転職先の証券会社にて、証券口座を使えない場合の投資について

証券会社に転職した人からのご質問が参りました。そのようなケースは、ちょっと、レアなことかもしれませんね。いちおう、回答できる部分でお答えします。

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証券会社の従業員として、どのような投資が可能でしょうか?

2017年6月:空野 彼方様(女性・年代不明)からのご質問

転職した先が証券会社でした。ですので他社に口座を開くことができません。諸経費の節約の為には、投資信託の売買はネット証券でで行うのが良いのでしょうが、銀行のネットでしか行えません。(自分の会社に相談すれば方法はあると思いますが、それはやりたくありません)

①証券会社の社員はプライベートではどのような投資を行えるのでしょうか。
②以下、具体的なことですが 私の希望は、毎月分配型の投資信託です。





飛びつきたくなるような分配金を出しているものは例外なく基準価格が下降すると思うので、過剰な分配金を出さないものをと調べたところ、 ETF上場インデックスファンド海外債券・毎月分配型 というものがそれに当てはまりそうなのです。

それはメガバンクの口座で、取引されているのでしょうか。そうでないとすれば、証券会社以外で他に方法がありますでしょうか。

また、MUFGフィデリティ退職金活用ファンド(安定型)というのは、退職金限定ですか? こちらを銀行(ネット)で取引することの メリット デメリットと思われることを教えて頂けますでしょうか? 色々と申し訳ございませんが、よろしくお願い致します。



 


ご回答:確認が必要だが、やりようはあると思います

本当に証券会社がNGなのか、確認したほうが良い

まず最初のご質問です。証券会社の従業員がどのように投資ができるのか、私には分かりかねます。証券会社を使う事はできないとの事で、それは自社の証券口座も含めての事なのでしょうか? そのくらいは会社に確認しても何ら問題なさそうだし、あるいは就業規則のようなものを見れば、書いてあるのではないでしょうか? 

会社に相談したくないとの事ですが、何に投資するのかなどの具体的な内容を相談するわけでもなく、単に口座の開設の問題なのですから、会社に直接聞くのが最善・最適・最速だと思います




また、証券会社の従業員と言えども、(今まで私が取材やセミナーなどで接してきた人たちに限定となりますが)、決して何か高度な売買などをやっている訳ではなく、むしろその辺のごく普通の一般の人がやるような投資とほとんど同じです。

ですので、他の人が何をやっているのかではなくて、ご自身の知識レベルや心地よさそうだと感じるところで、投資をなさると良いと思います。


分配型のETFは魅力的だが、今回は対象外

毎月分配型投資信託については、姉妹サイトを運営していますので、そちらをご覧ください。

参考サイト投資信託の分配金に騙されるな


分配金の認識に関しては、空野彼方様のおっしゃる通りです。過剰な分配を出すものは絶対にダメで、私も該当のETFを活用しています(実際には私の妻が保有)。

参考「分配金の出るETF」利用で、一生涯、分配金を得る(更新予定)
参考我が家のETFの保有実績(2017年2月時点)


ただし、ETFは投資信託とは言っても「上場投資信託」ですから、証券口座で売買するものです。銀行では取り扱いはありませんので、それらを空野彼方様が買う事はできません。

もしも証券会社を使っても良いという事であれば、この部分での選択肢が広がる訳ですから、やはり会社側に確認したほうが良いでしょうね。


普通の投資信託でも、特に問題がある訳ではないです

通常の分配型の投資信託で過剰分配にならないものが有ればよいのですが、残念ながらそのようなものは存在しません。しかし考えてみると、これは実に簡単に、誰でもクリアできるもので、大した問題ではありません。

分配金が出るといっても、所詮は分配金に相当する部分を運用者が「解約」している訳で、(通常はその解約が過剰になっている)、それを運用会社がやるのか、あるいは自分がやるのか、ただそれだけなのです。

したがって、分配金再投資型のファンドを購入して、ご自身が必要だと思った範囲内で(もちろん配当利回りか年間のトータルリターンの範囲内であることが望ましい)、適度に解約してやれば良いだけです。

あらゆる投資信託は、それが可能です。MUFGフィデリティ退職金活用ファンド(安定型)についても、本来誰でもできるような事をさもこのファンドだけができるかのように販売資料に記載されておりますが、他のファンドもできます。

MUFGフィデリティ退職金活用ファンドは、安定成長型と成長型については2%の販売手数料がかかって言語道断ですが、安定型はノーロードであり、無手数料なのが良いですね。

(退職者限定ではなく、ごく普通に購入できる投資信託です。それは投資信託の目論見書を見ても分かりますし、三菱東京UFJ銀行の当該ファンドのページを見ても判断付くと思います。証券会社に転職したのならば、最低限そのあたりの確認はご自身でやるようにしましょう。)

ただし信託報酬が0.96%と高いので、MUFGフィデリティ退職金活用ファンドと同様に国内債券の割合の高い、他のバランス型の低コストの投資信託を選んだほうが良いでしょう。

MUFGフィデリティ退職金活用ファンド(安定型)の資産配分


ある程度高い利回りを目指すならば価格の変動を受け入れ、株式の割合が高いものを選ぶと良いですね。利回りが高くても、価格変動が大きいとストレスを感じる場合は、ご自身のリスク許容度が低いことの現れですので、無理をしてはなりません。

ご自身で都度解約しながら運用を行う場合は、ファンド数が多いと、面倒くさいですよね。この場合は、やはりバランス型ファンドを使うのが便利だと思います。

ネット証券が使えるならば、信託報酬0.22%と極限まで低コストで、一定程度の利回りも期待できる(その分リスクは高くなりますよ)、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)なども購入することができます。

ご自身で解約することでも良いですし、SBI証券の投資信託定期売却サービスを使えば、ご自身があらかじめ設定した一定額を、毎月自動解約することができます。あらゆるファンドを自作の毎月分配型投資信託にしてしまう事ができるので、証券会社を使えると良いのですが。

証券会社の従業員は、株取引はかなりの制限がかかるのですが、投資信託ならば大丈夫のはずです。本当に自社以外の口座開設がNGなのか、やはりよく確認したほうが良いでしょう。





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