会社の確定拠出年金での、投資信託のアセットアロケーション

今回のご質問、もしかしたら同じような立場の人がたくさんいらっしゃるかもしれません。会社に制度が導入されたとして、どの投資信託を選んでよいのか、サッパリ分かりませんよね。

投資信託の選び方は、最初の段階だけ難しいのです。しかしそれを超えると簡単すぎて拍子抜けするほどになりますので、その一線を超えて頂きたいなと思います。


投資信託質問コーナーへ
ご質問等は、コチラのお問い合わせフォームをご利用ください



 


企業型確定拠出年金での投資信託選びについて

2017年11月:ユリ様(女性・30~40代)からのご連絡

堀田さま こんにちわ。みずほ信託銀行の企業型確定拠出年金の詳細な解説、ありがとうございます。大変参考になりました。ラインナップもなかなか良いということで、まずはほっとしており ます! 以下、ご相談になるのですが可能であればご返答いただけると幸いです。

昨年秋、夫の会社でDC制度が導入されました。夫婦とも全く知識のない状態でして「投資のソムリエ」 一本でスタート。「安定的な成長(=大きなリスクは取れないが少しは殖やしたいという心理に一致)」だとか。

堀田さまのサイトにあるように、ファンド名の耳ざわりのよさに惹かれ。。信託報酬など、気にするどころか見てもいませんでした。その後、自分でも多少勉強し

≪長期投資はコストを抑えることが大切≫
≪インデックスファンドより好成績のアクティブファンドは少ない ≫


ということを知り、 今年の夏ごろ購入ファンドの変更を考え始めました。

・インデックスファンドの中から選ぶ
・株式をある程度組み込む
・信託報酬の低いものにする


という3点から 「マイブレンド50」を70%、「野村新興国株式インデックス」を30%に変更し、現在もそのまま積み立てています。

新興国株式インデックスは、信託報酬は低くないのですがマイブレンドに新興国が入っていなかったので「持ってたほうが良いかな?」というのと、「ソムリエと比べたら、信託報酬断然低いからOK!」という考えでし た。すごくざっくりです(恥)




ここでやっとご相談の本題です。堀田さまの解説を拝見し、再度ファンドの変更を考えております。現時点での私の考えです。

・リバランスは面倒ではありませんが、うまくできる自信はありま せん。
・夫が現在40歳。50歳まではリスク資産で運用し、50歳以降はリスクを段階的に抑える配分に変更したい。
・リスク許容度は5が最大とすると、感覚的には3.5くらいでしょうか。(年齢とともに3.5→3→2.5と減っていくイメージ)
・まだスタートして一年ですので、今までの積み立て分はあまり気にしていません。



ここから再スタートの気持ちです。解説を拝見して、自分なりに考えたのは

1.今積み立てている「マイブレンド50」を軸にし 「みずほ信託銀行 外国株式インデックス」と「みずほ信託銀行 外国債券インデックス」を追加する
2.「みずほ信託銀行 国内株式インデックス」 「みずほ信託銀行 国内債券インデックス」 「みずほ信託銀行 外国株式インデックス」 「みずほ信託銀行 外国債券インデックス」の4本に変更する。


リバランスに自信が無いようでしたら、1が無難でしょうか。「投資のソムリエ」はスイッチングしようと考えていますが 「野村新興国株式インデックス」は今後どうするのか迷っています。続ける価値があるのか、スイッチングするべきなのか。。このままただ持ち続けるのは、あまり意味がありませんよね?(まだ一万円にも満たない額です)

また、ひふみより成績が良いと書かれていた「MHAM日本成長株ファンド<DC年金>」も気になります。配分低めで5年くらい試してみたいな、と思ったのですが、今が良い成績だからといって手を出すのはやはり危険でしょうか。

このように考えておりますが、ファンド選択にアドバイスいただけたら幸いです。素人考えなのでお恥ずかしいですが、辛口で結構です。

なお、不要な情報かもしれませんが 夏ごろより私(妻)名義でセゾンのグローバルバランスファンドひふみプラスの積み立てをしております。(どちらも定期預金にしていた余裕資金を少しずつ移行させている形です)長々と申し訳ありません。ご多用のところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願い致します。。



