掛け捨て保険を止めて、資金を投資に回したい

掛け捨て形の保険を解約して、その資金を投資に回した方がお得なのではないかというお考えからのご質問になります。そうした方が良い場合と、そうでない場合が有ります。


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保険料で投資をしようと思い立ちました

2017年3月:HS様(男性・年代不明)よりのご質問

初めまして。平素より、投信関係の情報ツールとして貴殿ホームページを閲覧させていただいております。さて折り入って質問がございます。

先日、定期の生命保険が満期を迎えました。更新も考えたのですが、ふと 『更新後の保険料もアップするし、掛け捨ての宿命ゆえ、支払った金額は戻らない。』ならば 『更新は止め、保険料で投資してみよう』と思い立った次第です。そこで

1.バランス型投信の購入
2.自身でポートフォリオを組み購入



のどちらにすべきか、迷っております。加えまして、当方、SBI証券にて口座開設済みでございます。堀田様なら、どのような運用を目指しますか? よきアドバイスを頂戴出来ますと、幸いでございます。ちなみに 予算は 1500円/月 です。



 


ご回答:保険解約よりも、家計全体の見直しが必要では?

普段から弊サイトをご覧いただきまして、ありがとうございます。頂いたご質問の件、まず、掛け捨ての生命保険については、ご家族構成やら年齢やら、詳細が分からないと、なんともお答えのしようが有りません。

保険と投資


私個人は、生命保険よりも貯金をして、病気になって治療費が必要になったとしても貯金から支払ったほうが断然マシだと思っております。高額の医療費は、後から大半のお金が戻ってきますしね。

しかし、もしもHS様に奥様がいらっしゃったら、「それはとても不安」などとおっしゃるかもしれませんし、HS様がまさかのシングルファザーだとしたら、医療保険だけでなく、死亡保険も入っておいた方が良いと思います。

また、人間個体差が有って、ご家族で特定の病気になりやすい人が多かったり、ご自身が明らかに病弱だなと感じる場合も、医療保険に入っておいた方が良いと思います。

さて、そんな医療保険を止めて、今後投資に資金を回すとのお考えですが、金額の問題がまず第一にあると思います。というのも、月に1500円と言うのは非常に少ないですから、もしもこの金額で投資をし続けても、大してお金は貯まりません

年代が記載されていないため、今後どの程度の積立期間を確保できるのか分かりませんが、仮に20年積み立てたとして、36万円にしかなりません。年利5%の複利で回して、60万円になります(複利効果の凄さは分かりますが)。

したがって、今一番考えなくてはならない事は、掛け捨ての保険を見直すことにとどめるのではなく、収入と支出全般を見直し、少なくとも投資金額を今の10倍くらいまで引き上げることをすべきだと考えます。

もちろん、それと同程度の貯金も必要ですから、月に3万円ほどは貯蓄と投資に充てるお金をねん出する、という事になります。これならば、貯蓄で360万円、投資で600万円(5%複利)の、合計1000万円近くのお金を資産にできます。

このような数字が出来上がる家庭にとって、医療保険はもはや不要となります。

月に1500円しか投資に回せないようであれば、貯蓄も心もとない状況でしょうから、それであれば医療保険は無駄ではなくてじゅうぶんなリスクヘッジですから、むしろ解約しない方が良いのではないかと思います。

なお、もしも投資をするとしても、アセットアロケーションについては、しっかりと考えましょう。バランス型投信の購入と自身でポートフォリオを組んで購入するのは、どちらが良いかではありません。

「ご自身でポートフォリオを組んだら既存のバランス型ファンドのポートフォリオが似通っていた」、となればバランス型ファンドでも良いでしょう。

今回はそれに加えて、月に1500円と極めて少額になり、ご自身で複数の投資信託を組み合わせてポートフォリオを組むことはできません。したがって、アセットアロケーションをしっかり考えながらも、バランス型ファンドを購入することになります。





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