない!と思いました。確定拠出年金を始めるのを機に、SBI証券に口座を開設して、今後はそこでifreeなどのコストの低いインデックスファンドに投資していきたいと思っています。

そこで悩んでいるのが、今年の投資についてです。今年既に銀行のnisa口座で取引をしているので、10月まで口座の乗り換えができません。基本的に買うだけで、売ることは考えていないため、nisa口座のことは考えずSBI証券で取引しても問題はないと思いますが、大丈夫でしょうか(nisa口座自体は来年度乗り換えるつもりです)

また、既に買ってしまったファンドについてはこのまま銀行の口座で待ち続けて良いのか、それとも利益の出るタイミングで売ってしまった方が良いのでしょうか? 素人の質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。



 


ご回答:NISA口座を移さずとも、静岡銀行でifreeインデックスファンドが買える

現状のファンドから、直ちにifreeインデックスファンドに積み立て変更を

ご質問、ありがとうございます。

銀行に言われるがままにNISA口座での投信積立をしてしまったとの事ですが、非常に素早く間違いに気づいた点や、間違ったと言っても多くの人が買うような、心底のボッタクリレベルのファンドではないので、間違いを回避する直感が優れていらっしゃるのでしょうか。

今回のNISA口座は、確かに現状の投資信託を今後も積み立てなければならないとしたら、面倒な手続きをしてでも口座の変更が必要になりますが、静岡銀行には低コストのインデックスファンド、iFreeインデックスシリーズeMAXISインデックスシリーズの両方が有ります。

静岡銀行の投資信託のラインナップ(コスト表示)


したがって、わざわざ口座を移さずとも、積立商品の変更をするだけで、済んでしまいますね。しかも現状のファンドは積み立てごとに手数料を抜き取られますが、iFreeインデックスシリーズはインターネット利用でノーロードで利用できます。

静岡銀行で購入している高コスト投資信託を低コストに切り替え


月に合計2万円積み立てて、平均の購入手数料が1.5%ですから、毎月なにげに銀行側から300円、抜き取られている計算です。年間3600円になります。

また、信託報酬も、従来のファンドの半分以下になりますから、長期で保有すればするほど、極めて大きな運用リターンの改善につながります。

したがって、ただちに銀行に行って、インターネット利用でiFreeインデックスシリーズに切り替える手続くをした方が良いと思います。

私が三菱東京UFJ銀行に投資信託の相談に行った時も、店頭の人はインターネット利用で取引できる投資信託については全く知識がありませんでしたので、銀行なんてところはどこに行っても、「業務の範囲内」でしか何も教えてくれないのだと思います。

従来積み立てていたものは、そのままで良いと思います。わずかではありますが、去年のNISA枠を有効活用している方が良いのではないでしょうか。もちろん金額がまだ少ないので、持っているだけで目障りだと思ったら、利益が出ていても損失が出ていても、処分してすっきりした気持ちで新しい投資を始めても構いません。


NISAとiDeCoが別の口座でも、全く問題ありません

ところで、今後SBI証券でiDeCoを利用するとの事。個人型のiDeCoを利用すると、多大な節税効果を享受しながら投資できるので、極めてメリットが大きいです。

で、iDeCoとNISA口座で、金融機関が別々になっていても、全く問題ありません

それよりも、NISA口座とiDeCo口座の両方を合算した形で、アセットアロケーションを決めて頂いて、そして管理するという事が非常に大事です。

まずは全体の資産配分を考える


iDeCo口座は今後20年30年と投資することになりますので、リスクが高くても期待リターンの高い資産を配置することが肝要です。具体的には株式やリートです。

そしてそればかりだとリスクが高まるだけなので、安全資産である債券クラスは、NISA口座に配置すれば良いのではないでしょうか。(あるいは通常の証券口座を保有していたら、そこで安全資産を運用しても良い。静岡銀行を使っても構いません。)

そうなると、前項で提示した積み立てファンドは、今後再度変更が必要になるかもしれません。が、まだ少々先の事でしょうから、とりあえずは銀行に変な手数料を取られないよう、「止血措置」として、前項のような対応が必要になりますね。

今後、アセットアロケーションの決め方の具体例投資信託のリスクとリターンを具体的にチェックなどのそれぞれのQ&Aコーナーを読んでいただき、理解を深めて頂いて、ご自身にふさわしいと思えるアセットアロケーションのもとで、長期の積み立て運用をしていきましょう。

非常に大事なのは、どの商品を買うかではなく、どんなアセットアロケーションで長期運用を行うかです。投資信託を使った投資は、商品選びから入ると非常に失敗しやすくなりますので、その点は頭に入れておいてください。

なお、アセットアロケーションを組む時、100点を目指すといつになっても積み立てが始まりません。70店程度で全く問題ないので、まずは投資を行ってみて、よほど修正点があるなと感じた場合に、見直しをしてゆくスタンスで良いですね。





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