ご回答:まだまだ、投資信託の買い方が滅茶苦茶です

ユリさま、ご主人の会社で企業型DCの制度が始まったのをきっかけに、資産運用をしてみようと考えられたのですね。投資信託はとっつきにくい商品なので、「悪戦苦闘しながらここまで来られたんだな」、という感じがお便りから滲み出ているようです。

ただ、今回のご質問を拝見しておりますと、何となく理解されてきているようで、まだけっこう滅茶苦茶なファンド選びとなっています。直近で頂いたご質問ページ、何となく適当に決めたアセットアロケーションの事例とかなり重なります。

今のような選び方をしていると、ひたすら他人が「良い」と言ったものを買うスタンスになって、「投資のカモにされる人」から脱却できません。

リバランスに自信が無いと書いておられますが、そもそも自分なりの資産配分が決まっていないのですから、ユリ様であっても私であっても、リバランスする事などできません。

従って今回のご質問は、上記のリンク先ページを読んで頂いたうえで、次に(上記ページでも指示申し上げておりますが)、アセットアロケーションとは銘柄選びではないを読んで頂き、さらに必読ページとしてアセットアロケーションの決め方の具体例のページをお読み頂くという事で、回答に代えさせていただきます。

なぜそんなめんどくさい事をやる必要があるのかと言えば、投資信託のリスクとリターンを具体的にチェックしておかないと、将来必ずやって来る大暴落の相場の時に、絶対に「こんな資産運用をするんじゃなかった」と後悔するからです。(これも同じ事を書いておりますが)

これらが理解できると、質問の内容が恐らく変わって来るかと思いますので、まずは投資の入り口をしっかりとしていただければと思います。

なお、50歳まではリスク資産が多めで、その後少なくしていきたいというのは、それはOKです。ただし、アセットアロケーションの考え方ができていないと、それも絵に描いた餅になってしまうかもしれませんので、しっかりと勉強をしてからにしましょう。

アセットアロケーションをようやく構築するに至った人のご質問と回答を、例として以下に記します。一般の証券口座だけでなく、iDeCo(確定拠出年金)やつみたてNISAも含めて、しっかりとアセットアロケーションが出来上がりましたので、どうぞ参考にしてください。

参考つみたてNISAやiDeCoを含むアセットアロケーションの事例



ユリ様からお返事を頂きました(^^♪


こんにちは。ご回答ありがとうございます。まとまった時間が取れず、リンク先のページをまだざっとしか読め ていないのですが、それだけでも、いかに基本がなっていないかに気づきました。

お察しかとは思いますが、現在保有している資産クラスの割合を把 握できておりませんし、 その割合によりどの程度のリターンとリスクがあるのか、そもそも自分たちはどの程度のリターンを求め、どこまでの暴落に耐えられるのか その根本のところに考えが至っておりませんでした。

「アセットアロケーション」という言葉の意味を一応は知っていた ものの、自分たちの運用に落とし込んでいなかったので、それでは全く意味 がありませんね。

前回のご相談で「リバランスに自信がない」と書かせていただきましたが、アセットアロケーションが出来ていないのですから、リバランスも 何もないのですよね。。

逆に、アセットアロケーションがきちんと出来ていれば リバランスもさほど難しくはないのかな?と思い始めました。

DCが始まったことや、貯蓄だけでは将来困るという情報から とりあえずやってみよう!習うより慣れよ、の気持ちで投資を始めてしまいました。

DCもそれ以外で保有しているファンドも、現時点でたまたまプラ スになっているので減る可能性を含んでいることは理解していてもどこか楽観的に考え ており、殖やす方面にばかり考えが傾いていました。

リターンを求めるには、暴落時に経済的にも精神的にも耐えうる状況でなくてはならないのですね。実は、教育資金に目処がたってきまして、今後は預金に加え、リスク資産でも運用をしたいと考えておりまし た。

今回ご教授いただいていなければ、確実にまためちゃくちゃな運用方法をしていたと思います。ご相談させていただいてよかったと、心より感謝しております。

スタートは失敗してしまいましたが、始めたからこその失敗であると前向きに捉え、ここでしっかり勉強し、まずは 我が家に合ったアセットアロケーションを考えてみます。

リンク記事も再度しっかりと読ませさせていただき、今後の運用方法を考えたいと思います。 リンク記事で紹介されていたおすすめの本も早速購入しました! このたびはありがとうございました。






★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る