30代・独身女性の資産運用の計画を、実例を持って公開

一念発起して30代のこれから、将来に向けての資産形成をしてゆこうと決意した、現時点で独身の女性の方からのご相談になります。実に立派で驚きました。


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商品選定や資産配分、将来設計など、これで良いでしょうか?

2017年3月:marco3様(女性・30代)よりのご質問

こんにちは。投資信託初心者です。今年に入って、iDECOという存在を知り、ついでにNISAの存在を知りました。

今までお金に対して無頓着で、あれば使う、なければ働くというある意味老後を心配しないキリギリスのような生活でしたが、リアルに老後のことを考えるきっかけになり、お金を貯めていこうと思ってます。




手元に400万円ほどあり、

①100万円は単なる貯金

②240万円をNISAで2017年・2018年に各120万ずつを毎月10万円ずつ積み立て購入
楽天証券にて現在口座手続き中)
⇒この2年分はロールオーバーというものを想定
⇒2019年以降は積立NISAの枠をMAXに利用して毎月33000円の積み立てを予定

③50万円はすでに「楽ラップ」に投信済
④iDECOはMAX額23000円を利用予定(楽天証券のiDECO口座手続き中)


ここで ②NISA ④iDECO の内訳についてどうしたものかと悩んでます。④iDECOに関しては

(1)セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド⇒20000円
(2)セゾン資産形成の達人ファンド⇒3000円


②NISAに関しては(100000円/月)

(3)世界経済インデックスファンド(株式シフト型)⇒40000円
(4)iFree 8資産バランス⇒60000円


【地域】 ①先進国:53.6% ②日本:34.2% ③新興国:12.2%
【資産】 ①株式:43.2% ②債券:49.6% ③REIT:7.2%
【その他】 ・コスト:0.56% ・リスク:11.71% ・リターン:5.13%

楽ラップのコスト部分がいまいち分からずコスト0.59%にての算出結果です。


色々と投信についても調べましたが、はっきり言ってどれをどのように選べばいいのか?金額の配分も分かりません。年に一度のバランス調整も面倒な感じもするので、バランス型のものがいいかな?と思っての商品選定です。

私のような独身女性の投信初心者で今から老後の資金をそれなりに作ろうと思った時、50歳くらいまでは株式に配分を多めにし、50歳以降には株式:債券を半分半分にしたら?とざっくり思ってます。この配分がすごく私には難しいです。

NISAについては今後2年間は手持ちの資金で積立をし、iDECOは毎月の給与からの支出をし、プラス5万円位は貯蓄できる予定です。2年以降は、毎月の給与からNISA:33000円、iDECO:23000円の積立投信をし、プラス2~3万円位は貯蓄はできるかと思います。

商品選定も然り、配分も将来設計に関してのiDECOとNISAの活用について、アドバイスがあったら教えてほしいです。情報がたくさんあって頭が整理できず、理解も乏しく困ってます。



 


ご回答:よくぞここまでたどり着きました!基本的に問題ありませんが、更に。

marco3様、投資の初心者にもかかわらず、ここまできっちりと計画を立てて、凄いと思いますよ。私の最初の頃とは、大違いです。

4本のバランス型ファンドを購入する場合、それぞれのファンドの資産配分を確認して、アセットアロケーションのツールにそれを入れ込んでやらねばならないので、けっこうめんどくさかったと思います。よくやりましたね。

というかそこまで面倒な事をやれるのならば、当サイトでおススメする超低コストインデックスファンドをバラで買って、アセットアロケーションを自分で組み立てた方がはるかに楽ちんのような気がします。

この場合、日本株(TOPIX)、先進国株、国内債券、先進国債券、そして新興国株式の5つの資産クラスだけで十分に分散されたアセットアロケーションを組み立てられます。

なにせたった5つのファンドを選ぶだけですから、4本のバランス型ファンドをひっくり返して中身を確認するより、よほど楽だと思います。試しに一度、それでやってみてはいかがでしょうか。リートなどはほとんど株と同じ値動きなので、入れなくても構いません。

