30代・子供なし夫婦の投資の実例と今後の方針について

既に2011年から積み立て投資をして、きちんとした実績も出している人から、今後の積立投資の方針に関しての相談がありました。やはり時間を味方につけた人は強いですね。


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今までの積立継続か、NISA口座を活用するか悩みます

2017年3月:nekoneko様(男性・30代)よりのご質問

30代子供なし夫婦の夫です。独身だった2011年頃からSBI証券で投信積立を継続しています。途中積み立てられなかった期間や現金化したこともありましたが、始めたタイミングが良かったこともあり下記のような成績を出せています。(カッコ内は管理人追記)

三菱eMAXIS国内債券:損益5.86% (信託報酬0.40%
ニッセイ日経225:損益65.75% (信託報酬0.25%
三井住友T外国株インデックスe:損益67.5% (信託報酬0.50%
三井住友T外国債インデックスe:損益-3.85% (信託報酬0.50%
三井住友T世界経済:損益29.25% (信託報酬0.50%


評価額は5つの投信合わせて約190万円、損益は36.69%です。一昨年結婚し、定期預金に回していた妻の給与の一部を積み立て投資に回そうと考えているのですが、投資先で迷っています。選択肢としては

①今続けている投信の積立額を増資する(現在は各投信に毎月2000円ずつ積み立て、家計をほぼ私の給与で賄っているため独身時代より積立額を減らしています。)

②新たに妻名義でNISA口座を開設し投信積立を始める


それなりの積立額があり、インデックス投資としてはかなりいいと思われる成績を出せている投信を増額するべきなのか、NISAの非課税メリットを生かすべきなのか判断できずに困っています。

新たに積立に使える予算は毎月5万円の予定です。10年以上の超長期積立を予定しています。 確定拠出年金は夫婦ともに全額枠積み立てています。(夫 SBI証券23000円、妻 楽天証券12000円) ご相談に乗っていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。



 


ご回答:2018年から始まる積み立てNISAの活用の検討を

nekoneko様、2011年から積み立てを開始されて、きっちりと成果を出しておられて、素晴らしいと思います。確定拠出年金も活用されており、通常の積立投資に節税効果までプラスアルファされますから、将来が大いに楽しみですね!

30代の子供なし夫婦


今回のご質問にあたり、まず1点だけ、懸念と申しますか、気になる点を最初に記します。それは、アセットアロケーションをきちんと整理整頓しているかどうかです。

世界経済インデックスファンドに投資して、それ以外でも個別のファンドを保有していて、それらの合算として、アセットアロケーションを見ていらっしゃるでしょうか。確定拠出年金部分も、合算する必要があります。

その上で、そのアセットアロケーションのリスクがおおよそどのくらいになるのかを知っておくと、将来絶対必ずやって来る大暴落の時に慌てふためくことがかなり少なくなって、嵐を乗り越えてさらに資産を増やしていけるようになります。

さてご質問の件ですが、投資の利益をNISAの終了時点で確定させる必要があるならば、NISAの利用が良いですよね。

しかし、インデックス投資にNISAは必要な制度なのか?に書いたように、NISAを使うのだとしたら利確を強く意識する必要があり、それを面倒だと感じるのであれば、NISAのような中途半端な制度は使わなくてもどちらでも良いと考えます。

2018年から積み立てNISAの新制度が出来て、こちらは投資期間が20年となり、インデックス投資における強力な武器になります。これは私も存分に使わせてもらう予定にしています。

10年以上の長期に渡って積み立て投資をするならば、来年開始される積み立てNISAの活用をしつつ、それを上回る金額は通常の証券口座で良いのではないでしょうか。もちろんそれが開始されるまでの間は、通常の証券口座を活用します。

(確定拠出年金やNISAの比較表をモーニングスターのiDeCoセミナー出席体験談に掲載していますので、目を通してみて下さい。今のNISAと積み立てNISAは、併用ができない見通しなので、余計に現状のNISAの利用は見送っても良いです。)

ところでお悩みの部分で、「かなりいいと思われる成績を出せている投信を増額するべきなのか」と書いていらっしゃいますが、この部分は誤りです。投資信託はインデックスファンドですから、同じ資産クラスの別の投資信託を買っても、運用成績はほぼ同じ結果になります。

「ほぼ」と書いたのは、より低コストであればその分だけ投資家のリターンが増える可能性が高く、だとしたらnekoneko様は、現在積み立てているファンドを今後も継続して積み立てると、最近登場した超低コストインデックスファンドを使う人よりもリターンが悪くなる可能性が高いです。微差ではありますが。したがって、

・国内債券クラス:eMAXIS Slim 国内債券インデックス(信託報酬0.14%
・国内株式:<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド(同0.18%
・外国株式クラス:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(同0.2%
・外国債券クラス:eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(同0.17%


のそれぞれのファンドに切り替えて、コスト差の分だけリターンを高めましょう。めんどくさくなければ、世界経済インデックスファンドの資産クラスごとに個別に超低コストインデックスファンドを買えば、存分までコストの恩恵を受けられますね。

あ、今まで積み立てたファンドは、売却してしまうと2割以上の税金をガッツリと持っていかれて投資効率を著しく落としますので、そのままにしておきます。もしも一部を現金化する必要に迫られた時は、それらを現金化しましょう。

(旧積み立て商品で利益が出ていて、新積み立て商品でマイナスが出ているのであれば、利益が出ている部分を利確すると税金を持っていかれるので、新しい方を売ると良いです。)

今後も従来同様、時間を味方につけて世界経済の成長を信頼すれば、一時的な暴落で元本割れになる事も有るでしょうが、将来ほぼほぼ必ず、大きな利益を手にする事ができるでしょう。nekoneko様の投資が、更なる成功を収める事を願っています。





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