バランス調整も、考えているよりはるかに楽です。なにせ証券口座にログインして、想定より比率の減った資産を増額して、増えた資産を減額して積み立てれば良いのですから。そして年1回が面倒なら、3年に1回だったり5年に1回でも構いません。

marco3様が今回算出したリスクとリターンに近づけて、私のほうで資産配分を考えてみたのが、下の組み合わせです。


日本株式(iDeCo):三井住友・DC日本株式インデックスファンドS(23000円)
先進国株(NISA):eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(30000円)
新興国株(NISA):iFree 新興国株式インデックス(10000円)
国内債券(NISA):eMAXIS Slim 国内債券インデックス(40000円)
先進国債券(NISA):eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(20000円)

30代、独身女性の資産運用のアセットアロケーション


リターンがほぼ同一で、リスクが減少したので、我ながら上手く行ったと思います・笑。これは安全資産の国内債券の比率を高めているためです。このため、日本への投資比率が約半分となっています。

ただし投資の「本丸」である株式部分については、日本株への投資比率は20%未満であり、バランス的にもちょうど良い塩梅だと思います。コスト的にも、最良の選択になっています。

なお、日本株のみiDeCo口座を活用します。これによってiDeCoとNISAで投資信託が入り乱れることを避けることができ、より分かりやすさが際立つとともに、のちのちのリバランスや、老後に向けての資産配分の変更もやりやすくなると思います。

あ、リスクとリターンの数字については、投資信託のリスクとリターンを具体的にチェックの部分を読んで頂いて、自分にとって暴落を乗り越えられるものなのか、イメージしてみて下さいね。これで恐怖感が大きいようなら、もっとリスクを減らすことを考えます。

リバランスについては、上記の資産配分の比率以上に利益が出たファンドを売って、利益が少ない、あるいは損失が出ているファンドを買い付けるだけです。1回やると、「あれ?こんなに簡単なの?」と拍子抜けしますから、試してみて下さい、将来的に。

老後に向けた比率調整も、簡単にできます。単純にリスクの高いものを止めて安全資産を増やすだけですから、例えば40代半ばに新興国株の積立を中止してその分を全売却して、安全資産の国内債券を買い付けます。

50代になったら次に日本株の半分と外国株の半分を売って、その分で国内債券を買い付けます。これだけで、安全資産の比率が高まりますから、難しくありません。




しかしながら、老後は「死なないで長生きするリスク」も有ります。50代からさらに30年もの長期間、かなり多くの人が生き延びてしまいます。という事は、50歳で株と債券の比率を半々にするのは、少し時期が早いかもしれませんね。60歳くらいでも良いかもしれません。

現状でも株と債券の比率はほぼ半々ですから、このままで60歳くらいまででも大丈夫ではないでしょうか?

もしも今現在、株の比率を高めたい場合は、上記に対して国内債券の比率を下げて、先進国株と新興国株の比率を上げると良いでしょう。株が6割で債券が4割くらいが、ちょうど良い感じになると思います。

上記、楽ラップの50万円の中身については不明なので、カウントしていません。厳密にはその中身もツールに加えねばなりませんが、50万くらいならばそんな面倒な事はせずに、楽ラップの50万円は永久に固定したままにして、それとは別カウントで新たに積み立てすれば良いでしょう。

もしもこれでまだ不明な点があれば、また何かご質問ください。marco3様も、今のタイミングで投資の必要性に気が付いて、本当に良かったと思います。50台後半とかでお金がない状態だと、マジメに人生アウトになりますからね。成功をお祈りしています!

そうそう、初心者の方には考えたくも無いような「相場の大暴落」も必ずやってきます。その時に慌てて投資から逃げ出すと、多大な損失だけが残ります。相場の暴落があって焦っても、それは逆に資産を作るチャンスですから、絶対に投資は続けるようにして下さいね。





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